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Symfoware Server V12.2.0 アップデート情報
FUJITSU Software

第3章 プログラム修正一覧

本ソフトウェアでは、以前のバージョンレベルで発生した障害が修正されています。

今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

表3.1 V12.2.0でのプログラム修正一覧

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EEE

EE

SE

1

V12.2.0

PG50835

[現象]

アプリケーション実行時に、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した値が無視されて動作してしまいます。

注) トランザクションの実行時間が、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過してもコネクションが切断されません。

[環境]

本現象は以下の環境で発生します。

  • Windows

  • Oracle Solaris

  • Linux

[発生条件]

1) 以下のいずれかの環境である。かつ、

  1-1) ロードシェア運用である。または、

  1-2) Enterprise Extended Edition以外の製品を利用している。

2) 利用者制御機能を利用している。かつ、

3) 動作環境ファイルにTRAN_TIME_LIMITを指定した場合。

2

PH01914

[現象]

[現象1]

下記の「発生条件1」を満たす場合、結果セットが取得できません。

[現象2]

下記の「発生条件2」または「発生条件3」または「発生条件4」を満たす場合、SQLSTATE2A000の以下のエラーメッセージが返却されます。

「SQL文構文エラー」

[現象3]

下記の「発生条件5」を満たす場合、期待値とは異なる値(-1)が返却されます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

◆発生条件1

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、SELECT文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetResultSetメソッドを使って、2)のSELECT文に対応する結果セットを取得する。

◆発生条件2

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteUpdateメソッドを実行する。

◆発生条件3

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/NSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件4

1) プロシジャルーチンをサーバに定義する。かつ、

2) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

3) 1)で作成したプロシジャルーチンに対してCall文を指定し、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

4) 3)で作成したCallableStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

5) 3)のCall文を指定して、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

6) 5)で作成したCallableStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件5

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/INSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、2)のSQL文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを実行する。かつ、

7) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを再実行する。

3

PH01993

[現象]

圧縮指定COMPRESSを指定したDSIに対して、rdbsuloaderコマンドを実行すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (com_inf:xxxx idt_p:xxxx sub_code:2 module:qdcscmap200 line:xxxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 圧縮指定COMPRESSを指定して、表のDSIを定義している。かつ、

2) 1)のDSIに関連するインデックスのDSIを定義している。かつ、

3) 1)のDSIに対して、rdbsuloaderコマンドを実行している。かつ、

4) 3)で-hを指定している。

(内部条件)

rdbsuloaderコマンドの実行によって、表のDSIの容量が約20メガバイト以上になった場合に発生することがあります。

4

PH02031

[現象]

rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用せず、-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1","&2"、・・・"&n"を指定すると、左記の文字列を空文字に置き換えます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) rdbexecsqlコマンドの-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1"、"&2"、・・・"&n"のような、"&"の右隣に半角数字が書かれている文字列が含まれる。かつ、

2) rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用していない。かつ、

3) rdbexecsqlコマンドを利用して、SQL文を実行する。

5

PH02331

[現象]

以下に示す環境・発生条件のときSymfoware/RDBまたはConnection Managerがダウンする場合があります。ダウン時に出力されるメッセージは以下のとおりです。

Symfoware/RDBの場合

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

Connection Managerの場合

apc00020u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

[環境]

本障害は以下のOSで発生します。

  • Windows

[発生条件]

Symfoware/RDBの場合

1) Symfoware/RDBを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) RDBコマンド または、

  (2) システム内接続のアプリケーション

Connection Managerの場合

1) Connection Managerを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) apcnetコマンド または、

  (2) Connection Managerを利用したアプリケーション

6

PH02495

[現象]

[現象1]

RDBコマンド実行時に下記のメッセージを出力してSymfoware/RDBが停止する場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード=xx 内部コード=(xx)

[現象2]

RDBコマンド実行時に誤ったオプション指定がエラーにならずに正常終了する場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合

  • Linux

  • Oracle Solaris

  • Windows

[発生条件]

以下の条件に合致した場合に発生する可能性があります。

[現象1の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2)1)のオプションのデータベース名を、以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中にデータベース名の直前の空白を含んでいる場合。(注1)

  (注1)以下に実行例を示します

      データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

      rdbinf "-i TESTDB.TESTDSI"

      rdbinf -i " TESTDB.TESTDSI"

[現象2の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2) 1)のオプションのデータベース名、または、DSI名を以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中のデータベース名、または、DSI名の途中に空白を含んでいる場合。(注2)

(注2)以下に実行例を示します。

    データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

    rdbinf -i "TEST DB.TESTDSI"

    rdbinf -i "TESTDB.TEST DSI"

7

PH03852

[現象]

FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を実行すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred Referrence code xx.xx.xx.xx Internal code = (idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:qdcsixc line:xxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(発生条件1)

1) 表に関連するDSI数が100個以上定義されている。かつ、

2) 1)の表のDSIが以下のいずれの状態でもない。かつ、

  - 定義直後

  - 初期化

3) rdbddlexコマンドを実行している。かつ、

4) 3)の入力ファイルで、2)の表に対して、FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を2個以上連続で指定している。

(発生条件2)

1) 表のDSIが以下のいずれの状態でもない。かつ、

- 定義直後

- 初期化

2) rdbpldicコマンド(-U指定)で、1)の表の定義情報をメモリ展開している。かつ、

3) 2)の後、1)の表に対して、FORMATを指定したCREATE DSI文(インデックスのDSI定義文)を実行している。

8

PH04156

[現象]

[現象1]

発生条件1、または、派生条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード= 16.1.7.12290 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:18446744073709551615 module:qdafenky260 line:51) u*

[現象2]

発生条件2に該当する場合、コネクションが使用するソート作業域、または、作業用テーブル域が使用するメモリおよびファイルの使用量が不当に増加し、メモリ不足およびディスク枯渇が発生する可能性があります。

メモリ不足およびディスク枯渇が発生した場合は、以下のいずれかのメッセージが出力されます。

qdg12102u:RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました

JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

JYP5026E 作業用ディレクトリの容量が不足しました.

上記は代表的なメッセージで、上記以外にも以下のメッセージが出力される場合があります。

JYP4810E、JYP4811E、JYP4815E、JYP4830E、JYP4942E、JYP5107E、JYP5027E

また、現象2に派生し、現象1が発生する場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

1) Linux

2) Oracle Solaris

3) Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1) 格納データを暗号化する。かつ、

2) トランザクションを超越するカーソルを複数オープンする。かつ、

3) 2)のSQL文は、作業用テーブル域を使用する。かつ、

4) トランザクションをCOMMITした状態である。かつ、

5) コネクションを切断する。

[発生条件2]

1) トリガが動作するSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のSQL文は、ソート作業域、または、作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 1)のトリガの被トリガSQL文がCALL文である。かつ、

4) 3)のCALL文で呼び出すプロシジャルーチン内において、以下のいずれかが発生する。

  4-1) SQL文の実行でエラーが発生する。または、

  4-2) SIGNAL文、または、RESIGNAL文により例外事象が発生する。

[派生条件]

1) 現象2が発生する。かつ、

2) 発生条件2の2)のSQLが作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 格納データを暗号化する。かつ、

4) 以下のいずれかに該当する。かつ、

  4-1) 発生条件2の1)から3)および派生条件2)、3)の条件に該当するSQL文をコネクション内でWORK_MEM_SIZEの指定値/64の回数を超えて繰り返し実行する。または、

  4-2)発生条件2の2)で使用する作業用テーブル域の使用量がWORK_MEM_SIZEを超える。

5) コネクションを切断する。

9

PH02619

[現象]

qdg02842u(注1)のメッセージを出力して、副系ノード、または、複写先システムのSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

注1) qdg02842u:シグナル*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

入力文字数制限のため、[環境]は項番2.原因要約に記載します。

[発生条件]

<ADBGの場合>

1) 複写元システムで同一ロググループ内の複数DSIを更新する。かつ、

2) 複写元システムで1)に対応するRLPに対して、rdbbcswhを実行する。または、RLCが満杯になりRLC交替が発生する。かつ、

3) 複写先システムでrdbbcextを実行する。かつ、

4) 複写先システムでrdbbcrefを実行する。かつ、

5) 複写先システムでrdbbcofflineを実行する。かつ、

6) 5)を実行中に複写先システムで下記のいずれかのコマンドを実行する。

  • Symfoware Serverのコマンド

rdbalidx,rdbalmdsi,rdbaudit,rdbchksanity,rdbcninf,rdbconbf,rdbcrbf,rdbdisbf,rdbdmp,rdbdmpdic,rdbdrbf,rdbdvinf,rdbexdir,rdbexdsi,rdbexecsql,rdbexspc,rdbgcdic,rdbgcdsi,rdbhsuty,rdbinf,rdbinh,rdblkinf,rdblog,rdbloggroup,rdbmrdmp,rdbmrinf,rdbmrrcv,rdbpldic,rdbpmreport,rdbpmsqllist,rdbpmt,rdbprdic,rdbprt,rdbprtbf,rdbps,rdbrcv,rdbrcvadt,rdbrcvdic,rdbrls,rdbrtr,rdbsar,rdbscldir,rdbsetrp,rdbspcinf,rdbsysstat,rdbtadef,rdbtais,rdbterm,rdbudsi,rdbunl,rdbunladt,rdbunlsql,rdbunlx,rdbups

