ここでは、マネージャーのセットアップについて説明します。
セットアップ前の注意事項
Active Directoryにユーザーを自動登録するコマンド(ldifde)を使用するために、マネージャーが動作するサーバに"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加してください。
以下の手順で、"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加します。
Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[サーバー マネージャー]を選択します。
[サーバー マネージャー]ダイアログが表示されます。
[役割]-[役割の追加]-[Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス]を選択します。
役割の追加ウィザードに従い、確認画面で<インストール>ボタンをクリックします。
セットアップ
マネージャーのセットアップは、セットアップコマンドを実行します。
セットアップの実行は、媒体、または展開されたモジュールのどちらでも実行できます。
【Windowsマネージャー】
管理者権限(Administrator)でログオンします。
マネージャーのセットアップを行うシステムにログオンします。
ローカルコンピュータのAdministratorアカウントでログオンしてください。
セットアップコマンドを実行します。
媒体から実行する場合
>インストール媒体\RcSetup.exe <RETURN> |
展開されたモジュールから実行する場合
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\setup\RcSetup.exe <RETURN> |
メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。
セットアップコマンドの実行結果を確認します。
セットアップが成功した場合
以下のメッセージが表示されます。
INFO : Resource Orchestrator Cloud Edition setup successfully. |
セットアップが失敗した場合
以下のメッセージが表示されます。
ERROR : Resource Orchestrator Cloud Edition setup failed. |
注意を参照し、問題を取り除いた後に再度セットアップを実行してください。
問題が解決しない場合、当社技術員に連絡してください。
ディレクトリサービス接続情報を変更します。
ServerView Operations Manager V5.3 に同梱のOpenDSを利用する場合は、本製品に登録しているディレクトリサーバ管理者の情報を変更する必要があります。
以下の手順でディレクトリサービス接続情報を変更してください。
マネージャーを停止します。
rcxadm mgrctl stopコマンドを使用して、マネージャーを停止します。
rcxadm mgrctl stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。
ディレクトリサービス接続情報を更新します。
rcxadm authctl modifyを使用して、ディレクトリサービス接続情報を更新します。
例
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm authctl modify -bind "cn=Directory Manager" -passwd admin <RETURN> |
パスワードにはディレクトリサーバ管理者のパスワードを指定してください。初期設定では"admin"が設定されています。
rcxadm authctl modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。
マネージャーを起動します。
rcxadm mgrctl startコマンドを使用して、マネージャーを起動します。
rcxadm mgrctl startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。
【Linuxマネージャー】
システムにOSの管理者(root)でログインします。
セットアップコマンドを実行します。
媒体から実行する場合
# インストール媒体/RcSetup.sh <RETURN> |
展開されたモジュールから実行する場合
# /opt/FJSVrcvmr/sys/setup/RcSetup.sh <RETURN> |
メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。
セットアップコマンドの実行結果を確認します。
セットアップが成功した場合
以下のメッセージが表示されます。
INFO : Resource Orchestrator Cloud Edition setup successfully. |
セットアップが失敗した場合
以下のメッセージが表示されます。
ERROR : Resource Orchestrator Cloud Edition setup failed. |
注意を参照し、問題を取り除いた後に再度セットアップを実行してください。
問題が解決しない場合、調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。
ディレクトリサービス接続情報を変更します。
ServerView Operations Manager V5.3 に同梱のOpenDSを利用する場合は、本製品に登録しているディレクトリサーバ管理者の情報を変更する必要があります。
以下の手順でディレクトリサービス接続情報を変更してください。
マネージャーを停止します。
rcxadm mgrctl stopコマンドを使用して、マネージャーを停止します。
rcxadm mgrctl stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。
ディレクトリサービス接続情報を更新します。
rcxadm authctl modifyを使用して、ディレクトリサービス接続情報を更新します。
例
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm authctl modify -bind "cn=Directory Manager" -passwd admin <RETURN> |
パスワードにはディレクトリサーバ管理者のパスワードを指定してください。初期設定では"admin"が設定されています。
rcxadm authctl modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。
マネージャーを起動します。
rcxadm mgrctl startコマンドを使用して、マネージャーを起動します。
rcxadm mgrctl startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。
注意
セットアップに失敗する場合、以下について問題がないか確認してください。
アンセットアップが正しく行われていない
使用しているディレクトリサービス上から、以下のエントリーを削除してください。
swrbaadmin
swrbasch
Group
OpenDSのLDAPポート番号が変更されている
デフォルトのポート番号に戻し、再実行してください。
マネージャーとディレクトリサーバ間のLDAPS通信が確立できていない
ディレクトリサービスがMicrosoft Active Directoryの場合、以下を確認してください。
適切な証明書が証明機関から発行されているか
発行された証明書が正しくインストールされているか
通信の確認には、各種ツールやldpコマンドなどを使用してください。
セットアップ後の注意事項
以下のユーザーが追加されます。
【Windowsマネージャー】
rcxctdbchg
rcxctdbchgは、メータリング用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。
rcxctdbdsb
rcxctdbdsbは、ダッシュボード用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。
【Linuxマネージャー】
rcxctdbdsb
rcxctdbdsbは、ダッシュボード用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。本製品をインストールしている状態でこのアカウントを削除しないでください。