VMコンバーターで提供されるCLIにより、対象のL-Serverのエクスポートの開始、およびエクスポート処理(タスク)の進捗状況を取得できます。
CLIは、Windows PowerShell2.0以降で以下のコマンドレットとして提供されます。
コマンドレットの使用にあたり、Import-Moduleコマンドを実行し、あらかじめモジュールマニフェストファイルをインポートしておく必要があります。
モジュールマニフェストファイルは、インストールフォルダー配下のファイルです。
VMコンバーターのインストールフォルダー\VMConverter\Client\PowerShell\Fujitsu.VMConverterClient.psd1
コマンドレットの構文を説明します。
>Connect-SourceCloud -SourceCloudType String -SourceServer String -SourceServerUserName String -SourceServerPassword String <RETURN> |
コマンドレット名 | 説明 | パラメーター | 出力 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | |||
Connect-SourceCloud | 移行元クラウドにログインします。 | SourceCloudType | String | True | 移行元となるクラウドの種別を指定します。 | なし |
SourceServer | 移行元となるクラウドのサーバ名をFQDN名またはIPアドレスで指定します。 移行元として本製品の管理サーバだけをサポートします。 | |||||
SourceServerUserName | 移行元となるクラウドにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。 | |||||
SourceServerPassword | 移行元となるクラウドにログオンするための認証パスワードを指定します。 |
>Disconnect-SourceCloud -SourceCloudType String <RETURN> |
コマンドレット名 | 説明 | パラメーター | 出力 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | |||
Disconnect-SourceCloud | 移行元クラウドからログアウトします。 | SourceCloudType | String | True | 移行元となるクラウドの種別を指定します。 | なし |
>Get-VMList -SourceCloudType String <RETURN> |
コマンドレット名 | 説明 | パラメーター | 出力(戻り値) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | |||
Get-VMList | 移行元クラウドのVMの一覧を取得します。 | SourceCloudType | String | True | 移行元となるクラウドの種別を指定します。 | Hashtable (VMリスト) Name: カレントフォルダー名 Value: VM名の列挙(区切り文字は コンマ(",")) |
>Start-ExportTask -SourceCloudType String [-SourceServer String] -SourceVMName String -SourceServerUserName String] [-SourceServerPassword String] -VMHostUserName String -VMHostPassword String -DestinationCloudType String -OutFolderPath String [-Wait switch] <RETURN> |
コマンドレット名 | 説明 | パラメーター | 出力 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | |||
Start-ExportTask | エクスポートのタスクを開始します。 | SourceCloudType | String | True | 移行元となるクラウドの種別を指定します。 | タスクID (String) |
SourceServer | False | ログイン済の場合、指定する必要はありません。 移行元となるクラウドの管理サーバ名をFQDN名またはIPアドレスで指定します。移行元として本製品の管理サーバだけをサポートします。 | ||||
SourceVMName | True | エクスポートするVM名(移行元のクラウド上でのVM名) | ||||
SourceServerUserName | Flase | ログイン済の場合、指定する必要はありません。 移行元のクラウドにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。 | ||||
SourceServerPassword | ログイン済の場合、指定する必要はありません。 移行元のクラウドにログオンするための認証パスワードを指定します。 | |||||
VMHostUserName | True | エクスポートするVMのVMホストにログオンするための認証ユーザーIDを指定します。 | ||||
VMHostPassword | エクスポートするVMのVMホストにログオンするためのパスワードを指定します。 | |||||
DestinationCloudType | 移行先のクラウドの種別を指定します。 | |||||
OutFolderPath | エクスポート処理したファイルの格納先フォルダーを指定します。ローカルフォルダーまたは本ツールの実行ユーザーがアクセス可能な共有パスが指定できます。 | |||||
Wait | Switch | False | エクスポート処理が完了するまで待ちます。 |
>Update-ConvertTask [-Show] <RETURN> |
コマンドレット名 | 説明 | パラメーター | 出力(戻り値) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | |||
Update-ConvertTask | 管理中のタスクの実行状況を更新します。 (タスクデータベースの更新) | Show | Switch | False | 指定された場合、更新したタスク管理データベースを読み出します。 | なし Showオプションが指定された時は、PSCustomObject (TaskEntryオブジェクト)の配列 |
タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と各項目の説明については、「表17.16 タスクの進捗状況の表示機能で出力される項目と説明」を参照してください。