ここでは、VMware Horizon Viewを利用する場合の注意点について説明します。
利用者および利用グループのActive Directoryドメインへの登録
デスクトップの利用者および利用グループは、Active Directoryドメインのドメインユーザーおよびグループである必要があります。事前に、Active Directoryドメインに利用するドメインユーザーおよびグループを作成してください。
VDI属性を指定したL-Serverの作成、構成変更、削除について
VDI属性を指定したL-Serverの作成、構成変更、削除はL-Platformタブから行ってください。
VDI連携時のサーバの電源制御
VDI連携したサーバへの VDI管理製品以外からの電源制御は推奨されていません。
また、VDIプール内のいずれかのサーバは、VDI製品の仕様により必ず起動された状態になります。本製品やVM管理製品でサーバを停止しても、VDI管理製品により自動的に起動される場合があります。
利用者のクライアント端末へのソフトウェアのインストールと使用について
デスクトップの利用者は、Windowsクライアント端末に、Horizon View Clientのインストールが必要です。
インストール方法、および使用方法については、VMware社の「Windows版 VMware View Clientの使用」を参照してください。
デスクトップ接続の失敗について
利用者がクライアント端末からデスクトップの接続に失敗する場合、仮想マシン、利用者のクライアント端末、ネットワークの設定に問題がある可能性があります。
以下に該当するケースがないか確認してください。
インフラ管理者が確認するケース
利用者がデスクトップを利用するためには、仮想マシンにHorizon View Agentがインストールされている必要があります。
このため、仮想マシンにHorizon View Agentがインストールされていることを確認してください。
仮想マシンがドメインに参加できていない可能性があります。ドメインに参加していることを確認してください。ドメインに参加できなかった原因の1つに、OSプロパティ定義ファイルの記述内容の誤りがあります。詳細は、「C.2.12 Active Directoryドメインへの参加」を参照してください。
利用者が確認するケース
利用者のクライアント端末からデスクトップへの接続を確立するためには、VDI管理サーバのホスト名が名前解決できる必要があります。
利用するクライアント端末について、以下の観点で確認してください。設定値が不明な場合はインフラ管理者に問い合わせてください。
ネットワークやプロキシの設定
ファイアウォールの設定
DNS参照の設定
VDI連携用パラメーターの更新について
VMware Horizon Viewで設定を変更するなどして、RORコンソール上に表示されているVDI連携用のパラメーターが正しくなくなった場合、以下のコマンドを利用して値を更新してください。
cfmg_deletevdiparamsコマンド
cfmg_updatevdiconnectinfoコマンド
cfmg_updatevdiparamsコマンド
コマンドの詳細については、「リファレンスガイド(コマンド/XML編) CE」の「10.4 cfmg_deletevdiparams (VDI連携用パラメーターの削除) 【Windowsマネージャー】」、「10.9 cfmg_updatevdiconnectinfo (VDI管理サーバへの接続情報更新)【Windowsマネージャー】」、および「10.10 cfmg_updatevdiparams (VDI連携用パラメーターの更新)【Windowsマネージャー】」を参照してください。