1.インストール後の再起動でエラーが表示されました。
エラーメッセージ
SWServerServiceの起動に失敗しました。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 |
◆ 原因
データベースを構築していないため、サービスの開始でエラーとなりました。
【対処方法】
データベースを構築し、サービスを開始してください。
2.管理サーバ/統合管理サーバインストール時にIISのエラーが表示されました。
エラーメッセージ
[I121-ERR014] IIS(Internet Information Services)のDefaultAppPoolのアイドルタイムアウトの設定に失敗しました。トラブルシューティングに従ってIISの設定を行ってください。 [I121-ERR015] IIS(Internet Information Services)のISAPI拡張モジュールの登録が一つ以上失敗しました。トラブルシューティングに従ってIISの設定を行ってください。 [I121-ERR016] IIS(Internet Information Services)のハンドラマッピングの設定に失敗しました。トラブルシューティングに従ってIISの設定を行ってください。 [I121-ERR017] IIS(Internet Information Services)の32bit互換モードを有効にすることができませんでした。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 |
◆ 原因
IISの設定時にエラーが発生しました。
【対処方法】
それぞれのエラーメッセージに対応した対処を実施してください。
[I121-ERR014]の場合
IIS6.0の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。
ツリービューで、[PC名]-[アプリケーションプール]-[DefaultAppPool]を選択し、右クリックで[プロパティ]を選択します。
→[DefaultAppPoolのプロパティ]画面が表示されます。
[パフォーマンス]タブを選択し、[アイドルなワーカープロセスの開放までの待ち時間(分)]のチェックを外します。
[適用]ボタンをクリックするか、[OK]ボタンをクリックして終了します。
[I121-ERR015]の場合の設定を行ってください。
IIS7.0/7.5の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー]画面の左側のツリーで、[マシン名]-[アプリケーションプール]を選択し、右側で[DefaultAppPool]を右クリックして[詳細設定]を選択します。
[アイドル状態のタイムアウト(分)]に「0」を指定します。
[OK]ボタンをクリックして終了します。
[I121-ERR015]の場合の設定を行ってください。
[I121-ERR015]の場合
IIS6.0の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。
ツリービューで、[PC名]-[Webサービス拡張]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面内に、[Webサービス拡張]が表示されます。
Webサービス拡張に「DTK」が存在する場合は「DTK」を削除してください。
[新しいWebサービス拡張を追加]をクリックします。
→[新しいWebサービス拡張]画面が表示されます。
[拡張名]に“DTK”を入力します。
[追加]ボタンをクリックします。
→[ファイルの追加]画面が表示されます。
[参照]ボタンをクリックし、[ファイルを開く]画面で以下のファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
[IISのインストールフォルダ]\Scripts\DTK\F3JM1TOP.dll
(上記のドライブ名、ディレクトリ名は例であり、お客様環境に合わせてご対応をお願い致します。)
[OK]ボタンをクリックします。
以降、同じフォルダ内([IISのインストールフォルダ]\Scripts\DTK)の拡張子がdllのすべてのファイルについて、“手順6.~手順8.”を繰り返します。
すべてのファイルについて設定が完了したら、[拡張の状態を許可済みに設定する]のチェックボックスをチェックします。
[OK]ボタンをクリックします。
→[Webサービス拡張]に「DTK」が作成され、[状態]が[許可]になります。
[I121-ERR017]の場合の設定を行ってください。
IIS7.0/7.5の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面の左側のツリーで、[マシン名]を選択し、右側で[ISAPIおよびCGIの制限]アイコンをダブルクリックします。
[ISAPIおよびCGIの制限]で、右クリックして[機能設定の編集]を選択します。
[ISAPIまたはCGIの制限の追加]画面で、[IISホームディレクトリ\Scripts\DTK]配下にある、拡張子がdllのすべてのファイルを登録します。この時、[説明]に"DTK"と入力します。また[拡張パスの実行を許可する]のチェックボックスをチェックします。
→[ISAPIおよびCGIの制限]に、登録された内容が表示されます。
[I122-ERR016]の場合の設定を行ってください。
[I121-ERR016]の場合
IIS7.0/7.5の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面の左側のツリーで、[マシン名]-[サイト]-[Default Web Site]-[Scripts]-[DTK]を選択し、右側で[ハンドラマッピング]のアイコンをダブルクリックします。
ISAPI-dllが無効になっている場合は、ISAPI-dllを右クリックして[機能のアクセス許可の編集]を選択します。
[機能のアクセス許可の編集]画面で、[読み取り][スクリプト][実行]のすべてをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
[I121-ERR017]の場合の設定を行ってください。
[I121-ERR017]の場合
IIS6.0の場合(Windows Server® 2003 x64 Editionの場合)
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。
Windowsの[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]に“cmd”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→コマンドライン画面が表示されます。
コマンドライン画面から、以下のコマンドを実行します。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScript\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1
%SYSTEMDRIVE%:OSをインストールしているドライブ(例:C:)
初めて実行する場合には警告ダイアログが出力される場合がありますが、[OK]を選択してください。
注意
64ビット環境での注意点について
本設定を行った場合、IISで64ビットのアプリケーションを利用することはできなくなります。
64ビットモードに戻す場合は、以下のように設定してください。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScript\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0
