業務ユニットで問題が発生し、原因の特定や対処ができない場合、業務ユニット管理者は、以下の業務ユニットのトラブル調査資料を採取して、インフラ管理者に問い合わせます。
インフラ管理者でも対応が困難な場合は、システムのトラブル調査資料を採取して、以下の採取資料と合わせて、富士通技術員に連絡します。
インフラ管理者が採取するシステムのトラブル調査資料については、「システムのトラブル調査資料」を参照してください。
業務ユニットのトラブル調査資料
業務ユニット管理者は、isbizcollectinfoコマンドを使って、トラブル調査資料を採取します。
isbizcollectinfoコマンドでは、製品の内部情報に加え、以下のログが採取されます。
Interstage Application Serverの「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「ログ情報」に記載されているログ(※1)のうち、iscollectinfo時の採取対象であるログ
※1「デフォルトパス」は、業務ユニット用のパス名に読み替えてください。
Interstage Application Serverの「Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド」の「ログ」に記載されている、アクセスログ、エラーログ、トレースログ(※2)
※2 「出力先」のインストールパスは、“<業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs”に読み替えてください。
トラブル調査資料の採取先や、採取した資料の使用方法は、インフラ管理者の指示に従ってください。
注意
採取したトラブル調査資料を複写する場合は、tarコマンドでアーカイブを作成するなど、ファイル属性を保持する方法で行ってください。
採取される資料の中には、業務ユニット管理者が参照できないファイルがあります。トラブル調査資料の複写、アーカイブの作成、および削除は、インフラ管理者に依頼してください。
Interstage HTTP Server 2.2の環境定義ファイル(httpd.conf)において、アクセスログ、エラーログ、およびトレースログの出力先をデフォルトパスから変更した場合、isbizcollectinfoコマンドの採取対象となりません。この場合、別途ログファイルを採取してください。
採取した以下のトラブル調査資料に秘密情報が含まれる可能性があります。トラブル調査用の資料として持ち出すことが問題ないか確認の上、資料を採取してください。
Interstage Java EE 6のログファイル
デバッグ情報を出力している場合
Interstage HTTP Server 2.2のアクセスログ、エラーログ、およびトレースログ
URLのクエリにパスワードなどの重要な情報を設定するようなアプリケーションをご利用の場合