Systemwalker Runbook Automationを操作するために必要な、認証の方式について設計を行います。
Systemwalker Runbook Automationは以下の認証方式を提供しています。
シングル・サインオンによる認証
LDAPによる認証
シングル・サインオンによる認証
Systemwalker Runbook Automationのログインユーザーとして、シングル・サインオン環境のリポジトリに登録されているユーザーを使用します。この方法には、以下の特長があります。
シングル・サインオン環境をサポートしている製品間で、使用するユーザー情報を共通化できます。ユーザー情報はシングル・サインオン環境のリポジトリで一元管理できます。
Systemwalker Runbook Automationの管理サーバにログインした際の情報を用いて、新たなログイン画面を表示せずに、シングル・サインオンを利用しているソフトウェア製品をシームレスに起動できます。
Systemwalker Runbook Automationが利用可能なシングル・サインオンは、以下のとおりです。
ServerView Operations Manager シングル・サインオン
構築済のServerView Operations Manager シングル・サインオン環境がある場合、Systemwalker Runbook Automationにおいても同じ認証基盤を利用することができます。ServerView Operations Manager シングル・サインオン環境のリポジトリは、ServerView Operations Managerが提供するOpenDJ(ServerView Operations Manager V6.1以降)、OpenDS(ServerView Operations Manager V6.1より前)、またはActive Directoryを利用します。
LDAPによる認証
LDAPによる認証で環境を構築します。
なお、すでにユーザーの認証にLDAPを構築している場合には、この構築済みのLDAPを利用することができます。Systemwalker Runbook Automationを操作するユーザーと同一にすることで、ユーザー情報の一元管理が可能になり、ユーザーのメンテナンスが容易になります。
Systemwalker Runbook Automationが利用可能なLDAPは、以下のとおりです。
Interstageディレクトリサービス
Active Directory
Open LDAP
LDAPの認証リポジトリは、Interstageディレクトリサービス、Active Directory、またはOpenLDAPを使用して構築します。すでにこれらの認証リポジトリを導入している場合は、それらを使用することができます。