ここでは、本製品とSystemwalker Centric ManagerまたはETERNUS SF Storage Cruiserを共存させる場合の注意事項について説明します。
インストール【Linuxマネージャー】
マネージャーをインストールしたサーバで以下の製品を使用する場合、製品間でSNMPトラップを共用するために、ServerViewトラップ転送プログラム(trpsrvd)が必要です。
Systemwalker Centric Manager (運用管理サーバと部門管理サーバ)
ETERNUS SF Storage Cruiser Manager 14.1以前
ServerViewトラップ転送プログラムは、UDPポート162番で受信したSNMPトラップをほかのUDPポート番号宛に転送することを目的としたプログラムです。
一部のバージョンのServerView Operations Managerには、ServerViewトラップ転送プログラムが同梱されています。その場合、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してServerViewトラップ転送プログラムをインストールしてください。
ServerViewトラップ転送プログラムがServerView Operations Managerに同梱されていない場合、以下のWebサイトからダウンロードし、添付されているドキュメントを参照してインストールしてください。
URL: http://www.fmworld.net/cgi-bin/drviasearch/drviadownload.cgi?DRIVER_NUM=F1007434 |
ServerViewトラップ転送プログラムをインストール後に、以下の設定を行ってください。
OSの管理者(root)でログインします。
/etc/servicesファイルを編集し、以下の行を追加します。
mpwksttr-trap 49162/udp |
/usr/share/SMAWtrpsv/conf/trpsrvtargetsファイルを編集し、49162ポートを追加します。
編集前
######################################################################## |
編集後
######################################################################## |
システムを再起動します。
旧バージョンからのアップグレード
V2.1.3以前のマネージャーをアップグレードする場合
【Windowsマネージャー】
V2.1.3以前のマネージャーによってインストールされたSNMPトラップサービス(SystemWalker MpWksttrサービス)は、本製品のアップグレードによって削除されます。
SystemWalker MpWksttrサービスは、以下の製品が共存する環境で共用されるため、本製品のアップグレードによってSystemWalker MpWksttrサービスが削除された場合、以下の製品のマニュアルを参照し、SystemWalker MpWksttrサービスのインストールとセットアップを行ってください。
Systemwalker Centric Manager(運用管理サーバと部門管理サーバ)
ETERNUS SF Storage Cruiser Manager 14.1以前
【Linuxマネージャー】
V2.1.3以前のマネージャーによってインストールされたSNMPトラップサービス(SystemWalker MpWksttrサービス)は、本製品のアップグレードによって削除されます。
SystemWalker MpWksttrサービスは、以下の製品が共存する環境で共用されるため、本製品のアップグレードによってSystemWalker MpWksttrサービスが削除された場合、以下の製品のマニュアルを参照し、SystemWalker MpWksttrサービスのインストールとセットアップを行ってください。
Systemwalker Centric Manager(運用管理サーバと部門管理サーバ)
また、上記の製品が存在せず、かつ以下の製品が共存する環境でV2.1.3以前のマネージャーをアップグレードする場合、SystemWalker MpWksttrサービスがアップグレード後も存在しますが、SystemWalker MpWksttrサービスは必要ありません。
ETERNUS SF Storage Cruiser Manager 14.1以降
この場合、OSの管理者(root)で以下のコマンドを実行し、SystemWalker MpWksttrサービスを削除してください。
# rpm -e FJSVswstt <RETURN> |