物理サーバと仮想マシンの場合で異なります。
物理サーバの場合
「設計ガイド CE」の「2.5 ハードウェア環境」の「表2.70 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合のほか、以下の場合にサーバとストレージを管理できます。利用していない場合、サーバだけを管理できます。EMCストレージ、FalconStor NSSが動作するStorage Serverは管理できません。
「設計ガイド CE」の「2.5 ハードウェア環境」の「表2.73 物理サーバ上のL-Serverと接続できるストレージ装置」に記載されたETERNUSストレージ、NetAppストレージを利用している
「設計ガイド CE」の「2.5 ハードウェア環境」の「表2.74 物理サーバ上のL-Serverとストレージ装置を接続する場合に使用できるファイバーチャネルスイッチ」を利用している
「設計ガイド CE」の「2.4.2.4 必須ソフトウェア」に記載されているストレージ管理製品を利用して、ストレージ装置を管理している
1つの物理サーバに対して、AffinityGroupを1つで運用している
物理サーバのHBAポートと、ストレージに定義された物理サーバが使用しているLUNに対してアクセスを許可しているHBAポートが一致している。
仮想マシンの場合
サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。
本製品で複数のVMホストによって共有されたディスクは管理できません。
以下の場合、サーバとストレージを管理できます。
【VMware】
VMware vCenter Serverにより、仮想マシンを管理している
データストアを利用し、そのデータストアが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている
VMwareがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージ、NASストレージを利用している
データディスクに以下のデバイスパスを利用している
SCSI:0:1~SCSI:0:6
SCSI:0:8~SCSI:0:14
SCSI:1:0~SCSI:1:6
SCSI:1:8~SCSI:1:14
SCSI:2:0~SCSI:2:6
SCSI:2:8~SCSI:2:14
SCSI:3:0~SCSI:3:6
SCSI:3:8~SCSI:3:14
注意
Raw Device Mappingを利用する場合や上記デバイスパス以外を利用する場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に56以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクにSCSI:0:0を使用してください。
【Hyper-V】
SCVMMにより仮想マシンを管理している
MSFCがVMホストに追加されている
クラスタの共有ボリュームとしてクラスタディスクが設定され、その共有ボリュームが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている
クラスタディスクとして、SANボリュームが設定されている
Hyper-Vがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している
データディスクに以下のデバイスパスを利用している
SCSI:0:1~SCSI:0:14
SCSI:1:0~SCSI:1:14
SCSI:2:0~SCSI:2:14
SCSI:3:0~SCSI:3:14
注意
パススルーディスク、差分ディスクを利用している場合や上記デバイスパス以外を利用している場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に60以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合は、システムディスクにIDE:0:0を使用してください。
高可用性の仮想マシン以外からは、クローニングイメージを採取できません。
【OVM for SPARC】
データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している
1~63
【Citrix Xen】
ストレージリポジトリを利用し、そのストレージリポジトリが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている
データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している
1、4~15
注意
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクとして0を使用してください。
【OVM for x86 3.2】
ストレージリポジトリを利用し、そのストレージリポジトリが仮想ストレージとしてストレージツリーに表示されている
データディスクとして以下のデバイスパスまたは識別情報のものを利用している
HVMの場合: 2~3
PVMの場合: 2~103
PVHVMの場合: 2~106
注意
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクとして0を使用してください。
注意
ストレージプールに登録されていない仮想ストレージに作成されたディスクも操作できます。仮想ストレージの資源量を管理する場合、ストレージプールに仮想ストレージを登録してください。