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HA Database Ready 業務開発ガイド(Open SQL編)
FUJITSU Integrated System

D.1 テーブルサイズの見積り

テーブルサイズの見積り式を以下に示します。

表D.1 レコード長が2032バイト以下の場合の見積り式

項目

見積り式(バイト)

(1)レコード長

27(注1)+ NULLマップ + OID +列データ

NULLマップ: 列の数÷8(注2)
OID: “WITH OIDS”の表である場合は4。デフォルトの場合は0。
列データ:列の長さの総和

注1)レコードヘッド部

注2)小数点以下は整数に切り上げます。

  • 列データは8バイトのバウンダリに配置されるため、レコードヘッド部 + NULLマップ + OIDの総長は8バイトの倍数となるように調整する必要があります。例えば、27 + 1 ÷ 8(切り上げ) + 0 = 28バイトの場合、4を加えて32バイトとしてください。

  • 各列のデータは定義されたデータ型のバウンダリに配置されるため、列データの長さは各データ型のバウンダリを考慮してください。例えば、以下のテーブルの列データの長さは、各データ型の総計である37バイトではなく、バウンダリ調整がされ、64バイトになります。
    定義:create table tb1(c1 char(1), c2 long, c3 int, c4 box)
    見積り:CHAR型1バイト + LONG型8バイトのバウンダリ調整7バイト + LONG型8バイト + INT型4バイト + BOX型32バイトのバウンダリ調整12バイト + BOX型32バイト = 64バイト

  • 各レコードは8バイトのバウンダリに配置されるため、列データの長さは8バイトの倍数となるように調整する必要があります。

  • 算出したレコード長が2032バイトを超えた場合、レコード中の可変長データが自動的に圧縮されるときがあります。この場合は、“表D.2 レコード長が2032バイトより大きい場合の見積り式”の見積り式でテーブルサイズを見積もってください。

(2)ページ内レコード数

8168(注1)÷((1)レコード長 + 4(注2))

注1)ページ長(8192)-ページヘッド部(24)

注2)ポインター長(4)

  • 算出した(2)ページ内レコード数は、整数となるよう小数点以下を切り捨てます。

(3)レコード格納に必要なページ数

総レコード数÷(2)ページ内レコード数

  • 算出した(3)レコード格納に必要なページ数は、整数となるよう小数点以下を切り上げます。

(4)スペース量

(3)レコード格納に必要なページ数 × ページ長 × 安全率(注1)

注1)1.3以上を指定してください。

  • レコード本体以外にもスペースが必要です。例えば、未使用容量の管理、削除された列データのレコードの管理。

表D.2 レコード長が2032バイトより大きい場合の見積り式

項目

見積り式(バイト)

(4)スペース量

総レコード数×(1)レコード長×安全率(注1)

注1) 1.3以上を指定してください。