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(以降、ACMと略す)のコマンド

swstbackup,swstrestore

  • ADBGのコマンド

rdbbccntf,rdbbccon,rdbbcdisrcv,rdbbcext,rdbbclog,rdbbcmap,rdbbcmndb,rdbbcpfm,rdbbcref,rdbbcrlp

<MCまたはDB二重化機能の場合>

1) 正系ノードで同一ロググループ内の複数DSIを更新する。かつ、

2) 副系ノードでdxsvstopを実行する。かつ、

3) 2)を実行中に副系ノードで下記のいずれかのコマンドを実行する。

  • Symfoware Serverのコマンド

rdbaudit,rdbchksanity,rdbcninf,rdbconbf,rdbcrbf,rdbdisbf,rdbdmp,rdbdmpdic,rdbdrbf,rdbdvinf,rdbexecsql,rdbgcdic,rdbhsuty,rdbinf,rdblkinf,rdblog,rdbloggroup,rdbmrdmp,rdbmrinf,rdbmrrcv,rdbpldic,rdbpmreport,rdbpmsqllist,rdbprdic,rdbprt,rdbprtbf,rdbps,rdbrcv,rdbrcvadt,rdbrcvdic,rdbsar,rdbscldir,rdbsetrp,rdbspcinf,rdbsysstat,rdbtadef,rdbtais,rdbterm,rdbunladt,rdbunlsql,rdbups

  • ACMのコマンド(MCの場合のみ)

swstbackup,swstrestore

  • MCまたはDB二重化機能のコマンド

rdbbcdcu,rdbbclog,rdbbcmndb,rdbbcrlp

内部条件として以下の順に動作した場合に発生。

a) rdbbcofflineまたはdxsvstopが、メモリを解放。

b) a)と同時実行中の他のコマンドが、a)で解放したメモリを獲得。

c) a)のコマンドが該当メモリを誤って更新。

なお、タイミング依存のため、条件に一致しても発生しない場合があります。

10

PH03094

[現象]

(現象1)

SQL文を実行すると以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsopn120 line:XXX)

(現象2)

DSIの削除を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

(現象3)

DSIの定義を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(現象1の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)かつ、

3) 1)の同一コネクション内で1)と同一の表に対して以下のいずれかのSQL文を実行する。

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

(現象2の発生条件)

1) 以下のいずれかを実行する。かつ、

  - アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文

    - INSERT文

    - DELETE文

    - UPDATE文

    - SELECT文

  - アプリケーションまたはrdbddlexコマンドでCREATE INDEX文

    - rdbuptコマンド

    - rdbunlsqlコマンド

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)かつ、

3) 2)以降にSymfoware/RDBを再起動していない。かつ、

4) 1)の表配下のDSIに対して以下のいずれかによりDSIの削除を行う。

  - DROP DSI文

  - DROP SCHEMA文(CASCADE指定)

  - DROP TABLE文(CASCADE指定)

  - DROP DSO文(CASCADE指定)

  - DROP INDEX文

(現象3の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbddlexコマンドで以下のいずれかを実行する。かつ、

  - CREATE TABLE文(格納領域指定(ON))

  - CREATE TABLE文(一時表指定(GLOBAL TEMPORARY))

  - CREATE DSI文(FORMAT指定(注2))

  - CREATE INDEX文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(注1)

注1)以下のいずれかのメッセージが出力されます。

  JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

  JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

注2)FORMATはV10.0.0以降のV/Lで指定可能です。

【補足(内部条件)】

処理対象の表配下のDSIをアクセスする環境開設中にメモリ不足が発生した時にのみ現象が発生する場合があります。

11

PH03222

[現象]

RDBコマンドを実行すると、以下のメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル10を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件1]

1) 表にインデックスが定義されている。かつ、

2) 1)の表にBLOB型の列が定義されている。かつ、

3) 1)の表のDSOでPRECEDENCEを指定している。かつ、

4) 1)の表にINSERT文でデータ格納し、DSIに2件以上格納された状態となっている。かつ、

5) 4)の後、1)の表のDSIまたはインデックスのDSIに以下のいずれかを実行している。

  - rdbgcdsi

  - rdbsaloader

  - rdbrcv

  - rdbsloader(-x指定)

[発生条件2]

1) 表にBLOB型の列が定義されている。かつ、

2) 1)の表のDSOでPRECEDENCEを指定している。かつ、

3) 1)の表または表のDSIに対して抽出定義を定義している。かつ、

4) 3)の抽出定義に対してTextアダプタ定義を登録している。かつ、

5) 1)の表にINSERT文でデータ格納し、DSIに2件以上格納された状態となっている。かつ、

6) 5)の後、4)のTextアダプタ定義を指定してrdbtaisコマンドを実行している。

注) ページ内のレコードの配置状態に依存するため、発生条件に一致しても発生しないことがあります。

12

PH04549

[現象]

[現象1]

qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

・qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

注) 本現象の発生頻度は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。

[現象2]

アプリケーションに、誤った検索結果を返却する場合があります。

注) 本現象の発生頻度、および顕在化する事象は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。そのため、結合条件に該当するレコードが返却されなかったり、誤ったカラムデータが返却される可能性があり、顕在化する事象は不定です。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の場合、現象1が発生する場合があります。

1) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

2) 1)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

3) 2)の列は一意性制約されていない。かつ、

4) 1)の右表(注1)に導出表を指定する。かつ、

5) 4)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

6) 5)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

7) 1)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

8) 6)の外への参照列が、7)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

9) 2)に指定した1)の左表(注1)の列を探索条件を指定している。かつ、

10) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。

  10-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  10-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

例1)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・7)

T1.C3 ・・・10)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・1)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・5)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・6)

) D1 ・・・4)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・2)

WHERE T1.C1=1 ・・・9)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・8)

T3(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

[発生条件2]

以下の場合、現象1および現象2が発生する場合があります。

1) ロードシェア運用である。かつ、

2) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

3) 2)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

4) 3)の列は一意性制約されていない。かつ、

5) 2)の右表(*1)に導出表を指定する。かつ、

6) 5)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

7) 6)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

8) 2)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

9) 7)の外への参照列が、8)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

10) 3)に指定した1)の左表(注1)の列を探索条件を指定している。かつ、

11) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。かつ、

  11-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  11-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

12) 6)の副問合せで参照する表がアプリケーションが接続したノード以外に偏在する。かつ、

13) 7)の副問合せの外への参照列と比較する列が、副問合せで参照する表のインデックス構成列に含まれない。

例2)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・8)

T1.C3 ・・・11)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・2)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・6)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・7)

) D1 ・・・5)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・3)

WHERE T1.C1=1 ・・・10)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・9)

T3(C1,C2,C3) IDX(C3) ・・・13)

・ノード構成とノードに偏在するテーブル

ノード1:T1,T2

ノード2:T3 ・・・12)(注2)

注1) 結合型がRIGHTの場合、右表は左表に、左表は右表に読み替えてください。

注2) 例2のSQLを実行するアプリケーションは、ノード1に接続するものとします。

13

PH05060

[現象]

DISCONNECT文によるコネクションの切断に時間がかかります。

派生する現象として以下があります。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)またはSymfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

dxsvstopコマンドが、約10分後に「32001 通信処理において異常が発生しました」を出力し終了します。

<Symfoware Active DB Guard(以降、ADBGと略す)の場合>

複写先システムのrdbbcofflineコマンドに時間がかかります。

[環境]

以下のいずれかの場合に発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

派生する現象は以下の場合に発生します。

<MCの場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0~V10.1.0B

  EE V10.1.0~V10.1.0B

2) MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V11.0.0A~V11.1.1

  EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0

  EE V10.1.0

2) MC V10.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2)MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

<DB二重化機能の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.0

  Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.1.0

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

-Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.0

  SE V10.1.0~V12.1.0

<ADBGの場合>

-Oracle Solarisの場合

1) EEE V10.1.0~V11.1.1を使用。

または

1) EEE 9.0.0~9.2.0を使用。かつ、

2) ADBG 9.0.0を使用

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) ADBG 9.1.0を使用

-Linux64-IPFの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.0.0~9.2.0

  EE 9.0.0~9.1.0

2) ADBG 9.0.0~9.0.1を使用

または

1) EEE 8.0.0~8.0.1を使用。かつ、

2)ADBG 8.0.0を使用

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスするSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のコネクションに対してDISCONNECT文を実行する。

<MCまたはDB二重化機能の場合>

1) DBミラーリングサービス運用中である。かつ、

2) 1)の状態で、正系ノードで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 正系ノードでdxsvstopコマンドを実行する。

<ADBGの場合>

1) オンライン状態である。かつ、

2) 1)の状態で、複写元システムで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 複写元システムでrdbbcswhコマンドによるRLCの強制交替を実行する。または、RLCの領域が満杯になりRLC交替が発生する。かつ、

