以下にホットスタンバイ運用以外の Check スクリプトの例を示します。
なお、下記の例は“3.2.1.1 start/stopスクリプトの例”で記載している設定であることを前提にしています。
図3.7 ホットスタンバイ運用以外の Check スクリプト
設定方法については、OS ごとに異なります。それぞれの“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。
また、Cmdline リソースでホットスタンバイ運用を行う場合には、start/stop スクリプトと同様に Check スクリプトをホットスタンバイ運用に対応した記述にします。
以下にホットスタンバイ運用に対応した Check スクリプトの例を示します。
なお、下記の例は“3.2.1.1 start/stopスクリプトの例”で記載している設定であることを前提にしています。
図3.8 ホットスタンバイ運用の Check スクリプト
Check スクリプト実行時には、次の環境変数が設定されます。スクリプト内でこれらの環境変数を参照することができます。
HV_APPLICATION
HV_NODENAME
参照
これらの環境変数の概要については、“表3.4 Start/Stop スクリプト内で参照できる環境変数”を参照してください。
また、RMS の環境変数の詳細については、“付録B RMS 環境変数一覧”を参照してください。
Check スクリプトの終了コードは、ホットスタンバイ運用の場合とホットスタンバイ運用を行わない場合により異なります。
以下のいずれかの終了コードを使用してください。
終了コード | 意味 |
---|---|
0 | Online 状態を示します。監視対象が起動している場合に本終了コードを使用します。 |
0 以外 | Offline 状態を示します。監視対象が停止している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Offline で終了した場合、切替えが発生します。 |
以下のいずれかの終了コードを使用してください。
終了コード | 意味 |
---|---|
0 | Online 状態を示します。監視対象が起動している場合に本終了コードを使用します。 |
1 | Offline 状態を示します。監視対象が停止している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Offline で終了した場合、切替えが発生します。 |
2 | Faulted 状態を示します。監視対象が故障している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Faulted で終了した場合、切替えが発生します。 |
3 | Unknown 状態を示します。監視対象の状態が不明な場合に本終了コードを使用します。 |
4 | Standby 状態を示します。監視対象が待機として起動している場合に本終了コードを使用します。 |