ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

9.2.1 ワークユニットの構成

ワークユニットはイベントチャネルのイベントデータを送受信するスレッド/プロセスと、それらの上で動作するアプリケーションで構成されます。

9.2.1.1 イベントチャネルとスレッド/プロセスの関係

1つのイベントチャネルからイベントデータを送受信するプロセスを複数配置することができます。またプロセス内においても複数のスレッドを配置でき、複数のスレッドでイベントチャネルからイベントデータを送受信することができます。
つまり、1つのイベントチャネルに対して、スレッド数×プロセス数の数だけ同時に送受信を行うよう設定することができます。なお、複数のイベントチャネルを1つのプロセスから受信することはできません。また、プロセスモードのワークユニットを使用する場合、スレッド数の設定ができないため、同時にプロセス数だけ送受信を行うことになります。

以降では、イベントチャネルからイベントデータ送受信を行うスレッド/プロセスのことをイベントチャネル送受信群と定義して説明します。

9.2.1.2 イベントチャネルとアプリケーションの関係

業務処理実行アプリケーションの呼出しは、前述したイベントチャネル送受信群に属するスレッド/プロセス上から行われます。1つのイベントチャネルのイベントデータを受信すると、1つの業務処理実行アプリケーションが呼び出されます。

9.2.1.3 ワークユニットとイベントチャネルの関係

1つのワークユニットでは複数のイベントチャネル送受信群を配置することができます。