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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.9.12 ゲストOSのカスタマイズ機能

ここでは、Citrix XenのゲストOSのカスタマイズ機能について説明します。

Citrix Xenには、ゲストOSのカスタマイズ機能がないため、本製品独自の機能を利用してゲストOSのカスタマイズを行います。ゲストOSのカスタマイズ機能は、VMゲストOS上にインストールするカスタマイズツールにより、Sysprepを制御して実現しています。

本機能は、下記のマネージャーとゲストOSで使用できます。

サポート外のRORマネージャ、および、ゲストOSでカスタマイズ機能が実行された場合はエラーとなります。

対象

サポート範囲

マネージャー

「設計ガイド CE」の「2.4.2.1 基本ソフトウェア」の「表2.12 【Windowsマネージャー】」を参照してください。

ゲストOS

Microsoft(R) Windows Vista(R)
Microsoft(R) Windows(R) 7
Microsoft(R) Windows(R) 8
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012

注意

ゲストOSに英語版のMicrosoft Windows Server 2008を利用している場合、OS種別が正しく取得できない場合があります。OS種別の変換定義ファイルを利用することで、正しいOS種別を設定できます。


カスタマイズ機能の動作原理について

カスタマイズ機能は、カスタマイズツールを利用して実現しています。

カスタマイズツールは、ゲストOSで動作するWindowsサービスです。VMゲストに接続される仮想CDイメージファイル(VCD媒体)の指示に従い、Windows OSのSysprepやミニセットアップの制御を行います。
このVCD媒体は本製品により作成されます。

カスタマイズツールは以下の制御を行います。

図C.15 カスタマイズ機能の動作原理


VCD媒体について

VCD媒体は、本製品によって自動的にXenServerのストレージリポジトリに作成され、VMゲストに接続されます。
このため、XenServerのストレージリポジトリや定義ファイルは、事前に作成する必要があります。
定義ファイルの詳細については、「C.9.1 定義ファイルの作成」を参照してください。


XenServerのストレージリポジトリについて

XenServerのストレージリポジトリがVCD媒体の格納場所です。カスタマイズ機能を利用する場合、事前に作成する必要があります。

ストレージリポジトリは、以下の点に注意して作成してください。

カスタマイズツールのサービス名について

カスタマイズツールをインストールした場合、ゲストOSに以下の名前でサービスが登録されます。

Resource Orchestrator windows guest customize tool


カスタマイズツールの導入と削除について

カスタマイズツールのインストールとアンインストールの手順について説明します。