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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
FUJITSU Software

6.7 事前準備

本節では、テンプレートを利用するための事前準備について説明します。


テンプレートを使用する前に以下の準備作業を行う必要があります。

自動運用プロセスのカスタマイズ

  1. Systemwalker Runbook Automation Studioにて、使用するテンプレートの自動運用プロセスを運用で使用するアプリケーションプロジェクトにコピーしてください。自動運用プロセスを構成するプロセス定義とフォームをすべてコピーしてください。コピーを行う自動運用プロセスとフォームについては、“6.6 ファイルの構成”を参照してください。

  2. コピーした自動運用プロセスの設定を、業務内容に応じて変更します。

    テンプレートの自動運用プロセスに配置されたアクティビティのロールには、以下のグループが設定されています。

    • オペレーターが作業:Role

    • 運用担当者が作業:AdminRole

    環境に応じてロールを修正するか、または、上記のグループを管理サーバに登録してください。

    その他の自動運用プロセスの設定内容については、“6.8 自動運用プロセスの概要”を参照してください。

参照

グループの登録については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“ローカルグループを作成する”を参照してください。

自動運用プロセスの管理サーバへの登録

業務内容に応じた設定を行ったあとに、自動運用プロセスを管理サーバへ登録します。

参照

自動運用プロセスの管理サーバへの登録方法については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“自動運用プロセスを登録する”を参照してください。

運用操作部品の環境設定

VMware HA運用管理テンプレートで使用する運用操作部品には、事前に環境設定が必要なものがあります。テンプレートを実行する前に必要な環境設定を行ってください。

運用操作部品名

設定概要

VMホスト上の仮想サーバを停止

  • 構成管理データベースに(CMDB)に、以下の情報を登録する。

    • 仮想環境の管理製品(vCenterサーバ)

      • [論理ノード]を登録

      • [インストール済ソフトウェア]を登録

      • [インストール済ソフトウェア]を[論理ノード]に関連づける

    • 仮想環境の管理製品(vCenterサーバ)の認証情報

      • swrba_uaimportコマンドを利用して[ユーザアカウント]を登録

      • [インストール済みソフトウェア]を[ユーザアカウント]に関連づける

    詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“CMDBへの情報登録(仮想環境の管理製品)”を参照してください。

  • vCenterサーバの設定をする。

    • 環境変数の設定

    • PowerShellの実行ポリシーの変更

    • VMware vSphere PowerCLIのポート番号の設定

    • 認証書パス検証の設定

    詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“vCenterサーバの設定”を参照してください。

仮想サーバを停止

VMホストのメンテナンスモードを設定

VMホストを強制停止

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

参照

各運用操作部品の詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“運用操作部品リファレンス”を参照してください。

本テンプレート固有の事前準備

本テンプレートの自動運用プロセスは、停電を検出した場合にUPS装置から起動依頼を行います。

本テンプレートの自動運用プロセスを管理サーバに登録後に、UPS装置への設定を行ってください。設定の詳細については、“6.9 本テンプレート固有の事前準備作業の詳細手順”を参照してください。