データベースクラスタの作成は、以下の手順で行います。
ポイント
Symfoware Serverのコマンドを実行する場合は、各ノードで環境変数を設定してください。
運用系ノードで、データベースクラスタを作成します。
データベースクラスタの作成には、pgx_dbinstanceコマンドを使用してください。
運用系ノードで、Symfoware Serverを起動するオペレーティングシステムのユーザーのホームディレクトリに、.pgpassファイルを作成してtemplate1データベースに対するパスワードを指定します。また、.pgpassファイルのホスト名には、localhostを指定してください。
パスワードは、PRIMECLUSTERがデータベースサーバの動作確認を行うときに使用します。認証に失敗した場合にはデータベースサーバがFAULTしたとみなします。
運用系ノードにマウントしたすべてのファイルシステムをアンマウントし、GDSボリュームを停止します。
待機系ノードで、GDSボリュームを起動し、バックアップデータ格納先のディレクトリを配置したファイルシステム、データ格納先のディレクトリなどのデータベースクラスタの資源を配置したファイルシステムをすべてマウントします。
待機系ノードで、データベースクラスタを作成します。
待機系ノードでのデータベースクラスタの作成には、--cluster-standbynodeオプションを指定したpgx_dbinstanceコマンドを使用してください。また、その他のオプションの値は、運用系ノードで実行したpgx_dbinstanceコマンドのオプションと同じ値を指定してください。
待機系ノードで、手順2と同様の操作を行います。
待機系ノードにマウントしたすべてのファイルシステムをアンマウントし、GDSボリュームを停止します。
運用系ノードで、GDSボリュームを起動し、バックアップデータ格納先のディレクトリを配置するファイルシステム、データ格納先のディレクトリなどのデータベースクラスタの資源を配置するファイルシステムをすべてマウントします。
各ノードで、起動、接続および停止の確認を行います。
参照
ファイルシステムのマウントについては、“クラスタ運用ガイド”の“ファイルシステムのマウント”を参照してください。
ファイルシステムのアンマウントについては、“クラスタ運用ガイド”の“ファイルシステムのアンマウント”を参照してください。
pgx_dbinstanceコマンドについては、“6.1 pgx_dbinstance”を参照してください。
各ノードでの起動、接続および停止の確認については、“クラスタ運用ガイド”の“データベースクラスタの作成”を参照してください。