本オプション製品は、独立して運用できる業務ユニットの機能により、業務システムを1つのOSに集約して運用することができます。
個々のOSのアプリケーションサーバ機能上で運用していた業務システムを1つのOSに集約することができ、サーバリソースの有効活用を実現します。また、各業務システムへの修正適用が1回で済み、システム全体の運用コストが削減できます。
業務システム集約によるサーバリソースの有効活用
本オプション製品は、基本製品のアプリケーションサーバ機能上で運用している業務システムを、1つのOSに集約して運用することができます。
それぞれの業務ユニットはお互いに影響せず、独立して運用することができます。そのため、1つのOSで複数の業務システムを運用管理することができます。また、業務ユニットに割り当てるリソースはシステムの管理者が自由に設計することができます。
今までサーバリソースの有効活用として行っていたVMへの集約と比べて、さらに自由度の高い、高密度な業務システムのサーバ集約が可能となり、ITコストの削減を可能にします。
本オプション製品は、Linuxのcgroupを利用しています。
cgroupで管理する1つのグループに対して1つの業務ユニットを対応させることにより、各業務ユニットの独立性とリソース制御を可能にします。
修正適用の簡易化による保守コストの削減
複数のOSに基本製品をインストールして運用しているシステムの場合、修正の適用は各OSの基本製品に対して1つずつ適用する必要がありました。
本オプション製品では、修正の適用は1回で済みます。また、修正を適用する時、業務ユニット上の業務システムを停止する必要はありません。
各業務ユニットへの修正の反映は、業務ユニットの管理者が都合の良いタイミングで実施することができます。
これにより、運用サイクルの異なる業務システムを1つのOSに集約することができ、修正の適用時の保守コストを削減します。