LAN の伝送路に異常が発生した場合、フェイルオーバさせたい
PingHost は設定したホストと応答確認(ping)を行うために必要な情報です。ハブやルータの故障に影響されないために、クラスタシステムとして構成されていないノードを 2つ以上設定してください。PingHost を設定していないと LAN 異常が発生してもリソース異常とはならず、切替えも発生しません。
PreCheck スクリプトをクラスタアプリケーションに設定したい
PRIMECLUSTER(Solaris) で PreCheck スクリプトをクラスタアプリケーションに設定する手順を以下に示します。
本手順は、クラスタアプリケーション構築時に userApplication Configuration Wizard での設定がすべて完了してから実施してください。
なお、クラスタアプリケーションにおいて、リソースの追加・設定変更や削除を実施した場合、その手順として いったん userApplication を削除することになります。この場合は、本手順による PreCheck スクリプトの再設定が必要になります。
クラスタノードに root でログインし、以下のコマンドを実行します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/wizard.d/hvw -n config
なお -n オプションには RMS Configuration 名を指定します。
参考
RMS Configuration 名は、以下のコマンドで確認できます。実行の結果、何も出力されない場合は "config" を、出力があった場合は出力された名前を -n オプションの値として使用します。
# /etc/opt/FJSVwvucw/bin/wgcnfclient -g config-name #
-n オプションには config を指定する。
# /etc/opt/FJSVwvucw/bin/wgcnfclient -g config-name config2 #
-n オプションには出力結果の config2 を指定する。
RMS Wizard が起動し、以下の画面が表示されます。
"Application-Edit" を選択します。
以下の画面で、"OPTIONS" を選択します。
以下の画面で、"ShowAllAvailableWizards" を選択します。
以下の画面で、PreCheck スクリプト を設定するアプリケーションの番号を入力し、リターンキーを押します。
ここでは、userApp_0 の PreCheck スクリプトを設定するため、"6" を指定しています。
以下の画面で、"(PreCheckScript=)" を選択します。
以下の画面で、"FREECHOICE" を選択します。
同一画面の下部に ">>" が表示され、PreCheck スクリプトのファイルパスが入力できるようになります。PreCheck スクリプトのファイルパスを入力しリターンキーを押します。
以下の画面の場合は、PreCheck スクリプトに /usr/local/app/PreCheck.sh を指定しています。
以下の画面で、"SAVE+EXIT" を選択します。
以下の画面で、"RETURN" を選択します。
以下の画面で、"Configuration-Activate" を選択します。
RMS 構成の生成と配布が行われます。
終了すると "Hit CR to continue" が表示されるので、リターンキーを押します。
以下の画面で、"QUIT" を選択します。