以下の手順で、エージェントをインストールします。
インストールする前に、「2.2.1 事前準備」が行われているか確認してください。
Windowsに管理者権限でログオンします。
エージェントをインストールするシステムにログオンします。Administratorアカウントでログオンしてください。
本製品の1枚目のDVD-ROMをセットしたときに表示される画面からインストーラを起動します。
画面に表示されている[エージェント(Cloud Edition) インストール]をクリックしてください。
本製品のセットアップ画面が表示されます。
使用許諾契約など画面の内容を確認し、<はい(Y)>ボタンをクリックしてください。
[インストール先の選択]画面が表示されます。
表示されているフォルダーから変更しない場合、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。フォルダーを変更する場合<参照(R)>ボタンをクリックし、フォルダーを変更したあと、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
注意
フォルダーを変更する際、以下に注意してください。
システムのインストールフォルダー(C:\など)を指定しないでください。
100文字以内の文字列を入力します。全角文字や以下の記号を含むフォルダー名は指定しないでください。
"""、"|"、":"、"*"、"?"、"/"、"."、"<"、">"、","、"%"、"&"、"^"、"="、"!"、";"、"#"、"'"、"+"、"["、"]"、"{"、"}"
Windows Serverで64ビットOSを使用している場合、インストールフォルダーに以下のフォルダー名は指定できません。
"%SystemRoot%\System32\"
クローニングイメージ配付時に、Sysprepがドライブレターを初期化するため、クローニングを利用する場合、OSのシステムドライブにインストールすることをお勧めします。
[管理サーバ情報の登録]画面が表示されます。
管理サーバの管理LANのIPアドレス、および"setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュールが配置されているフォルダーを指定し、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
管理サーバのIPアドレスを指定します。管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合、管理対象サーバと通信可能なIPアドレスを指定してください。
<参照(R)>ボタンをクリックし、「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」で事前に準備した"deploy.cab"、または"setupcl.exe"と"sysprep.exe"を指定してください。
参考
Windows Server 2008以降の場合、OSにすでに設定済みの"setupcl.exe"と"sysprep.exe"が使用されるため、指定する必要はありません。(<参照(R)>ボタンは無効になります。)
[ライセンス認証情報の入力]画面が表示されます。
Windowsのボリュームライセンスのライセンス認証情報を入力します。
クローニングを利用しない場合はライセンス認証情報が不要なため、[クローニング機能を使用する]を選択せずに、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
クローニングを利用する場合、利用するWindowsの種類に応じて、「2.2.1.2 必要な情報の収集と確認」の「Windowsのボリュームライセンスの情報【Windows】」で設計した以下の情報を指定し、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
Windows Server 2003の場合
エージェントをインストールするコンピュータのWindowsのプロダクトキーを入力します。
確認のため、Windowsのプロダクトキーを再入力します。
Windows Server 2008以降の場合
キーマネジメントサービス(KMS)とマルチプルアクティベーションキー(MAK)のどちらかのライセンス認証方式を選択します。
キーマネジメントサービス(KMS)を選択した場合
KMSホストのホスト名、コンピュータ名またはIPアドレスを入力します。
ドメインネームサービス(DNS)を使用してKMSホストを自動探索する場合は必要ありません。
マルチプルアクティベーションキー(MAK)を選択した場合
エージェントをインストールするコンピュータのMAKキーを入力します。
確認のため、MAKキーを再入力します。
プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
また、プロキシサーバのポート番号がある場合、ポート番号を入力します。
エージェントをインストールするコンピュータのAdministratorのパスワードを入力します。
注意
[ライセンス認証情報の入力]画面で、[プロダクトキー]、[KMSホスト]、[MAKキー]または[アクティベーション利用時のプロキシサーバ]に誤った値を入力した場合、クローニングを利用できません。
正しい値を入力しているか確認してください。
[ファイル コピーの開始]画面が表示されます。
画面に表示されている内容に誤りがないことを確認し、<インストール (N)>>ボタンをクリックしてください。
ファイルのコピー処理が開始されます。
内容を変更する場合、<<戻る(B)>ボタンをクリックしてください。
本製品のセットアップ完了画面が表示されます。
セットアップが完了した場合、セットアップ完了画面が表示されます。
<完了>ボタンをクリックし、画面を閉じてください。
注意
インストール失敗時の対処
システム異常やシステムダウンなどの処理異常や実行条件の誤りによるエラー、およびユーザーによる処理中断(キャンセル)が原因でインストール処理が中断された場合、原因を取り除いたあと、以下の対処を行ってください。
Windowsのコントロール パネルで[プログラムの追加と削除]を開き、[ServerView Resource Orchestrator Agent]が表示されている場合、アンインストールしたあとに、再インストールします。
アンインストールについては、「20.2 エージェントのアンインストール」を参照してください。
参考
Windows Server 2008以降の場合、Windowsのコントロール パネルで"プログラムと機能"を開いてください。
[ServerView Resource Orchestrator Agent]が表示されていない場合、再インストールします。
本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化
ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。
本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。
なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号をインストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。
関連サービスのアンインストール
本製品のインストール後に、ServerView Deployment Managerをインストールする場合、または同一サブネットにServerView Deployment Managerを配置する場合は、関連サービスをアンインストールする必要があります。
関連サービスのアンインストール方法については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.1 deployment_service_uninstall」を参照してください。