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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

2.1.3 セットアップ

ここでは、マネージャーのセットアップについて説明します。


セットアップ前の注意事項

Microsoft Active Directoryをマネージャーとは別のサーバで使用する場合【Windowsマネージャー】

Active Directoryにユーザーを自動登録するコマンド(ldifde)を使用するために、マネージャーが動作するサーバに"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加してください。

以下の手順で、"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加します。

  1. Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[サーバー マネージャー]を選択します。

    [サーバー マネージャー]ダイアログが表示されます。

  2. [役割]-[役割の追加]-[Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス]を選択します。

  3. 役割の追加ウィザードに従い、確認画面で<インストール>ボタンをクリックします。


セットアップ

マネージャーのセットアップは、セットアップコマンドを実行します。
セットアップの実行は、媒体、または展開されたモジュールのどちらでも実行できます。

【Windowsマネージャー】

  1. 管理者権限(Administrator)でログオンします。

    マネージャーのセットアップを行うシステムにログオンします。
    ローカルコンピュータのAdministratorアカウントでログオンしてください。

  2. セットアップコマンドを実行します。

    • 媒体から実行する場合

      >インストール媒体\RcSetup.exe <RETURN>

    • 展開されたモジュールから実行する場合

      >インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\setup\RcSetup.exe <RETURN>

  3. メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。

  4. セットアップコマンドの実行結果を確認します。

    • セットアップが成功した場合

      以下のメッセージが表示されます。

      INFO : Resource Orchestrator Cloud Edition setup successfully.

    • セットアップが失敗した場合

      以下のメッセージが表示されます。

      ERROR : Resource Orchestrator Cloud Edition setup failed.

      注意を参照し、問題を取り除いた後に再度セットアップを実行してください。

      問題が解決しない場合、当社技術員に連絡してください。

  5. ディレクトリサービス接続情報を変更します。

    ServerView Operations Manager V5.3 に同梱のOpenDSを利用する場合は、本製品に登録しているディレクトリサーバ管理者の情報を変更する必要があります。
    以下の手順でディレクトリサービス接続情報を変更してください。

    1. マネージャーを停止します。

      rcxadm mgrctl stopコマンドを使用して、マネージャーを停止します。
      rcxadm mgrctl stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。

    2. ディレクトリサービス接続情報を更新します。

      rcxadm authctl modifyを使用して、ディレクトリサービス接続情報を更新します。

      >インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm authctl modify -bind "cn=Directory Manager" -passwd admin <RETURN>

      パスワードにはディレクトリサーバ管理者のパスワードを指定してください。初期設定では"admin"が設定されています。
      rcxadm authctl modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。

    3. マネージャーを起動します。

      rcxadm mgrctl startコマンドを使用して、マネージャーを起動します。
      rcxadm mgrctl startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。

【Linuxマネージャー】

  1. システムにOSの管理者(root)でログインします。

  2. セットアップコマンドを実行します。

    • 媒体から実行する場合

      # インストール媒体/RcSetup.sh <RETURN>

    • 展開されたモジュールから実行する場合

      # /opt/FJSVrcvmr/sys/setup/RcSetup.sh <RETURN>

  3. メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。

  4. セットアップコマンドの実行結果を確認します。

    • セットアップが成功した場合

      以下のメッセージが表示されます。

      INFO : Resource Orchestrator Cloud Edition setup successfully.

    • セットアップが失敗した場合

      以下のメッセージが表示されます。

      ERROR : Resource Orchestrator Cloud Edition setup failed.

      注意を参照し、問題を取り除いた後に再度セットアップを実行してください。

      問題が解決しない場合、調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

  5. ディレクトリサービス接続情報を変更します。

    ServerView Operations Manager V5.3 に同梱のOpenDSを利用する場合は、本製品に登録しているディレクトリサーバ管理者の情報を変更する必要があります。
    以下の手順でディレクトリサービス接続情報を変更してください。

    1. マネージャーを停止します。

      rcxadm mgrctl stopコマンドを使用して、マネージャーを停止します。
      rcxadm mgrctl stopコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。

    2. ディレクトリサービス接続情報を更新します。

      rcxadm authctl modifyを使用して、ディレクトリサービス接続情報を更新します。

      # /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm authctl modify -bind "cn=Directory Manager" -passwd admin <RETURN>

      パスワードにはディレクトリサーバ管理者のパスワードを指定してください。初期設定では"admin"が設定されています。
      rcxadm authctl modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。

    3. マネージャーを起動します。

      rcxadm mgrctl startコマンドを使用して、マネージャーを起動します。
      rcxadm mgrctl startコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.14 rcxadm mgrctl」を参照してください。

注意

セットアップに失敗する場合、以下について問題がないか確認してください。

  • アンセットアップが正しく行われていない

    使用しているディレクトリサービス上から、以下のエントリーを削除してください。

    • swrbaadmin

    • swrbasch

    • Group

  • OpenDSのLDAPポート番号が変更されている

    デフォルトのポート番号に戻し、再実行してください。

  • マネージャーとディレクトリサーバ間のLDAPS通信が確立できていない

    ディレクトリサービスがMicrosoft Active Directoryの場合、以下を確認してください。

    • 適切な証明書が証明機関から発行されているか

    • 発行された証明書が正しくインストールされているか

    通信の確認には、各種ツールやldpコマンドなどを使用してください。


セットアップ後の注意事項