4) 複写先システムでrdbbcextコマンドを実行する。かつ、

5) 複写先システムでrdbbcref -aコマンドを実行する。かつ、

6) 複写先システムでrdbbcofflineコマンドを実行する。

尚、本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

  -1つのコネクションでアクセスしていたDSIが50000個

    (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

下記の場合、dxsvstopコマンド、または、複写先システムのオフラインに約10分かかる場合があります。

  -1つのロググループの場合、定義したDSI数が60000個

    (CPU:Xeon X5460 3160MHz、メモリ:16GBの場合)

14

PH05275

[現象]

「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(1) 「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行している。かつ、

(2) (1)の対象のDSIのデータ構造がRANDOMである。かつ、

(3) (2)のDSIの割付け対象PRIMEの格納領域が、同じデータベーススペース上で複数に割付けられている。(注)

※データの格納状態に依存するため、条件に該当しても発生しない場合があります。

注) rdbprtコマンドのDSI定義情報のAllocation informationで確認できます。

15

PH05940

[現象]

[現象1]

発生条件1の4-1)、4-4)、発生条件2の4-1)のいずれかの条件に該当する場合、COBOLアプリケーションに返却される選択リストに指定した入力ホスト変数のデータが入力ホスト変数に設定したデータと異なる場合があります。

[現象2]

発生条件1または発生条件2の4-2)の条件に該当する場合、4-2)の条件を満たすレコードが返却されない場合があります。

[現象3]

発生条件1の4-3)の条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード= 16.5.65.257 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:XXXXXXXX module:jypifw02 line:123)

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1) 埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) 導出表または、副問合せの選択リストに以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  2-1) SIGN句を省略する。または、

  2-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

3) 2)の導出表、および2)の外側の問い合わせが以下のいずれかに該当し、作業用テーブルを使用する。かつ、

  3-1) FROM句に2)の導出表を含む複数の表を指定する。または、

  3-2) 2)の外側の問い合わせが導出表である。または、

  3-3) ORDER BY句を指定する。または、

  3-4) GROUP BY句を指定する。または、

  3-5) DISTINCTを指定する。または、

  3-6) HAVING句を指定する。または、

  3-7) カーソル宣言にSCROLLを指定する。または、

  3-8) トランザクションを超越するカーソル(注1)を利用する。

4) 以下のいずれかに該当する場合。

  4-1) 2)の外側のすべての問い合わせに2)の列を指定する。または、

  4-2) 2)の外側の問い合わせで探索条件に2)の列を指定する。または、

  4-3) 以下の条件をすべて満たす場合。または、

    4-3-1) 3)の条件を複数回満たす。かつ、

    4-3-2) 2)の列を以下のいずれかに指定する。

      4-3-2-1)GROUP BYのグループ化指定。または、

      4-3-2-2) ORDER BYのソート指定。または、

      4-3-2-3) DISTINCTの列指定。または、

      4-3-2-4) ジョインキー(注2)の列指定。

  4-4) 2)の外側の問い合わせで引数に2)の列を指定した以下のいずれかの関数を指定する。

    4-4-1) MAX。または、

    4-4-2) MIN。

[発生条件2]

1) 埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) SQL文に以下のいずれかを指定する。かつ、

  2-1) CASE句。または、

  2-2) ABS式。または、

  2-3) CEIL式。または、

  2-4) FLOOR式。または、

  2-5) ROUND式。または、

  2-6) TRUNC式。

3) 2)の引数に以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  3-1) SIGN句を省略する。または、

  3-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

4) 3)の値式を以下のいずれかに指定する。

  4-1) 選択リストに指定する。または、

  4-2) 探索条件に指定する。

注1) 以下のいずれかの条件に該当する場合、トランザクションを超越したカーソルになります。

  -トランザクションの独立性水準指定がREAD COMMITTEDで、カーソル指定の更新可能性句が FOR READ ONLY の場合

  -カーソル宣言に、カーソルモード指定がある場合

注2) 複数の表を=で結合する場合に指定する列をジョインキーといいます。

16

PH05959

[現象]

RDBコマンドが遅延することがあります。

派生する現象として、以下があります。

  - クラスタシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、以下のいずれかの事象が発生することがあります。

  (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてmessageを選択した場合)

    qdg13960wのメッセージを出力

    qdg13960w:RDBシステムからの応答が指定したタイムアウト時間を超えました

  (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてfailoverを選択した場合)

    qdg12673uのメッセージを出力して、クラスタ切替え

    qdg12673u:RDBIIシステムからの応答が指定した待ち時間を超えました

  - DBミラーリングシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、22021のメッセージを出力して、ノード切替えが発生することがあります。

    22021:正系ノードでSymfoware/RDBの無応答を検出しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスしたコネクションに対して、DISCONNECT文を実行している。かつ、

2) 1)と同時に以下のいずれかのRDBコマンドを実行している場合。

rdbalmdsi、rdbcninf、rdbconbf、rdbcrbf、rdbdisbf、rdbdrbf、rdbdvinf、rdbexdir、rdbexdsi、rdbexecsql、rdbexspc、rdbfmt、rdbgcdic、rdbgcdsi、rdbinf、rdbinh、rdblkinf、rdblog -V -M、rdbpmt、rdbprdic、rdbprt、rdbps、rdbresident、rdbrls、rdbrtr、rdbsaloader、rdbsar、rdbsloader、rdbspcinf、rdbsuloader、rdbsysstat、rdbtadef、rdbtais、rdbterm、rdbudsi、rdbunl、rdbunladt、rdbunlsql、rdbunlx、rdbups、rdbupt、rdbbcmap

注) 2)のRDBコマンドが遅延した場合、その後に実行した2)以外のRDBコマンド

(rdbchksanity等)およびアプリケーションも遅延することがあります。

本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

1つのコネクションでアクセスしていたDSIが  50000個

  (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

17

PH06103

[現象]

一時表を定義した場合、swstbackupコマンド(-kオプション)またはrdbmrdmpコマンド(-Rオプション)を実行すると、以下のエラーが発生します。

  qdg02494u:指定されたモードにおいて対象資源's*'に更新抑止がされていません s*:データベース名.DSI名

注) 一時表のDSIには、更新抑止を設定できない仕様です。

  一時表のDSIを指定して、rdbrtrコマンドを実行すると、以下のエラーが発生し、更新抑止を設定できません。

    qdg13756e:一時表のDSI名を指定することはできません

[環境]

1) 以下のいずれかのOSを使用している。かつ、

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

2) Symfoware Server Advanced Backup Controllerを使用している。

[発生条件]

1) 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

  - swstbackupコマンド(-kオプション)(注1)

  - rdbmrdmpコマンド(-Rオプション)

2) 一時表が定義されている。かつ、

3) 1)のバックアップ対象のデータベーススペースが、以下のいずれかで指定されている。

  - 一時表の表定義の格納領域指定

  - 一時表に対するインデックスの格納領域指定

注1) ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのコマンドです。

18

PH06782

[現象]

副系ノードのDBミラーリングサービススクリプト(反映処理)が、メッセージqdg20749uを出力して停止する(注)ことがあります。

派生する現象として、dxsvstopコマンドが、メッセージ32126と32138を出力し終了します。

qdg20749u:RERUNログ反映によるDSIの初期化が異常終了しました DSI名=xxx RLP名=xxx 原因=xxx

原因には以下のいずれかを出力します。

qdg12033u:データベーススペース'xxx'は他の利用者が使用中です

qdg12038u:DSI'xxx'は他の利用者が使用中です

注)サービス状態(Service)およびDBミラーリングサービススクリプトの状態(S-Scr)がfailureとなります。

32126:副系ノードの異常のためDBミラーリングサービスが通常停止できません

(正系ノードで出力されます。)

32138:DBミラーリングサービススクリプトに異常が発生しているため通常停止はできません

(副系ノードで出力されます。)

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V11.0.0A~V11.1.1

  EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

-Linux32の場合

1) EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能の場合>

-Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V11.0.0~V11.1.1

  EE V11.0.0~V12.1.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V11.0.0~V12.1.0

-Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V11.0.0~V11.1.1

  EE V11.0.0~V12.1.1

  SE V11.0.0~V12.1.1

-Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V11.0.0~V12.1.1

  SE V11.0.0~V12.1.1

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V11.0.0~V12.1.0

  SE V11.0.0~V12.1.0

[発生条件]

1) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

2) 1)の後、副系ノードで、DSIの自動容量拡張が発生する。かつ、

3) 2)の後、以下が副系ノードで同時に実行される。

  3-1) 正系ノードで、2)のDSIを指定したrdbfmtコマンド(-c指定)を実行した結果、副系ノードに転送され、RERUNログ反映によりDSIの初期化が動作する。

  3-2) 副系ノードで、rdbinfコマンド(-pまたは-i指定)を実行する。

なお、3-1)が獲得する排他と3-2)が獲得する排他が競合し、3-1)が排他獲得できなかった場合に発生します。

19

PH06933

[現象]

