本オプション製品を動作させるためのディスク容量とメモリ容量について説明します。
本オプション製品の運用時に必要となるディスク容量について説明します。
参考
インストール時に必要なディスク容量
インストール時に必要なディスク容量については、基本製品の「インストールガイド」の「インストール時に必要なディスク容量」を参照してください。
本オプション製品は、基本製品のインストールが必須です。また、基本製品も同じシステムで運用することができます。
そのため、本オプション製品のディスク容量に加えて、基本製品で使用するディスク容量についても見積る必要があります。
本オプション製品の運用時に必要なディスク容量は、以下を合算して見積ります。
本オプション製品の運用時に必要なディスク容量 = (基本製品で使用するディスク容量) + (本オプション製品で使用するディスク容量)
基本製品で使用するディスク容量
基本製品で使用するディスク容量については、基本製品で使用する機能によって異なります。
詳細は、以下を参照してください。
Interstage Application Serverの機能を使用している場合
Interstage Application Serverの「チューニングガイド」の「必要資源」-「運用時に必要なディスク容量」
Interstage Business Application Serverの機能を使用している場合
上記に加えて、以下を参照してください。
Interstage Business Application Serverの「チューニングガイド」の「必要資源」-「運用時に必要なディスク容量」
本オプション製品で使用するディスク容量
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
/var/opt/FJSViscopt | 1200 + Σ業務ユニット単位のディスク使用量 (注1) | 全業務ユニットの資産一式 |
業務ユニット単位のディスク使用量の総和です。
業務ユニット単位のディスク使用量は以下の式で求めます。
使用している業務ユニット分の業務ユニット単位のディスク使用量を求め、合算します。
業務ユニット単位のディスク使用量 = (600 + 業務ユニット単位の各機能の運用時に必要なディスク容量) × 3
以下を参照し、各機能の運用時に必要なディスク容量を見積ってください。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
<Java EE 6共通ディレクトリ> | 配備ファイルを展開した資産のサイズ × 2 | Java EEアプリケーションの資産一式 |
<Java EE 6共通ディレクトリ>/domains/domain1/applications | 配備する下記アプリケーションを展開した資産のサイズ
| |
<Java EE 6共通ディレクトリ>/domains/domain1/generated | 配備するアプリケーションの構成に依存します。 なお、大容量および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。 | |
<Java EE 6共通ディレクトリ>/commands | 最大4MB | |
<トランザクションログの位置> | キーポイント間隔の設定値 × 0.0005MB + 0.15MB | トランザクションログファイルの格納先 |
<セッション格納位置> | passivateされたBeanインスタンスのファイルサイズ × passivateされたBeanインスタンス数 Beanインスタンスのファイルサイズやpassivateされる数量は、配備するアプリケーションやアプリケーションの運用方法に依存します。 | 「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6機能のチューニング」-「EJBコンテナのチューニング」-「Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照し、EJBコンテナ定義のチューニングを実施したり、負荷試験や運用リハーサルを実施したりしてどの程度のディスク容量が必要になるかどうか事前に想定し、見積ることを推奨します。 |
サーバーログ(注2)
|
※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.006MBのログが出力されます。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
Java VMログ <Java EE 6共通ディレクトリ>/pcmi/isje6/logs/<サーバーインスタンス名> |
※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.003MBのログが出力されます。 ※Java VMログサイズ、保存するログファイルの世代数は、PCMIプロファイルに指定した値です。 | |
HTTPアクセスログ(注3)
|
※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
HTTPトレースログ(注3)
| HTTPトレースログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
PCMIサービスインストールログ /tmp | 最大2MB | PCMIサービスのインストール、アンインストールトラブル時の調査ログ |
Java EE 6インストールログ /tmp | 最大5MB | Java EE 6機能のインストール、アンインストールトラブル時の調査ログ |
PCMIサービストレースログ <Java EE 6共通ディレクトリ>/pcmi/isje6/trace | 最大18MB | PCMIサービス運用トラブル時の調査ログ |
