ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.1.5 他社サーバ上のVMware ESXiを利用して仮想L-Serverを作成する場合の設定

サーバ登録の前に定義ファイルを作成し、本製品のエージェントを利用しないでVM製品をエージェントとして利用するサーバであることを定義する必要があります。その後のサーバ登録で、[エージェントを自動登録する]チェックボックスにチェックを入れて、VMホストとして登録してください。本定義を行って登録したVMホストでは、VM製品からサーバの状態やハードウェアの構成情報(CPUコア総数、CPU周波数、メモリ容量など)を取得します。

なお、登録後に定義ファイルを変更しても、その変更は有効になりません。

注意

  • VMホスト以外の用途(予備サーバ、Windows/Linuxサーバ)では使用できません。

  • 以下の設定を行った場合でも、VM製品から取得した情報を優先して使用します。

    • ServerView Agentsを利用できないサーバを利用して仮想L-Serverを作成する場合の設定

    • サーバ登録時に、サーバ管理ソフトウェア(ServerView)を“使用する”と指定

  • 本定義を行って登録したVMホストでは、以下の機能が利用できません。

    • サーバ切り替え

  • 一括設定の構成定義ファイルでは、セクション名[Server]の以下のセクションヘッダーのパラメーターには値を記述しないでください。値を記述した場合は登録に失敗します。

    • snmp_community_name

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

ポイント

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(server_control.sample.rcxprop)が格納されています。サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除して配置してください。

定義ファイル名

server_control.rcxprop

文字コード

【Windowsマネージャー】【Linuxマネージャー】
UTF-8

改行コード

【Windowsマネージャー】
CR/LF

【Linuxマネージャー】
LF

定義ファイルの形式
  • 定義ファイルの1行目は、必ず以下を記述します。

    ServerControl,V1.0

  • 定義ファイルでは、1行に1台のサーバ名を記述します。

    2台以上のサーバを定義する場合、改行して記述します。
    各行は、以下の形式で記述します。

    physical_server

    同じ物理サーバ名を重複して記載した場合もエラーにはなりません。

  • コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目
physical_server

管理対象サーバ登録時に入力する、物理サーバ名を記述します。

先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列で記述します。以下の物理サーバ名の記述があっても無視されます。

  • ブレードサーバ

  • PRIMEQUESTのサーバ

  • SPARC Enterpriseのサーバ

  • SPARC M10のサーバ

  • 未登録のサーバ

参考

登録時に定義ファイルがない場合、または登録対象の物理サーバ名の記述がない場合は、当社機サーバとして取り扱います。

定義ファイルの例を以下に示します。

ServerControl,V1.0

###########################################################################
# server_control.rcxprop
#
#All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED 2012
###########################################################################
#
# physical_server
#

server1
server2