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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.10.4 VMコンバーターのCLIでの操作

VMコンバーターで提供されるCLIにより、対象のL-Serverのエクスポートの開始、およびエクスポート処理(タスク)の進捗状況を取得できます。

CLIは、Windows PowerShell2.0以降で以下のコマンドレットとして提供されます。


コマンドレットの使用にあたり、Import-Moduleコマンドを実行し、あらかじめモジュールマニフェストファイルをインポートしておく必要があります。

モジュールマニフェストファイルは、インストールフォルダー配下のファイルです。

VMコンバーターのインストールフォルダー\VMConverter\Client\PowerShell\Fujitsu.VMConverterClient.psd1


コマンドレットの構文を説明します。

移行元のクラウドへのログイン

>Connect-SourceCloud -SourceCloudType String -SourceServer String -SourceServerUserName String -SourceServerPassword String <RETURN>


コマンドレット名

説明

パラメーター

出力
(戻り値)

パラメーター名

必須

説明

Connect-SourceCloud

移行元クラウドにログインします。

SourceCloudType

String

True

移行元となるクラウドの種別を指定します。
"ROR"だけ指定できます。

なし

SourceServer

移行元となるクラウドのサーバ名をFQDN名またはIPアドレスで指定します。

移行元として本製品の管理サーバだけをサポートします。

SourceServerUserName

移行元となるクラウドにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。

SourceServerPassword

移行元となるクラウドにログオンするための認証パスワードを指定します。


移行元のクラウドからのログアウト

>Disconnect-SourceCloud -SourceCloudType String <RETURN>


コマンドレット名

説明

パラメーター

出力
(戻り値)

パラメーター名

必須

説明

Disconnect-SourceCloud

移行元クラウドからログアウトします。

SourceCloudType

String

True

移行元となるクラウドの種別を指定します。
"ROR"だけ指定できます。

なし

移行元のクラウドのVM一覧の取得

>Get-VMList -SourceCloudType String <RETURN>


コマンドレット名

説明

パラメーター

出力(戻り値)

パラメーター名

必須

説明

Get-VMList

移行元クラウドのVMの一覧を取得します。

SourceCloudType

String

True

移行元となるクラウドの種別を指定します。
"ROR"だけ指定できます。

Hashtable (VMリスト)

Name: カレントフォルダー名

Value: VM名の列挙(区切り文字は コンマ(","))


エクスポートタスクの開始

>Start-ExportTask -SourceCloudType String [-SourceServer String] -SourceVMName String -SourceServerUserName String] [-SourceServerPassword String] -VMHostUserName String -VMHostPassword String -DestinationCloudType String -OutFolderPath String [-Wait switch] <RETURN>


コマンドレット名

説明

パラメーター

出力
(戻り値)

パラメーター名

必須

説明

Start-ExportTask

エクスポートのタスクを開始します。

SourceCloudType

String

True

移行元となるクラウドの種別を指定します。
"ROR"だけ指定できます。

タスクID (String)

SourceServer

False

ログイン済の場合、指定する必要はありません。

移行元となるクラウドの管理サーバ名をFQDN名またはIPアドレスで指定します。移行元として本製品の管理サーバだけをサポートします。

SourceVMName

True

エクスポートするVM名(移行元のクラウド上でのVM名)

SourceServerUserName

Flase

ログイン済の場合、指定する必要はありません。

移行元のクラウドにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。

SourceServerPassword

ログイン済の場合、指定する必要はありません。

移行元のクラウドにログオンするための認証パスワードを指定します。

VMHostUserName

True

エクスポートするVMのVMホストにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。

VMHostPassword

エクスポートするVMのVMホストにログオンするためのパスワードを指定します。

DestinationCloudType

移行先のクラウドの種別を指定します。
"N/A"だけ指定できます。

OutFolderPath

エクスポート処理したファイルの格納先フォルダーを指定します。ローカルフォルダーまたは本ツールの実行ユーザーがアクセス可能な共有パスが指定できます。

Wait

Switch

False

エクスポート処理が完了するまで待ちます。


タスクの処理状況の更新・取得

>Update-ConvertTask [-Show] <RETURN>


コマンドレット名

説明

パラメーター

出力(戻り値)

パラメーター名

必須

説明

Update-ConvertTask

管理中のタスクの実行状況を更新します。

(タスクデータベースの更新)

Show

Switch

False

指定された場合、更新したタスク管理データベースを読み出します。

なし

Showオプションが指定された時は、PSCustomObject (TaskEntryオブジェクト)の配列


タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と各項目の説明については、「表17.16 タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と説明」を参照してください。