利用者の証明書の有効期限が切れる場合は、証明書の更新(再取得、再登録)が必要となります。
以下のコマンドを使用して、証明書の更新を行ってください。
各コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
コマンド | 説明 |
---|---|
cmlistcert | 証明書/鍵管理環境に登録されている証明書の一覧を表示します。 |
cmdspcert | 指定された証明書の内容を表示します。 |
cmlistcrl | 証明書/鍵管理環境に登録されているCRLの一覧を表示します。 |
cmrmcert | 証明書/鍵管理環境に登録されている証明書を削除します。 |
有効期限が切れると、運用や機能が停止してしまう場合があります。有効期限が切れる前に、事前に新しい証明書を入手し、登録しておく必要があります。
新しい証明書を入手したら、使用する証明書を新しい証明書に切りかえるのが一般的な運用です。その場合、今まで使用していた古い証明書は、削除せずにそのまま残しておいてください。
更新方法
“2. 秘密鍵の作成と証明書の取得”から再度実行してください。このとき、古い証明書と同じニックネームは指定できません。
なお、認証局の運営方針により、証明書の有効期間よりも早く、認証局証明書や中間CA証明書(中間認証局証明書)が更新または追加される場合があります。その場合には、各認証局のサイトを確認し、指示された手順に従って新しい認証局証明書や中間CA証明書を入手してください。それらをcmentcertコマンドで「-ca」オプションを指定して登録した後で、新しいサイト証明書を登録するようにしてください。その際、新しい認証局証明書や中間CA証明書には、すでに登録されている証明書と重ならない、任意のニックネームが指定できます。
参考
日本ベリサイン株式会社のテスト用セキュア・サーバIDを使用する場合
cmsetenvコマンドで登録した日本ベリサイン株式会社のルート証明書には、「テスト用ルート証明書」、「テスト用中間CA証明書」は含まれていません。そのため、「テスト用セキュア・サーバID」を使用する場合には、日本ベリサイン株式会社から「テスト用ルート証明書」、「テスト用中間CA証明書」を入手し、cmentcertコマンドで登録しておいてください。「テスト用ルート証明書」、「テスト用中間CA証明書」が登録されていないと、証明書検証に失敗するため、「テスト用セキュア・サーバID」の登録は失敗します。
なお、証明書はテスト用ですので、実際の運用では利用しないでください。
テスト用の証明書が誤って運用で利用されてしまうことを防ぐために、テストが終わったらテスト用証明書を削除することを推奨します。テスト用証明書の認証局証明書も、同様に削除することを推奨します。