圧縮指定COMPRESSを指定したDSIに対して、rdbsloaderコマンド等を実行した後、UPDATE文を実行すると、不当なデータが格納されることがあります。

派生する事象として、SQL文を実行すると、以下のいずれかの事象が発生します。

  - 検索結果として、一部のレコードが返却されません。

  - qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンします。

    qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (com_inf:xxxxxxxx idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:qdahhpc_510 line:xxx)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 格納オプションPRECEDENCEを指定せずに、表のDSOを定義している。かつ、

2) 1)のDSOに対して、圧縮指定COMPRESSを指定して、表のDSIを定義している。かつ、

3) 2)のDSIに対して、以下のいずれかのRDBコマンドを実行している。かつ、

  - rdbsloaderコマンド

  - rdbsaloaderコマンド

  - rdbsuloaderコマンド

4) 2)のDSIを含む表に対して、行単位の排他を使用したUPDATE文を実行している場合。

(内部条件)

RDBコマンドの実行により、データ圧縮の結果が4バイトになった場合に発生します。

RDBコマンドの対象のレコード長が512バイトを超える場合、データ圧縮の結果が4バイトになることはありません。

(派生する事象の発生条件:検索結果が異常の場合)

a) 独立性水準READ UNCOMMITTEDで、SELECT文を実行する場合。

(派生する事象の発生条件:Symfoware/RDBがダウンの場合)

b) 以下のいずれかのSQL文を実行する場合。

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - 独立性水準READ UNCOMMITTED以外で、SELECT文

20

PH07073

[現象]

manコマンドを実行して、rdbunlコマンドのマニュアルを表示すると、rdbunlコマンドのマニュアルは正しく表示されますが、OSのメッセージが出力されます。

/usr/bin/gtbl:<standard input>:247: excess data entry `_' discarded

[環境]

1) OSがLinuxである。かつ、

2) 以下のいずれかの製品を使用している。

- Symfoware Server Standard Edition V11.0.0 ~ V11.1.0

- Symfoware Server Standard Edition(Nativeインタフェース) V12.0.0 ~ V12.1.1

- Symfoware Server Enterprise Edition V11.0.0 ~ V11.1.0

- Symfoware Server Enterprise Edition(Nativeインタフェース) V12.1.0 ~ V12.1.1

- Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11.0.0 ~ V11.1.1

[発生条件]

1) 環境変数LANGにja_JP.UTF-8を設定している。かつ、

2) manコマンドを実行して、rdbunlコマンドのマニュアルを表示する場合。

表3.2 V12.1.0でのプログラム修正一覧

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EEE

EE

SE

1

V12.1.0

PG82350

[現象]

監査ログエレメントの切替え後、rdbrcvdicコマンドでRDBディクショナリとRDBディレクトリファイルのリカバリを行った場合、媒体障害が発生していないにもかかわらず、監査ログエレメントが閉塞されることがあります。閉塞された監査ログエレメントは、利用不可能になります。

(注)媒体障害は発生しないため、メッセージは出力されません。

派生する現象として、rdbauditコマンドの-l指定で監査ログエレメントの情報表示すると、"HARD-INHIBIT"(媒体障害による閉塞状態)が表示されます。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)rdbdmpdicコマンドで、RDBディクショナリの退避データを取得している。かつ、

2)1)の後、以下のいずれかが発生している。かつ、

  - 監査ログエレメントの切替え

  - rdbauditコマンドで、監査ログエレメントの強制切替え

3)-L -f指定で、1)の退避データを使用して、rdbrcvdicコマンドを実行する。かつ、

4)3)の後、監査ログを取得するRDBコマンドまたは、アプリケーションを実行する。

注)閉塞されていない監査ログエレメントは利用可能であるため、通常運用は可能です。

2

PG91783

[現象]

資源のバックアップを取得するコマンド実行中にアーカイブログファイルが満杯になると、無応答になります。

この時、アーカイブログファイルの追加は可能ですが、退避または破棄することができないため、ディスクに空きがない場合は、Symfoware/RDBの強制停止が必要です。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1)以下のいずれかのコマンドを実行し、資源のバックアップを取得する。かつ、

  - rdbdmp

  - rdbdmpdic

  - rdbmrdmp

  - swstbackup(注)

2)1)の実行中にアーカイブログファイルが満杯になる。

注)以下のいずれかの製品のコマンド

  - Softek AdvancedCopy Manager

  - ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

3

PG92635

[現象]

RDBコマンドまたは更新系SQL文を実行すると、Symfowareはシグナル6で異常終了する場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  - Oracle Solaris

  - Windows

  - Linux

[発生条件]

1) RDBコマンド(注1)または更新系SQL文(注2)を実行する。かつ

2) 1)がアクセスする表に対して、以下のいずれかの定義削除を実行する。

  ・プロシジャルーチン

  ・ファンクションルーチン

  ・トリガ

注1)RDBコマンドは以下のとおりです。

rdbspcinf、rdbaldic、rdbalmdsi、rdbaltop、rdbaudit、rdbconbf、rdbcrdic、rdbddlfix、rdbdisbf、rdbdmp、rdbdrbf、rdbexdsi、rdbfmt、rdbgcdsi、rdbhsuty、rdbinf、rdbinh、rdbludic、rdbmrrcv、rdbpldic、rdbpmt、rdbprt、rdbprtbf、rdbrcv、rdbrcvdic、rdbresident、rdbrls、rdbrtr、rdbsaloader、rdbsetrp、rdbsloader、rdbsuloader、rdbudsi、rdbunl、rdbups

注2)更新系SQL文は以下のとおりです。

    CONNECT文

    SET STATISTICS文

    SET SYSTEM PARAMETER文

    SET SESSION AUTHORIZATION文

    SET ROLE文

    SET USER PASSWORD文

    INSERT文(DSI自動容量拡張が発生する場合)

    UPDATE文(DSI自動容量拡張が発生する場合)

4

PG94641

[現象]

以下の条件の場合、rdbrcvdicコマンドで、RDBディレクトリファイルをリカバリすると、RDBディクショナリに異常がないにもかかわらず、以下のいずれかのエラーとなることがあります。

qdg12773u:RDBIIディクショナリのデバイスの容量を小さく変更しているかまたはRDBIIディクショナリが破壊されています

qdg12769u:RDBIIディクショナリが破壊されています

qdg13074u:RDBディクショナリのデバイスの容量が小さく変更されています デバイス名='s*'

s*: デバイス名

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) -aオプションを指定して、rdbaldicコマンドを実行している。かつ、

2) 1)を実行した環境で、以下のいずれかのオプションを指定して、rdbrcvdicコマンドを実行する場合。

  - -Fオプション

  - -Lオプション、かつ、-rオプション

  - -Lオプション、かつ、-fオプション

注)rdbaldicコマンドの実行により更新された定義情報の格納位置に依存するため、発生条件に一致しても、必ず発生するわけではありません。

5

PG96264

[現象]

CREATE DSI文、CREATE INDEX文またはCREATE TABLE文を実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSの場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) 以下のいずれかを実行している。かつ、

  - DROP DSI文

  - DROP DSO文(CASCADE指定)(注)

  - DROP INDEX文

  - DROP TABLE文(CASCADE指定) (注)

  - DROP SCHEMA文(CASCADE指定)(注)

  - rdbfmtコマンド(-c指定)

  - rdbgcdsiコマンド(-c指定)

2) 1)のDSIで格納領域として使用していたデータベーススペースを割付け先に指定して、以下のいずれかを実行している。かつ、

  - CREATE DSI文

  - CREATE INDEX文

  - CREATE TABLE文(格納領域指定)

3) 2)がCREATE DSI文の時、以下のいずれかに該当する場合。

  - EXPAND ONを指定している。(RDB構成パラメタRDBEXPDSI=NOを指定している場合)

  - EXPAND OFFを指定していない。(RDB構成パラメタRDBEXPDSI=YESを指定している、またはRDBEXPDSIを省略している場合)

注)関連するDSIが削除される場合が該当します。

(内部条件)

割付け量に指定したサイズの格納領域が割付け先に指定したデータベーススペース内で連続域で獲得できなかった場合。

また、データベーススペースおよびメモリの状態に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

6

PG96348

[現象]

REVOKE文を実行すると、qdg02842u(注)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンすることがあります。

(注) qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) RDBディクショナリの作成者が利用者(注1)の作成した表に対してGRANT文(注2)を実行する。かつ、

2) RDBディクショナリの作成者が1)の表に対してREVOKE文(注3)を実行する。

(注1) CREATE USER文で定義した利用者である。

(注2) 以下のいずれかを指定している。

- 権限にSELECTが含まれる。かつ、権限受領者にPUBLICを指定する。

- ALL PRIVILEGESを指定する。かつ、権限受領者にPUBLICを指定する。

(注3) 権限にSELECTが含まれる。かつ、権限受領者にPUBLICを指定する。

注) メモリの状態に依存して発生する障害であるため、上記の発生条件を満たす場合でも、障害が発生しない可能性もあります。

7

PG96430

[現象]

