ここでは、アンインストールする前に、準備と確認が必要な事項について説明します。
アンインストールする前の注意事項
アンセットアップの実行
アンインストールする前に必ずアンセットアップを実行してください。
ただし、セットアップしていない場合は、アンセットアップする必要はありません。
詳細は、「20.1.2 アンセットアップ」を参照してください。
物理L-Serverのシステムイメージやクローニングイメージの確認
本製品により生成されたL-Server、および本製品で採取されたシステムイメージやクローニングイメージは削除されます。
初期値から変更している場合、イメージファイル格納ディレクトリに残ります。
HBA address renameの確認
HBA address renameを利用している場合、マネージャーにより、管理対象サーバのHBAにWWNが設定されています。
マネージャーをアンインストールする場合、必ず以下の順番で行ってください。
サーバの削除 (注)
マネージャーのアンインストール
注) サーバの削除方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「9.2 管理対象サーバの削除」を参照してください。
注意
HBA address renameを利用している場合、サーバの削除を行わずにマネージャーをアンインストールすると、サーバのWWNが工場出荷状態にリセットされません。
必ず、サーバ削除後にマネージャーをアンインストールしてください。
WWNがリセットされないまま運用した場合、ほかのサーバへ同じWWNが設定されたときに、同一ボリュームアクセスによってデータが破損する危険性があります。
証明書の退避(コピー)
マネージャーをクラスタで運用している場合、アンインストールする前に証明書を退避(コピー)してください。
マネージャーの証明書は、以下のフォルダーに格納されています。
【Windowsマネージャー】
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate
【Linuxマネージャー】
共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR
定義ファイル
本製品を利用する際に作成した各種定義ファイルは、削除されます。
必要な場合、本製品をアンインストールする前に以下のフォルダーをほかのフォルダーに退避(コピー)してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/custmize_data
Navisphere CLIを発行する際に利用するセキュリティファイル
EMCストレージ利用時に作成したNavisphere用のセキュリティファイルは、削除されます。
必要な場合、本製品をアンインストールする前に退避(コピー)してください。