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PRIMECLUSTER 活用ガイド<クラスタ構築・運用時の留意点>

6.2 Linux の場合の注意点

RMS の環境変数 HV_RCSTART に 0 を設定している場合、ノード停止前に hvshut を実行し RMS を停止してください

環境変数 HV_RCSTART に 0 を設定した場合、ノード停止時に RMS の停止処理が呼び出されません。

このため、クラスタアプリケーションの停止処理が実行されません。

クラスタアプリケーションを手動で起動する場合や、リソース故障のメッセージが確認された場合は、MONITORONLY 属性を設定したリソースが故障状態のままになっていないか、確認してください

MONITORONLY 属性を設定したリソースの故障状態を解消せずにクラスタアプリケーションの起動や切り替えを行った場合、クラスタの整合性が失われたり、データ破壊が発生する可能性があります。

Firewallを設定し、かつ、Firewallでstateモジュールを使用している場合、PRIMECLUSTER運用中にiptablesサービスまたはip6tablesサービスを再起動しないでください。

Firewallでstateモジュールを使用している場合、iptablesサービスまたはip6tablesサービスを再起動すると、通信状態の情報が初期化され、それ以降の通信が正常にできなくなることがあります。アプリケーションだけでなく、PRIMECLUSTERも正常に動作できなくなりますので、Firewallの設定を変更する場合は、iptablesサービスまたはip6tablesサービスではなく、クラスタノードを再起動してください。