カーソル操作にてデータの終了を検出後、Symfowareクライアントの障害等により、シーケンス不当のプロトコルを受信した場合に、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました d*: シグナル番号

[環境]

以下の環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) カーソルを使用するアプリケーションを実行する。かつ、

2) 何らかの原因により、Symfowareサーバがシーケンス不当のプロトコルを受信する。 (注)

注)内部条件として、Symfowareクライアントの障害、ネットワークの異常等により、Symfowareサーバがシーケンス不当のプロトコルを受信した場合に発生するため、必ず発生するとは限りません。

8

PG96657

[現象]

メモリ不足の際に、Symfoware/RDBがqdg02842uのメッセージを出力して、異常終了する場合があります。

qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

d*: シグナル番号

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1)以下のメッセージが出力されてメモリ不足になっている。かつ、

qdg12102u:RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました

JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました

2)以下のいずれかの方法でSQL文を発行する。

a)埋め込みSQLを利用したアプリケーションの場合

    - 静的SQL文を実行する。

    - EXECUTE文を実行する。

    - EXECUTE IMMEDIATE文を実行する。

    -動的OPEN文を実行する。

b)ODBCドライバを利用したアプリケーションの場合

以下のいずれかの関数を実行する

    - SQLPrepare

    - SQLExecute

    - SQLExecDirect

    - SQLProcedureColumns

    - SQLProcedures

    - SQLColumnPrivileges

    - SQLColumns

    - SQLPrimaryKeys

    - SQLStatistics

    - SQLTablePrivileges

    - SQLTables

    - SQLDescribeCol

    - SQLDescribeParam

    - SQLForeignKeys

    - SQLRowCount

    - SQLPrepareW

    - SQLExecuteW

    - SQLExecDirectW

    - SQLProcedureColumnsW

    - SQLProceduresW

    - SQLColumnPrivilegesW

    - SQLColumnsW

    - SQLPrimaryKeysW

    - SQLStatisticsW

    - SQLTablePrivilegesW

    - SQLTablesW

    - SQLDescribeColW

    - SQLForeignKeysW

c)JDBCドライバを利用したアプリケーションの場合

以下のいずれかのメソッドを実行する

    - CallableStatement.getXXX

    - CallableStatement.execute

    - CallableStatement.executeQuery

    - CallableStatement.executeUpdate

    - CallableStatement.executeBatch

    - Connection.createStatement

    - Connection.prepareCall

    - Connection.prepareStatement

    - Connection.getMetaData

    - DatabaseMetaData.getXXX

    - PreparedStatement.execute

    - PreparedStatement.executeQuery

    - PreparedStatement.executeUpdate

    - PreparedStatement.executeBatch

    - ResultSet.updateXXX(updater メソッド)

    - ResultSet.next

    - Statement.execute

    - Statement.executeQuery

    - Statement.executeUpdate

    - Statement.executeBatch

d)Symfoware .NET Data Providerを利用したアプリケーションの場合

以下のいずれかのメソッドを実行する

    - SymfowareDataReader.GetSchemaTable

    - SymfowareCommand.ExecuteReader

    - SymfowareCommand.ExecuteNonQuery

    - SymfowareCommand.ExecuteScalar

    - SymfowareDataAdapter.Fill

    - SymfowareDataAdapter.FillSchema

    - SymfowareDataAdapter.Update

-SymfowareCommandBuilder.DeriveParameters

e)RDBコマンドを実行して利用する

以下のいずれかのRDBコマンドを実行する

    - rdbexecsqlコマンド

    - rdbunlsqlコマンド

    - rdbuptコマンド

f)WebDBtoolsを利用して実行する

9

PG97005

[現象]

rdbprtコマンドの-m DEF指定のINDEX指定で、定義されていないインデックス名を指定した場合、qdg12236e(注1)のメッセージを出力してコマンドが異常終了しますが、メモリ上に展開した表の定義情報が回収されません。

(注1) qdg12236e:インデックス's*.t*'は存在しません

s*: スキーマ名

t*: インデックス名

派生する事象として、以下の事象が発生することがあります。

(派生する事象1)

RDBコマンドを実行すると、qdg12695u(注2)およびqdg02842u(注3)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンすることがあります。

(注2) qdg12695u:System error occurred. Reference code = xx.xx.xx.xx Internal code = (idt_p:xxxxxxxx sub_code:0 module:xxxxxxxx line:xxxx)

xxは不定です。

(注3) qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

(派生する事象2)

RDBコマンドまたはSQL文を実行すると、JYP5021E(注4)のメッセージを出力して異常終了することがあります。

(注4) JYP5021E RDBIIディクショナリとRDBIIディレクトリファイルの不整合を検出しました.

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) rdbprtコマンドの-m DEF指定のINDEX指定で、インデックスの定義情報を出力する。かつ、

2) 1)で指定したスキーマおよび表が定義されている。かつ、

3) 1)で指定したインデックスが定義されていない。

(派生する事象1の発生条件)

1) [発生条件]に該当する操作を実行している。かつ、

2) 1)の実行後、Symfoware/RDBを再起動していない。かつ、

3) 1)の実行後、指定した表に関連するDSIを削除する。かつ、

4) 3)の実行後、削除したDSIを定義する。かつ、

5) 4)の実行後、該当するDSIに対して、以下のいずれかのRDBコマンドを実行する。

  - rdbfmt

  - rdbgcdsi

  - rdbsloader

  - rdbsaloader

  - rdbsuloader

  - rdbunl

  - rdbups

(派生する事象2の発生条件)

1) [発生条件]に該当する操作を実行している。かつ、

2) 1)の実行後、Symfoware/RDBを再起動していない。かつ、

3) 1)の実行後、指定した表に関連するDSIを削除する。かつ、

4) 3)の実行後、削除したDSIを定義する。かつ、

5) 4)の実行後、該当する表に対して、以下のいずれかのRDBコマンドまたはSQL文を実行する。

  - rdbunlsql

  - rdbupt

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

10

PG97075

[現象]

レプリケーション運用の際に、32Kバイトを超えるBLOB型の列を含む表を更新するSQL文を実行すると、Symfoware/RDBが異常終了する場合があります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)Linkexpress Replication optionを使用し、Symfoware/RDBからのレプリケーション運用を行なっている。かつ、

2)INSERT SELECT文を実行する。かつ、

3)2)の問い合わせのFROM句に32Kバイトを超えるBLOB型を定義した表を指定する。かつ、

4)3)の表が1)の対象表である。かつ、

5)2)の問い合わせが、以下のいずれかを満たす。かつ、

  5-1)  FROM句に複数の表を指定する。または、  

  5-2)  導出表を指定する。または、

  5-3)  副問合せを指定する。または、

  5-4) ORDER BY句を指定する。または、

  5-5)  GROUP BY句を指定する。または、

  5-6) DISTINCTを指定する。または、

  5-7) HAVING句を指定する。

6)3)の表をFROM句に指定したSQLが、同一コネクションで2)以前に実行していない。かつ、

7)2)のSQL文を実行後に3)の表を更新する以下のいずれかのSQL文を実行する。

  7-1) INSERT文。または、

  7-2) DELETE文。または、

  7-3) UPDATE文。

例:

表定義

CREATE TABLE S1.T1(C1 SMALLINT NOT NULL PRIMARY KEY, C2 BLOB(64K))

CREATE TABLE S1.T2(C1 SMALLINT NOT NULL PRIMARY KEY, C2 BLOB(64K))

発生条件2)のSQL

insert into s1.t2 ( select A.C1,B.C2 from s1.t1 as a,s1.t1 as b where a.c1 = b.c1)

発生条件7)のSQL

insert into s1.t1 values(100,null)

11

PG97522

[現象]

(現象1)

ファイル名に誤ってローデバイス名を指定した以下のいずれかの実行が異常にならず、正常終了します。

  - rdbauditコマンド

  - rdbcrdicコマンド

  - CREATE DBSPACE文

(現象2)

ファイル名に誤ってローデバイス名を指定した以下のいずれかを実行すると、利用者が対処できないメッセージが出力されます。

  - rdbaudit(-cオプション指定)

qdg13449u 監査ログテーブル作成中にエラーが発生しました エラー情報=s*

s*: (注1)

  - rdbaudit(-aオプション指定)

qdg13450u 監査ログエレメント追加中にエラーが発生しました エラー情報=s*

s*: (注1)

  - rdbcrdic

RDBREPORTに以下が出力されます。

qdg12148e SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'s*'

s*: JYP1021E システムコールにおいてエラーが発生しました.

function =“lseek”errno =“22”

注1)JYP4802E 媒体の書出し処理に失敗しました.errno:“d*”

d*: 11または28

派生する現象として以下があります。

(派生現象1)

CREATE DBSPACE文の実行で現象1が発生後にrdbrcvdicを実行すると以下のいずれかのメッセージを出力して失敗します。

qdg12354e データベーススペース's*.t*'のデバイスの容量が小さく変更されています デバイス名='u*' v*

qdg12355e データベーススペース's*.t*'のデバイスの容量が大きく変更されています デバイス名='u*' v*

qdg02469e データベーススペース's*.t*'をアクセス禁止状態にしました u*

(派生現象2)

