Interstage Application Server Consolidation Optionの業務ユニットを監視する場合は、ミドルウェアインスタンスが存在する環境にインストールしたOpen監視エージェントで以下の設定を行います。
以下のディレクトリを作成します。
/etc/opt/FJSVfjzbx/instances/ミドルウェアインスタンスホスト名/ /var/opt/FJSVfjzbx/instances/ミドルウェアインスタンスホスト名/
ミドルウェアインスタンスホスト名はZabbixのホスト名として表示されます。
利用可能文字は“Zabbix 2.2 マニュアル”を参照してください。
なお、作成したディレクトリにはシステム管理者(ユーパーユーザ)がアクセス可能である必要があります。
ポイント
ミドルウェアインスタンスホスト名はミドルウェアインスタンスごとの一意の文字列で作成する必要があるため、以下のように作成します。
ISAS_業務ユニット名_ホスト名
「業務ユニット名」には、Interstage Application Server Consolidation Optionで作成した業務ユニット名を指定してください。
「ホスト名」には、Interstage Application Server Consolidation Optionを構築した環境のホスト名を指定してください。
作成した/etc/opt/FJSVfjzbx/instances/ミドルウェアインスタンスホスト名/のディレクトリに、/etc/opt/FJSVfjzbx/zabbix_agentd.confのファイルをコピーして編集します。
環境を確認して、以下の斜体部分を環境に合わせて編集してください。
Hostname=ミドルウェアインスタンスホスト名 ListenPort=重複しないポート番号 PidFile=/opt/FJSVfjzbx/var/instances/ミドルウェアインスタンスホスト名/zabbix_agentd.pid LogFile=/opt/FJSVfjzbx/var/instances/ミドルウェアインスタンスホスト名/zabbix_agentd.log EnableRemoteCommands=1 HostMetadata=業務システム名_ISAS_業務ユニット名_ホスト名 Server=Open監視サーバのホスト名またはIPアドレス ServerActive=Open監視サーバのホスト名またはIPアドレス:ポート番号 UserParameter=swopn.isas.pcmi,/var/opt/FJSViscopt/default/業務ユニット名/pcmi/bin/pcmistat /var/opt/FJSViscopt/default/業務ユニット名/isje6/var/pcmi/isje6 UserParameter=swopn.isas.syslog,/opt/FJSVfjzbx/bin/swopnmacro ISAS_SERVICEUNIT 業務ユニット名 AllowRoot=1
注意
起動するインスタンス監視エージェントのスクリプト起動やリモートコマンドを利用しない場合は、「EnableRemoteCommands=0」にしてください。
Open監視プロキシを設置して運用している場合は、以下のように設定してください。
Server=Open監視プロキシのホスト名またはIPアドレス,Open監視サーバのホスト名またはIPアドレス ServerActive=Open監視プロキシのホスト名またはIPアドレス:ポート番号
ポイント
Systemwalker Service Quality Coordinatorを導入している場合は、以下の定義を追記することで、[ホストインベントリ]からSystemwalker Service Quality Coordinatorのユーザーコンソールを起動することができます。
UserParameter=swopn.isas.sqcurlcomment,echo URL A でSystemwalker Service Quality Coordinatorのユーザーコンソールを起動します。 UserParameter=swopn.isas.sqcurl,echo ユーザーコンソールの起動URL
「ユーザーコンソールの起動URL」については、Systemwalker Service Quality Coordinatorのマニュアルを参照してください。
ミドルウェアインスタンス用ディレクトリを引数としてswopnzbxagtctrlコマンドを実行し、インスタンス監視エージェントを起動します。
/opt/FJSVfjzbx/bin/swopnzbxagtctrl start -d ミドルウェアインスタンスホスト名
swopnzbxagtctrlコマンドの詳細については、“swopnzbxagtctrl (インスタンス監視エージェント起動停止コマンド)”を参照してください。
Zabbix特権管理者のユーザーでZabbixのWebインターフェースにログインして、[設定]-[ホスト]画面を表示し、起動したミドルウェアインスタンスホスト名のZabbixホストが作成されていることを確認します。