構築済みの物理サーバや仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲が異なります。
L-Serverと関連付けたあと、サーバ、仮想マシン、ディスクの各リソースは、L-Serverから操作できるリソースになります。
操作できるリソースが異なるL-Serverを以下のように呼びます。
サーバが操作できるL-Server
サーバに対する操作だけができるL-Serverを指します。
物理サーバの場合
「18.3.1 管理できるハードウェア」に記載されたハードウェアを利用している場合が該当します。
仮想マシンの場合
以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。
「18.3.1 管理できるハードウェア」と「18.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア
「18.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア
サーバとストレージが操作できるL-Server
サーバとディスクの操作ができるL-Serverを指します。
物理サーバの場合
構築済みの物理サーバを物理L-Serverと関連付けた場合、「サーバが操作できるL-Server」だけサポートされます。「サーバとストレージが操作できるL-Server」は作成できません。
仮想マシンの場合
以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。
「18.3.1 管理できるハードウェア」と「18.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア
「18.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア
【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】
サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上で構築済みの仮想マシンと関連付けられたL-Serverは、「サーバが操作できるL-Server」だけサポートします。
注意
構築済みの物理サーバや仮想マシンから、ディスクやNICの情報が取得できた場合、その情報が表示されます。なお、NICについては、L-Serverの種別によって出力される情報が異なります。
物理L-Serverの場合
MACアドレス
IPアドレス(管理LANだけ)
仮想L-Serverの場合
MACアドレス
IPアドレス
IPアドレスが出力されるためには、前提条件があります。
前提条件については、「18.4.1 事前準備」を参照してください。
管理サーバを仮想マシン上に構築した場合、その仮想マシンは、L-Serverと関連付けないでください。