CREATE DBSPACE文の実行で現象1が発生後に以下のいずれかを実行すると異常終了(注2)します。

  - rdbfmtコマンド

  - rdbgcdsiコマンド(-Eオプション指定)

  - rdbsloaderコマンド

  - rdbsaloaderコマンド

  - rdbsuloaderコマンド

  - rdbuptコマンド

  - INSERT文またはUPDATE文

  - CREATE DSI文(FORMAT指定)

  - CREATE INDEX文

  - CREATE TABLE文(格納領域指定)

注2)以下のメッセージが出力されます。

  - rdbfmtコマンドまたはrdbsloaderコマンド

qdg12067u デバイス's*'で入出力障害が発生しました write errno=d*

d*: 11または28

  - rdbgcdsiコマンド(-Eオプション指定)、rdbsaloaderコマンド、またはrdbsuloaderコマンド

qdg12067u デバイス's*'で入出力障害が発生しました write errno=d*

d*: 11または28

  - rdbuptコマンド

JYP5032E スキーマ“@1@”の表“@2@”内に定義されているDSI“@3@”に割り付けたデータベーススペースに入出力障害が発生しました.(注3)

  - INSERT文またはUPDATE文

JYP5046E データベース“@1@”に定義されているDSI“@2@”に割り付けたデータベーススペースに入出力障害が発生しました.(注3)

  - CREATE TABLE文(格納領域指定)、CREATE INDEX文またはCREATE DSI文(FORMAT指定)

JYP4802E 媒体の書出し処理に失敗しました.errno:“d*”

d*: 11または28

注3)RDBREPORTまたはシスログに以下のいずれかのメッセージが出力されます。

qdg12067u デバイス's*'で入出力障害が発生しました lseek errno=22

qdg12067u デバイス's*'で入出力障害が発生しました write errno=xxx(null)

xxx: 不定値

(派生現象3)

rdbcrdicコマンドの実行で現象1が発生後にrdbaldicコマンド(-aオプションのみ指定)を実行すると、利用者が対処できないメッセージ(注4)が出力されます。

注4)qdg12242u rdbaldicコマンドの実行中にエラーを検出しました 詳細メッセージ='s*'

s*: JYP4802E 媒体の書出し処理に失敗しました.errno:“d*”

d*: 11または28

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

発生条件は原因要約に記載しています。

12

PG97562

[現象]

以下の発生条件を満たす場合、次のいずれかの事象が発生する場合があります。

[事象1]

以下のメッセージを出力し、アプリケーションまたはRDBコマンドが異常終了する場合があります。

  - JYP5038E

  - JYP5011E

  - qdg13039u

  - qdg03650u

  - qdg12822u

[事象2]

以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBが異常終了する場合があります。

  - qdg12695u

[事象3]

以下のメッセージを出力して、アプリケーションまたはRDBコマンドが異常終了する場合があります。

  - JYP2079E

[事象4]

アプリケーションまたはRDBコマンドが検索結果異常となる場合があります。

  - 削除(DELETE)したデータが読込まれます。

  - 挿入(INSERT)したデータが読込まれません。

  - 更新(UPDATE)したデータが読込まれません。

[事象5]

以下のメッセージを出力し、ディクショナリアクセスを行う処理が異常終了する場合があります。

  - JYP5037E

  - qdg13040u

  - qdg03651u

  - qdg12377u

[事象6]

rdbudsiコマンドを実行するとインデックスと表のレコード件数が不一致となる場合があります。

[環境]

以下の環境である。

  1) Red Hat Enterprise Linux 6 かつ、

  2) ホットスタンバイ、またはロードシェア運用を行っている。かつ、

  3) RDB構成パラメタファイルに「RDBASYNCIO = YES」を指定している。

[発生条件]

以下の条件に合致した場合に発生する可能性があります。

[事象1,2の発生条件]

1) 以下のいずれかの場合。かつ、

1-1) スケーラブル型クラスタアプリケーションの属性(AutoStartup)がYESである。または、

1-2) standby状態のスタンバイ型クラスタアプリケーションの切替え(online)が発生する。

2) 以下のいずれかの更新操作を実行している。かつ、

  2-1) INSERT文

  2-2) DELETE文

  2-3) UPDATE文

  2-4) rdbuptコマンド

3) 2)と多重で以下のいずれかの更新または参照操作を実行している場合。

  3-1) INSERT文

  3-2) DELETE文

  3-3) UPDATE文

  3-4) SELECT文

  3-5) rdbuptコマンド

  3-6) rdbunlsqlコマンド

[事象3の発生条件]

1) 以下のいずれかの場合。かつ、

  1-1) スケーラブル型クラスタアプリケーションの属性(AutoStartup)がYESである。または、

  1-2) standby状態のスタンバイ型クラスタアプリケーションの切替え(online)が発生する。

2) 以下のいずれかの更新操作を実行している。かつ、

  2-1) INSERT文

  2-2) DELETE文

  2-3) UPDATE文

  2-4) rdbuptコマンド

3) 2)と多重で以下のいずれかの更新操作を実行している場合。

  3-1) INSERT文

  3-2) DELETE文

  3-3) UPDATE文

  3-4) rdbuptコマンド

[事象4の発生条件]

1) 以下のいずれかの場合。かつ、

  1-1) スケーラブル型クラスタアプリケーションの属性(AutoStartup)がYESである。または、

  1-2) standby状態のスタンバイ型クラスタアプリケーションの切替え(online)が発生する。

2) 以下のいずれかの更新操作を実行している。かつ、

  2-1) INSERT文

  2-2) DELETE文

  2-3) UPDATE文

  2-4) rdbuptコマンド

3) 2)と多重で以下のいずれかの更新または参照操作を実行している。かつ、

  3-1) INSERT文

  3-2) DELETE文

  3-3) UPDATE文

  3-4) SELECT文

  3-5) rdbuptコマンド

  3-6) rdbunlsqlコマンド

4) 3)の実行後に以下のいずれかの参照操作を実行した場合。

  4-1) SELECT文

  4-2) rdbunlsqlコマンド

[事象5の発生条件]

1) 以下のいずれかの場合。かつ、

  1-1) スケーラブル型クラスタアプリケーションの属性(AutoStartup)がYESである。または、

  1-2) standby状態のスタンバイ型クラスタアプリケーションの切替え(online)が発生する。

2) 以下のいずれかの更新操作を実施している。かつ、

  2-1) rdbddlexコマンド

  2-2) rdbupsコマンド (-c以外)

  2-3) rdbalmdsiコマンド

  2-4) CONNECT文

  2-5) SET STATISTICS文

  2-6) SET SYSTEM PARAMETER文

  2-7) SET SESSION AUTHORIZATION文

  2-8) SET ROLE文

  2-9) INSERT文、UPDATE文による自動容量拡張が動作する

  2-10)セキュリティ運用を行っている環境で接続する

  2-11)順序定義のNEXTVALを実行している

3) 2)と多重で以下のいずれかの操作を実施している場合

  3-1) SQL文

  3-2) RDBコマンド

項番1に示す現象が発生した場合,本障害の可能性があります。

[事象6の発生条件]

1) 以下のいずれかの場合。かつ、

  1-1) スケーラブル型クラスタアプリケーションの属性(AutoStartup)がYESである。または、

  1-2) standby状態のスタンバイ型クラスタアプリケーションの切替え(online)が発生する。

2) 以下のいずれかの更新操作を実行している。かつ、

  2-1) INSERT文

  2-2) DELETE文

  2-3) UPDATE文

  2-4) rdbuptコマンド

3) 2)と多重で以下のいずれかの更新または参照操作を実行している。かつ、

  3-1) INSERT文

  3-2) DELETE文

  3-3) UPDATE文

  3-4) SELECT文

  3-5) rdbuptコマンド

  3-6) rdbunlsqlコマンド

4) 3)の実行後にrdbudsiコマンドを実行した場合。

13

PG97831

[現象]

[現象1]

COMMITされていない行の列データを返却する場合があります。

[現象2]

SQL文を繰り返し実行すると、メモリ使用量が増加し、性能劣化が発生する場合があります。

[現象3]

参照トランザクションが終了するまで、排他単位が行以外の更新SQL文が待ちになります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の条件のとき、現象1が発生する場合があります。

1) 表のDSO定義にPRECEDENCE(1)を指定している。かつ、

2) 1)の表に対して行単位の排他を使用したアプリケーションを実行している。かつ、

3) 2)のアプリケーションで、以下のいずれかに該当するカーソルを使用する。かつ、

  3-1) 占有モードにFREE LOCKを指定する。または、

3-2) トランザクションアクセスモードに読込み専用モードを指定、かつ、独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行する。または、

  3-3) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句にFOR READ ONLYを指定したカーソルを使用する。または、

