ネットワークの自動設定ではサポートしていない構成(NICの三重化、四重化など)を使用する場合、以下の手順でネットワークを設定します。
クラスタを構成するすべてのVMホストで、同一のVLAN IDを使用するポートグループを同じ名前(大文字/小文字も含む)で作成してください。
VMware以外のサーバ仮想化ソフトウェアを同一のマネージャーで利用している場合、ほかのサーバ仮想化ソフトウェア上の、仮想スイッチ、仮想ネットワークおよび仮想ブリッジで使用している名前と異なるポートグループ名を設定してください。
物理NICに接続された仮想スイッチを手動で作成します。
仮想スイッチの作成方法については、VMwareのマニュアルを参照してください。
手順1.で作成した仮想スイッチ上に、VLAN IDが設定されたポートグループを手動で作成します。
ポートグループの作成方法については、VMwareのマニュアルを参照してください。
物理NICに接続されたLANスイッチブレードに対して、ダウンリンクポートを含んだVLAN設定を行います。
RORコンソールのサーバリソースツリーで対象のLANスイッチを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
VLANを設定します。
ネットワークリソースを作成します。
GUIの場合
手順2.~手順3.で指定したVLAN IDを持つ[ネットワークリソースの作成]ダイアログで、[設定済みの仮想スイッチを利用]チェックボックスにチェックを入れ、ネットワークリソースを作成します。
コマンドの場合
ネットワークリソースを定義したXMLファイルを作成します。
手順2.~手順3.で指定したVLAN IDをXMLファイルに定義します。
このとき、Networkタグに、auto="false"を指定します。
ネットワークリソースの作成は、手順a.で作成したXMLファイルを指定して、rcxadm network createコマンドを実行します。
ネットワークリソースが作成されます。
rcxadm networkコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.9 rcxadm network」を参照してください。
参照
ネットワークリソースを定義したXMLファイルの作成、およびNetworkタグについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.5 ネットワークリソース」を参照してください。
LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN設定については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。
rcxadm networkコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.9 rcxadm network」を参照してください。
図C.3 ネットワーク構成図