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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.2.10 VMware利用時の注意点

ここでは、VMware利用時の注意点について説明します。


CPUシェアメモリシェアの値について

RORコンソールからCPUシェアとメモリシェアの値を1000000以上に設定した仮想L-Serverに対してvSphereClientからVMゲストを編集すると、強制的に1000000に置き換えられる場合があります。

1000000以上の値を設定する場合、再度RORコンソールから構成変更を行ってください。


パラメを設定できるOSや設定するための前提条件

パラメーターを設定できるOSや、設定するための前提条件は、サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。

詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

参考

スナップショット

サーバ仮想化ソフトウェアの提供するスナップショットは、ディスクを更新した差分を記録する方式です。このため、ディスク装置が故障した場合、スナップショットも同時に利用できなくなります。
スナップショットは、以下のようなトラブルへの対策として利用してください。

  • 適用したパッチに問題があった場合の復旧

  • OSのパラメーター変更に問題があった場合の復旧


VMware Storage VMotion

VMware Storage VMotionを利用する場合、以下のような注意事項があります。

VMware FT

VMware FTが設定されている、仮想マシンと関連付けられたL-Serverは、以下の方法でセカンダリのVMホストの情報を確認できます。

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを選択します。

    [リソース詳細]タブの[サーバ冗長化]にVMware FT(セカンダリのVMホスト名)が表示されます。

VMware FT(host2)

なお、セカンダリのVMホストへの移行が発生した場合、定期更新によってセカンダリのVMホストの情報が更新されます。


VMware DPMVMware DRS

VMware DPM、VMware DRSを利用して、L-Serverの起動時に、VMware DRSからL-ServerのVMホスト間の移動や、VMware DPMからVMホストの電源ONにする場合、「設計ガイド CE」の「E.1.2 サーバの事前準備」の「VMware DRS、VMware DPMを利用する場合」を参照してください。

VMware DPMを利用する場合、クラスタを構成するVMホストは、1つのリソースプールに登録してください。クラスタを構成するVMホストを複数のリソースプールに分けて登録した場合、スタンバイモードのVMホストのCPUおよびメモリ資源が、アクティブなVMホストの資源量として換算されません。