  3-4) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句の指定を省略したカーソルを使用する。

4) 3)で実行したカーソルは、以下のいずれかにより、トランザクションを超越するカーソルを利用する。かつ、

  4-1) SET TRANSACTION文でREAD COMMITTEDを指定し、かつ、カーソル宣言でFOR READ ONLYを指定する。または、

  4-2)カーソル宣言でカーソルモードを指定する。

5) 3)のカーソルがOPENしている状態でCOMMIT文を実行する。かつ、

6) 5)の後に、4)のカーソルに対するFETCH文を実行する。かつ、

7) 6)の後に3)と同一コネクションで、3)に該当する別のカーソルをオープンする。かつ、

8) 7)の後に、行単位以外の排他を使用した2)とは別のアプリケーションで、1)の表に対して、以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

  8-1)UPDATE文。または、

  8-2)DELETE文。または、

  8-3)INSERT文。

9) 8)の後に、4)のカーソルに対するFETCH文を実行する。

[発生条件2]

以下の条件のとき、現象2が発生する場合があります。

1) 表のDSO定義にPRECEDENCE(1)を指定している。かつ、

2) 1)の表に対して行単位の排他を使用したアプリケーションを実行している。かつ、

3) 2)のアプリケーションで、以下のいずれかに該当するカーソルを使用する。かつ、

  3-1) 占有モードにFREE LOCKを指定する。または、

3-2) トランザクションアクセスモードに読込み専用モードを指定、かつ、独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行する。または、

  3-3) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句にFOR READ ONLYを指定したカーソルを使用する。または、

  3-4) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句の指定を省略したカーソルを使用する。

4) COMMIT文、またはROLLBACK文を実行していない。かつ、

5) 4)のトランザクション内で、3)のカーソルを繰り返し実行する場合。

[発生条件3]

以下の条件のとき、現象3が発生する場合があります。

1) 表のDSO定義にPRECEDENCE(1)を指定している。かつ、

2) 1)の表に対して行単位の排他を使用したアプリケーションを実行している。かつ、

3) 2)のアプリケーションで、以下のいずれかに該当するカーソルを使用する。かつ、

  3-1) 占有モードにFREE LOCKを指定する。または、

  3-2) トランザクションアクセスモードに読込み専用モードを指定、かつ、独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行する。または、

  3-3) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句にFOR READ ONLYを指定したカーソルを使用する。または、

  3-4) 独立性水準にREAD COMMITTEDを指定したトランザクションを実行、かつ、更新可能性句の指定を省略したカーソルを使用する。

4) COMMIT文、またはROLLBACK文を実行していない。かつ、

5) 4)と別のトランザクションでDSI単位の排他を使用したアプリケーションを実行している。かつ、

6) 5)のアプリケーションで、以下のいずれかのSQL文を実行する。

   6-1)INSERT文。または、

   6-2)UPDATE文。または、

   6-3)DELETE文。または、

   6-4)占有モードにEXCLUSIVE LOCKを指定したSQL文。

14

PG97939

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、Connection Managerは以下のメッセージを出力した後、コアファイルを出力して、異常終了する場合があります。

apc00008u:Connection Manager system process has been abnormally terminated because it received signal 11.

apc00009i:Core file has been obtained. Core file name is XXXXX.

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) Connection ManagerとRDBシステムが接続状態(注1)の場合。かつ、

2) 以下のいずれかの操作を行う。

2-1) DBサーバのクラスタアプリケーションのOffline。または、

2-2) DBサーバのクラスタアプリケーションの切替え。または、

2-3) PRIMECLUSTER環境のRMSの停止。または、

2-4) rdbstopコマンドによる停止。または、

2-5) apcspvプロセスが異常終了した場合(注2)。

注1) apcnetコマンドの出力結果で、Causeが'-'と表示されている場合。

注2) Connection Manager はRDBサーバ側のapcspvプロセスとのハートビート処理を行って、RDBシステムの状態を監視します。

15

PG98305

[現象]

SQL文実行時に、処理対象の行がアプリケーションに返却されない場合があります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)以下のいずれかに、JOIN_ORDER=(INSIDE)を指定またはCLI_JOIN_ORDER=(INSIDE)を指定、またはパラメタを指定しない。かつ、

  1-1)システム用動作環境ファイル。または、

  1-2)クライアント用動作環境ファイル。または、

  1-3)サーバ用動作環境ファイル。または、

  1-4)JDBCのctuneparamオプション。または、

1-5)ODBCデータソースのその他パラメタ。または、

  1-6)Symfoware .NET Data ProviderのConnectionStringプロパティのtuneparamキーワード。

2)ASSISTのLEADING_TABLEを指定しない。(注1)かつ、

3)問い合わせ指定のFROM句に結合表を指定する。かつ、

4)結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

5)4)の結合条件は、“右表の列=左表の列”と指定する。かつ、

6)4)のON句に、5)の列(結合型がLEFTの場合は右表、RIGHTの場合は左表)に対して、以下のいずれかの制約条件を指定する。かつ、

  6-1)比較述語。または、

  6-2)BETWEEN述語。または、

  6-3)IS NULL。

7)WHERE句に、結合型がLEFTの場合は右表、RIGHTの場合は左表の列に対して、制約条件を指定しない。

注1:ASSIST指定は、Symfoware Server V9.2からサポートしています。

V9.2より前のVLでは指定できません。

例) SELECT T1.C1,T2.C1

FROM S1.T1 LEFT JOIN S1.T2

ON T2.C1=T1.C1

^^^^^^^^^^^

5)の条件(“右表の列=左表の列”)

AND T2.C1=1

^^^^^^^

6)の条件(5)の右表の列に対して、制約条件を指定)

16

PG99588

[現象]

Symfoware Server Connection Manager(以降、Connection Managerと示す)の監視プロセス(apcspv)が起動された状態でapvspvコマンドを実行した場合、下記メッセージを出力してクラスタアプリケーションが異常終了する場合があります。

- qdg14277i:監視プロセス"apcspv"の停止を検知したため、監視プロセスを再起動します

- qdg14278u:監視プロセス"apcspv"の再起動が失敗したため、クラスタアプリケーションの切り替えを行ないます

[環境]

1) 以下のいずれかのOSを使用している。かつ、

   ・Oracle Solaris

   ・Linux

2) PRIMECLUSTERを利用している。かつ、

3) Connection Managerを利用している。(注)かつ、

4) フェイルオーバ運用、または、ロードシェア運用である。

注) /etc/servicesにサービス名 "RDBシステム名-spv" が設定されている場合、Connection Managerを使用していると判断します。

[発生条件]

データベースサーバにおいて以下の操作を行った場合。

1) クラスタアプリケーションを起動する。かつ、

2) スーパーユーザでapcspvコマンドを実行する。

17

PH00014

[現象]

[発生現象1]

INNER JOINを指定した結合表を入れ子で指定すると、qdg02842uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[発生現象2]

INNER JOINを指定した結合表を入れ子で指定すると、探索条件に該当するレコードがアプリケーションに返却されない場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSの場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1)以下のいずれかを指定する。

  1-1)ASSIST指定のLEADING_TABLEを指定する。または、

  1-2)以下のいずれかのJOIN_ORDERパラメタ、CLI_JOIN_ORDERパラメタにAUTO、または、OUTSIDEを指定する。

    1-2-1)システム用の動作環境ファイル。または、

    1-2-2)クライアント用の動作環境ファイル。または、

    1-2-3)サーバ用の動作環境ファイル。または、

    1-2-4)JDBCのctuneparamオプション。または、

    1-2-5)ODBCデータソースのその他パラメタ。または、

    1-2-6)Symfoware .NET Data ProviderのConnectionStringプロパティのtuneparamキーワード。

2)問合せ指定のFROM句に3階層以上の入れ子の結合表を指定している。かつ、

3)2)にINNER JOINの結合表が含まれる。かつ、

4)3)の外側に3)が含まれる結合表を左表としてOUTER JOINで結合する。かつ、

5)4)の外側に4)が含まれる結合表を右表としてOUTER JOINで結合する。かつ、

6)以下のいずれかに該当する。

  6-1)WHERE句の探索条件に、5)の右表の列に対してIS NULL述語を指定する。または、

  6-2)4)、または、5)のON条件に左表の列のみ指定する条件が含まれる。

注) 左表、右表の条件は外部結合がLEFT JOINの場合を元に記載しています。

RIGHT JOINの場合は、左表を右表、右表を左表に読み替えてください。

例1)

SELECT /* ASSIST LEADING_TABLE(S1.T1) */ *

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

1)の条件

FROM S1.T1 LEFT JOIN

^^^^^^^^^^^^^^^

5)の条件

((S1.T2 INNER JOIN S1.T3 ON T2.C1=T3.C1)

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

3)の条件

LEFT JOIN S1.T4 ON T3.C1=T4.C1) ON T1.C1=T2.C1

^^^^^^^^^^^^^^^

4)の条件

WHERE S1.T2.C1 IS NULL

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

6-1)の条件

例2)

SELECT /* ASSIST LEADING_TABLE(S1.T1) */ *

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

1)の条件

FROM S1.T1 LEFT JOIN

^^^^^^^^^^^^^^^

5)の条件

((S1.T2 INNER JOIN S1.T3 ON T2.C1=T3.C1)

