標準ログで使用するログ定義について、以下に説明します。
〔標準ログのログ定義ファイル格納パス〕 |
〔標準ログのログ定義ファイル格納パス〕 |
注意
IJServerクラスタまたはIJServerワークユニット運用中にログ定義ファイルの修正を行った場合は、IJServerクラスタまたはIJServerワークユニットの再起動を行ってください。
■ログ定義ファイルの修正
インストール時のログ定義ファイルをもとに、記述内容の変更方法について説明します。
なお、定義の変更の詳細については、以下を参照してください。
“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“汎用ログ”の“ログ定義ファイルを用いたログ出力”
“Interstage Business Application Server リファレンス”の“ログ定義ファイルリファレンス”
◆定義変更するログを選択する
logComposerタグのnameには、以下の管理名が記述されています。
ログの目的 | 管理名 | 説明 |
---|---|---|
システムログ | system | アプリケーションの稼動状況や、エラー状況を出力します。 |
性能ログ | performance | 特定の利用者による要求処理ごとのWebサーバ、およびアプリケーションサーバでの処理時間を出力します。 |
◆標準ログの出力先を変更する
デフォルトの出力先を変更するには、ログ定義ファイルの出力先を変更します。
ログ定義ファイルを変更するには、変更する管理名の定義のparamタグを変更してください。出力先の変更の詳細については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“汎用ログ”の“ログ定義ファイルを用いたログ出力”の“ログの出力先の設定”を参照してください。
注意
標準ログとユーザログの出力先を同じ出力先に指定して運用した場合、標準ログとユーザログが混在することがあります。
◆標準ログのログ出力レベルを変更する
デフォルトでは、ログ出力レベルは9です。
出力レベルを変更するには、変更する管理名の定義のlevelタグを変更してください。
各ログ定義のログ出力レベルの詳細については、“17.3 標準ログの出力レベル”を参照してください。
◆標準ログのログ出力フォーマットを変更する
デフォルトでは、以下のフォーマットとなります。
コンテキストID メッセージ本文 |
ログ出力フォーマットを変更するには、変更する管理名の定義のmsgFormatタグを変更してください。
フォーマットの詳細については、“17.5 標準ログの基本フォーマット”を参照してください。
◆標準ログの時刻を表示する
デフォルトでは、オープンJavaフレームワークのランタイムが出力する標準ログはIJServerクラスタのサーバーログまたはJ2EEのIJServerのコンテナログに出力されます。サーバーログやコンテナログにはタイムスタンプが自動的に付与されて出力されます。
以下のように、標準ログの出力先がサーバーログやコンテナログではない場合で、かつ標準ログと共に時刻もあわせて出力する場合などは、標準ログで使用するログ定義ファイルを修正する必要があります。
標準ログの出力先をサーバーログ、コンテナログやシステムログ(syslog)以外の、ファイルなどに設定する場合
デフォルトでは、時刻を出力するための定義は以下に示すとおり、無効になっています。
<!-- <item name="%d" length="-1" format="yyyy/MM/dd kk:mm:ss.SSS"> </item> --> |
以下の例を参考にして、時刻を出力するための定義を有効にしてください。
<item name="%d" length="-1" format="yyyy/MM/dd kk:mm:ss.SSS"> </item> |