アプリケーションプロセスの起動時に、プロセス固有の情報が特定の環境変数に設定されます。アプリケーションプログラムでは、自プロセスの情報を環境変数により獲得することができます。
なお、アプリケーション異常終了などによりアプケーションプロセスが終了した場合、プロセス再起動時に終了前の情報をひきつぎます。
以下の環境変数が設定されます。
設定情報 | 設定内容 | 環境変数名 | 最大データ長 |
---|---|---|---|
システム名 | 当該ワークユニットが属するInterstageのシステム名 | IS_APL_SYSNAME | 8バイト |
ワークユニット名 | プロセスが属するワークユニット名 | IS_APL_WUNAME | 36バイト |
プロセス通番 | ワークユニット内でユニークなプロセスのシリアル番号であり、プロセス再起動時にも、異常終了したプロセスと同じ番号が設定されます。ただし、プロセス多重度変更機能によるプロセスの増減を行った場合、ユニークな番号であることは保証されますが、連続した番号は保証されません。 | IS_APL_SERIALNUM | 10バイト |
起動ユーザ名 | ワークユニットを起動したユーザ名 | IS_APL_USRNAME | 48バイト |
スレッド数 | プロセス内で動作しているアプリケーションのスレッド多重度 ただし、プロセスモードを使用している、または、Interstage Job Workload Serverとの連携機能を使用している場合は1が設定されます。 | IS_APL_THREADNUM | 10バイト |
プロセス起動回数 | プロセスがワークユニット起動による初回起動なのか、プロセス異常終了による再起動なのかを識別する情報。プロセスの起動回数を通知します。初回起動時は1が設定されます。 | IS_APL_STARTNUM | 10バイト |
ワークユニット出口復帰情報 | ワークユニット起動時のワークユニット出口で、出力値として設定されたワークユニット出口復帰情報1、2の設定値を通知します。 | IS_APL_INFO1 | 20バイト |
注意
ワークユニット出口プログラムおよびプロセス回収出口プログラムが動作するプロセス上では、本機能は有効となりません。