配備アプリケーション一時ファイル /tmp/ | 配備するアプリケーションの構成に依存します。 なお、大容量および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。 | ファイル名gendContent*.zip(*は任意の文字列) が作成されます。本ファイルはInterstage Java EE 6 DASサービス停止時に削除されます。 |
サーバーインスタンスの一時ディレクトリ /tmp/ | 0.0005MB×サーバーインスタンス数 | ディレクトリ名fileinstall-* (*は任意の文字列) が作成されます。本ファイルは作成したサーバーインスタンスの停止時に削除されます。 |
注2)このディレクトリは、ロガーの定義項目で変更可能です。
注3)このディレクトリは、HTTPサービスの定義項目で変更可能です。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
アクセスログ、エラーログ、トレースログ格納ディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | アクセスログ、エラーログ、トレースログ |
コンテンツ格納ディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | コンテンツ(HTML文書など) |
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
---|---|---|
<Java EE 6共通ディレクトリ>/domains/domain1/lib | 1 | ログ機能の定義ファイル、クラスパス設定用ライブラリ |
本オプション製品は、基本製品のインストールが必須です。また、基本製品も運用することができます。
そのため、本オプション製品のメモリ容量に加えて、基本製品で使用するメモリ容量についても見積る必要があります。
本オプション製品を動作させるために必要なメモリ容量は、以下を合算して見積ります。
本オプション製品を動作させるために必要なメモリ容量 = (基本製品で使用するメモリ容量) + (本オプション製品で使用するメモリ容量)
基本製品で使用するメモリ容量
基本製品で使用するメモリ容量については、基本製品で使用する機能によって異なります。
詳細は、以下を参照してください。
Interstage Application Serverの機能を使用している場合
Interstage Application Serverの「チューニングガイド」の「必要資源」-「メモリ容量」
Interstage Business Application Serverの機能を使用している場合
上記に加えて以下を参照してください。
Interstage Business Application Serverの「チューニングガイド」の「必要資源」-「メモリ容量」
Interstage Business Application Serverの「オープンJavaフレームワークユーザーズガイド」の「概要」-「動作環境」-「資源要件」
本オプション製品で使用するメモリ容量
業務ユニットの各機能の運用時に必要となるメモリ容量について説明します。
以下を参照し、各機能のメモリ容量を見積ってください。
Java EE 6
必要なメモリ容量の目安を以下に示します。
IJServerクラスタの構成や、アプリケーションの構成や内容、定義項目の設定等によってメモリ使用量の値が変動するため、実運用にあたっては必ずテスト環境で測定を行ってください。
1プロセスあたりに必要なメモリ容量
項番 | プロセス | メモリ容量(VSZ) | メモリ容量(VSZ) |
---|---|---|---|
1 | PCMIサービス(注1) | 1450MB | 300MB |
2 | Interstage Java EE 6 DASサービス(注2) | 2000MB | 900MB |
3 | サーバーインスタンス(注2) | 2000MB | 900MB |
Interstage Java EE 6 DASサービスやサーバーインスタンスが起動していない場合
アプリケーションの配備や定義設定を行っていない場合
Interstage HTTP Server 2.2
注意
Webサーバを動作させるために必要なメモリ容量が確保されていない場合、Webサーバの動作に不具合が生じる場合があります。
メモリ所要量(単位:メガバイト) |
---|
5.5 + (5.0 × n ÷ m) + (0.1 × n) 以上 |
m:環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブの設定値
n:環境定義ファイル(httpd.conf)のMaxClientsディレクティブの設定値
Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)
メモリ所要量(単位:メガバイト) |
---|
1.0 × n + 30.0 |
n:Webコンテナへの同時接続数
オープンJavaフレームワーク
必要なメモリ容量の目安を以下に示します。
アプリケーションの構成や内容により実際の値は大きく変動しますので、実運用にあたっては必ずテスト環境で測定を行ってください。
Java VM 1プロセスあたりに必要なメモリ容量
項番 | フレームワーク | メモリ容量(VSZ) |
---|---|---|
1 | Struts 1.2 | 2.0 GB |
2 | Spring Framework 3.2 | 2.0 GB |
3 | iBATIS | 2.0 GB |
4 | TERASOLUNA Server Framework for Java(Web版) | 2.0 GB |
5 | TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版) | 2.0 GB |