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

3)の条件

LEFT JOIN S1.T4 ON T2.C1=T4.C1)

^^^^^^^^^^^^^^^

4)の条件

ON T1.C1=T2.C1 AND T1.C1=1

^^^^^^^

6-2)の条件

[発生条件2]

1)以下のいずれかを指定する。

  1-1)ASSIST指定のLEADING_TABLEを指定する。または、

  1-2)以下のいずれかのJOIN_ORDERパラメタ、CLI_JOIN_ORDERパラメタにAUTO、または、OUTSIDEを指定する。

    1-2-1)システム用の動作環境ファイル。または、

    1-2-2)クライアント用の動作環境ファイル。または、

    1-2-3)サーバ用の動作環境ファイル。または、

    1-2-4)JDBCのctuneparamオプション。または、

    1-2-5)ODBCデータソースのその他パラメタ。または、

    1-2-6)Symfoware .NET Data ProviderのConnectionStringプロパティのtuneparamキーワード。

2)問合せ指定のFROM句に3階層以上の入れ子の結合表を指定している。かつ、

3)2)にINNER JOINの結合表が含まれる。かつ、

4)3)の外側に3)が含まれる結合表を左表としてOUTER JOINで結合する。かつ、

5)4)の外側に4)が含まれる結合表を右表としてOUTER JOINで結合する。かつ、

6)WHERE句の探索条件に、5)の右表の列を指定しない。かつ、

7)4)または、5)のON条件に左表の列のみ指定する条件が含まれない。

注) 左表、右表の条件は外部結合がLEFT JOINの場合を元に記載しています。

RIGHT JOINの場合は、左表を右表、右表を左表に読み替えてください。

例)

SELECT /* ASSIST LEADING_TABLE(S1.T1) */ *

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

1)の条件

FROM S1.T1 LEFT JOIN

^^^^^^^^^^^^^^^

5)の条件

((S1.T2 INNER JOIN S1.T3 ON T2.C1=T3.C1)

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

3)の条件

LEFT JOIN S1.T4 ON T3.C2=T4.C2)

^^^^^^^^^^^^^^^

4)の条件

ON T1.C1=T2

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PH01604

[現象]

dxrebuildコマンドが32123(注)のエラーメッセージを出力して、異常終了する場合があり

ます。

注) 32123:DBミラーリングサービスが開始されているためノード組込みが実行できませ

ん 。

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能を使用する場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V10.1.0~V11.1.0

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V10.1.0~V11.1.0

  Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.0.0

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.0

  EE V10.1.0~V11.1.0

  SE V10.1.0~V12.0.0A

-Linux32の場合

1)以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V11.1.0

  SE V10.1.0~V12.0.0A

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V11.1.0

  SE V10.1.0~V12.0.0

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)を使用する場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.0

  EE V10.1.0~V11.1.0

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.0

  EE V10.1.0~V11.1.0

または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V10.1.0~V11.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)EE V10.1.0~V11.1.0を使用。

[発生条件]

発生条件1~4のいずれかに合致した場合に本現象が発生します。

[発生条件1]

1)正系ノードのDBミラーリング動作環境ファイルのDB_TIMEOUTにタイムアウト

値,FAILOVER,0を指定する。かつ、

2)正系ノードでSymfoware/RDBの無応答状態が発生する。かつ、

3)正系ノードでdxrebuildコマンドを実行する。

[発生条件2]

1)正系ノードのDBミラーリング動作環境ファイルのDB_INH_OBSERVEにDB監視資源定義ファイルを指定する。かつ、

2)1)で指定したDB監視資源定義ファイルの定義種別、および正系ノードのデータベース資源の状態が以下のいずれかである。かつ、

  2-1)LOGGROUPMANAGE_STATUSにtroubleまたはtrouble(CMD)を指定する。かつ、

      ロググループ管理ファイルで入出力障害が発生して閉塞する。

  2-2)LOGMANAGE_STATUSにfailureまたはfailure(CMD)を指定する。かつ、

      ログ管理ファイルで入出力障害が発生して閉塞する。

  2-3)LOGMANAGE_TMPSTATUSにfailure、failure(CMD)またはunknownを指定する。かつ、

      テンポラリログファイルで入出力障害が発生して閉塞する。

  2-4)TMPLOGFILE_STATUSにtroubleまたはtrouble(CMD)を指定を指定する。かつ、

      テンポラリログファイルで入出力障害が発生して閉塞する。

  2-5)RDBDICTIONARY_CAUSEにHER、SOF、CRV、MRV、TIH、IND、CMD、FTRまたはXAIを指定する。かつ、

RDBディクショナリで入出力障害が発生して閉塞する。

2-6)DSI_INHTYPEにHER、SOF、DER、CRV、MRV、TIH、DIR、ALD、CMD、IIH、IND、

FTRまたはXAIを指定する。かつ、

DSIで入出力障害が発生して閉塞する。

2-7)RDBDIRECTORY_CONDITIONにabnormal/attachまたはabnormal/detachを指定する。

かつ、

RDBディレクトリファイルで入出力障害が発生して閉塞する。

注) 2-3)は、スケーラブルログ運用を行っている場合に指定します。

3)正系ノードでdxrebuildコマンドを実行する。

[発生条件3]

1)両ノードのDBミラーリング動作環境ファイルのGCM_FAILOVERにYESを指定する。

かつ、

2)両ノードのDBミラーリング動作環境ファイルのGCM_ADDRESSにGCMの配置先のIPアド

レスまたはホスト名を指定する。かつ、

3)ノード間通信の環境で以下のいずれかの異常事象が発生する。かつ、

  -相手ノードのスローダウン

  -通信環境の過負荷

  -LAN回線の切断

4)正系ノードでSymfoware/RDBの無応答状態が発生する。かつ、

5)正系ノードでdxrebuildコマンドを実行する。

[発生条件4]

1)副系ノードでdxswitchコマンド(オプションなし)を実行する。かつ、

2)正系ノードでdxrebuildコマンドを実行する。

注) 内部条件として、ノード切替えの延長で実施するSymfoware/RDBの強制停止がタイムアウトにより失敗した場合に発生します。

なお、Symfoware/RDBの強制停止がタイムアウトになることは、ほとんどありません。

表3.3 V12.0.0でのプログラム修正一覧

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EEE

EE

SE

1

V12.0.0

PG84225

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、「JYP1002U サーバとの通信時間を超えました.」のメッセージが出力されず「JYP1100U メモリが足りません。」のエラーメッセージが出力される。

[環境]

以下の環境の場合

  • Windows

[発生条件]

1) 以下のいずれかのアプリケーションである。かつ、

  • 埋め込みSQLを利用したアプリケーションである。

  • Symfoware ODOSを利用したアプリケーションである。

  • JDBCドライバを利用したアプリケーションである。

2) 1)のアプリケーションから以下のいずれかの接続形態を使用して、コネクションを確立する。かつ、

  • リモートアクセス(RDB2_TCP連携)を使用する。

  • V9.1以降のConnection Manager連携でSymfoware/RDBに接続する。

3)以下により設定されている通信時の待ち時間の設定時間を超過する。かつ、

  • 埋め込みSQLを利用したアプリケーションの場合。
    クライアント用の動作環境ファイルに設定しているWAIT_TIMEの値

  • Symfoware ODOSを利用したアプリケーションの場合。
    ODOSのオプションで設定しているCLI_WAIT_TIMEの値

  • JDBCドライバを利用したアプリケーションの場合。
    ctuneparamオプションに設定しているCLI_WAIT_TIMEの値

4) 1)のアプリケーションでメモリ不足は発生していない場合。

2

PG94806

[現象]

<現象1>

関数や数値式にNULLを返却するファンクションルーチンまたはXMLQUERY関数を指定した場合、誤った結果を出力する場合があります。

<現象2>

ファンクションルーチンにNULLを返却する関数や数値式を指定した場合、誤った結果を出力する場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Linux

  • Oracle Solaris

  • Windows

[発生条件]

<発生条件1>

1)以下のいずれかを行っている。かつ、

  1-1)ファンクションルーチンを指定している。または、

  1-2) XMLQUERY関数を指定している。

2)1)の処理結果がNULLとなる。かつ、

3)1)を以下のいずれかに指定している場合。

  3-1)数値関数

  3-2)データ列値関数

  3-3)日時値関数

  3-4)ファンクションルーチン指定

  3-5)CAST指定

  3-6)数値式

  3-7)連結

<発生条件2>

1)以下のいずれかを行っている。かつ、

  1-1)数値関数

  1-2)データ列値関数

  1-3)日時値関数

  1-4)ファンクションルーチン指定

  1-5)CAST指定

  1-6)数値式

  1-7)連結

  1-8)XMLQUERY関数

2)1)の処理結果がNULLとなる。かつ、

3)1)をファンクションルーチンに指定している。かつ、

4)3)のファンクションルーチンが入力データがNULLの際に、結果データがNULL以外となる場合。