64ビット環境では、[WEBサイトのプロパティ]-[サービス]-[プロセス分離モード]で「IIS5.0プロセス分離モードでWWWサービスを実行する」にチェックを付けないでください。WEBコンソールが動作しなくなります。
IIS7.0/7.5の場合(Windows Server® 2008 64ビット版/Windows Server® 2008 R2の場合)
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー]画面の左側のツリーで、[マシン名]-[アプリケーションプール]を選択し、右側で[DefaultAppPool]を右クリックして[詳細設定]を選択します。
[32ビットアプリケーションの有効化]を[True]にして[OK]ボタンをクリックします。
本設定を行った場合、IISで64ビットアプリケーションを利用することはできなくなります。
64ビットモードに戻す場合は[False]に戻してください。
3.管理サーバ/統合管理サーバインストール時に「フォルダの作成に失敗しました。」のエラーが表示されました。
エラーメッセージ
[I101-ERR007] %sフォルダの作成に失敗しました。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 |
◆ 原因
フォルダの作成に失敗しています。
【対処方法】
表示されたフォルダ名に合わせて対処を行ってください。
各フォルダ共通で確認すること
ディスク容量が不足していないか。
該当ディスクが書き込み禁止になっていないか。
同名のフォルダが存在しないか。
出力されるフォルダ名とフォルダパスの確認方法について
WEB版ログビューア
デフォルトパス:C:\inetpub\wwwroot
確認方法:以下の手順で確認できます。
IIS6.0の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
→[インターネットインフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。
ツリービューで、[PC名]-[WEBサイト]-[既定のWEBサイト]を選択します。
[プロパティ]-[ホームディレクトリ]タブ-[ローカルパス]に表示されているパスになります。
IIS7.0以降の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー]画面の左側のツリーで、[PC名]-[サイト]-[DefaultWebSite]を選択します。
右の「操作」ウィンドウから[Webサイトの管理]-[詳細設定]をクリックします。
[全般]-[物理パス]に表示されているパスになります。
また、IISの設定が不十分である可能性があります。
“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“IISのインストールの設定”を参照して、IISの設定を再度確認してください。
なお、本エラーが発生した場合、上記設定の後に再度インストールを行ってもエラーが継続する場合があります。
そのため、以下のレジストリサブキーが残っている場合には削除してから再インストールを行ってください。
※管理コンソールをインストールしている場合は先にアンインストールが必要になります。
64ビットOSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\WOW6432NODE\SOFTWARE\Fujitsu\FSW01Device
32ビットOSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\FSW01Device
バックアップコマンド格納フォルダ
デフォルトパス:C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand
確認方法:管理サーバインストール時の[インストール先の選択]時に選択したインストール先\DB\BackupCommand になります。
DB環境構築・削除ツール格納フォルダ
デフォルトパス:C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\DBEnv
確認方法:管理サーバインストール時の[インストール先の選択]時に選択したインストール先\DB\ DBEnvになります。
ログアナライザ格納フォルダ
デフォルトパス:C:\inetpub\Scripts\DTK\Log\LA
確認方法:「WEB版ログビューア」の確認方法と同じです。
更新モジュール格納フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\UpdateModule
確認方法:初期値は上記固定です。
付帯データ格納フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\ScreenCapture
確認方法:初期値は上記固定です。
トレースログ格納フォルダ
デフォルトパス:
Windows Server 2003 R2以前のOS
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper"
Windows Server 2008 以降のOS
C:\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
確認方法:初期値は固定です。
コマンドプロンプトログ格納フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\PromptLog
確認方法:初期値は上記固定です。
一括送信ログ格納フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\ReceiveLog
確認方法:初期値は上記固定です。
リモート採取資料格納フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\CTQSSSave
確認方法:初期値は上記固定です。
ログ連携アダプタ格納フォルダ
デフォルトパス:C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\LogAnalyzer\TRANS
確認方法:管理サーバインストール時の[インストール先の選択]時に選択したインストール先\LogAnalyzer\TRANSになります。
メール内容保管フォルダ
デフォルトパス:C:\DTK\MailContents
確認方法:初期値は上記固定です。
4.サーバのサービス「SWLevelControlService」と「SWServerService」が起動しません。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 |
◆ 原因
以下の原因が考えられます。
サーバのIPアドレスが取得されていない。
サーバのIPアドレスと「サーバ情報設定」の「自ノード」で指定されているIPアドレスが一致していない。
サービスの依存関係でエラーが発生している。
【確認ポイント】
コマンドプロンプトを起動し「ipconfig」を実行してください。意図したIPアドレスが設定されているか確認してください。
「サーバ設定ツール」の「サーバ情報設定」より、「自ノード」のIPアドレスを確認してください。
サービスを起動する際に以下のメッセージが出力されないか確認してください。
「サービス:ローカルコンピュータのSWLevelControlService(SWServerService)サービスを開始できません。エラー1075:依存関係サービスが存在しないか、または削除の対象としてマークされています。」
【対処方法】
以下の対処を実施してください。
サーバのIPアドレスが取得されていない(IPアドレスが割り振られていない、ネットワーク接続していないなど)場合、ネットワーク接続を確認してください。
サーバのIPアドレスと「自ノード」のIPアドレスが一致していない場合、同一にしてください。
OSを再起動してください。