機能
カラムナテーブルのカラムにデータを暗号化して格納します。
書式
pgxa_put_encryptdata(CAST(column_data AS data_type), key)
引数
詳細は以下のとおりです。
引数 | データ型 | 意味 |
---|---|---|
CAST(column_data AS data_type) | anyelement | column_dataには暗号化する値を指定してください。 data_typeには、暗号化データを格納するために定義した外部テーブルのカラムのデータ型を指定してください。 |
key | text | 暗号化キー |
戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
anyelement型データ | 暗号化した値が返却されます。 |
実行例
外部テーブルのカラムデータ型がvarchar(64)である“富士通太郎”を暗号化して格納する場合の実行例です。
postgres=# INSERT INTO table1 VALUES (‘f1234567’, pgxa_put_encryptdata( CAST(‘富士通太郎’AS varchar(64)), ‘SecurityKey00001’),‘ M’);
説明
本関数は、symassetcrptenvコマンドを実行してSymfoware Analytics Server Advanced Security Optionを有効にしてから使用してください。
pgxa_create_table_for_encryptシステム関数で指定したカラムに対してのみ、実行してください。
pgxa_put_encryptdataシステム関数によって返却される値は暗号化テキストであり、判読できません。pgxa_put_encryptdataシステム関数によって暗号化した値を復号化するには、本関数で指定した暗号化キーおよびデータ型を指定してpgxa_get_decryptdataシステム関数を実行する必要があります。
暗号化可能なデータ型は“H.3 暗号化が可能なデータ型”を参照してください。
暗号化するカラムのデータ型を必ずCAST関数で指定してください。
暗号化キーには長さが16文字以上255文字以内の半角英数字で、大文字と小文字を含んだものを選びます。
注意
本システム関数はバイパスモードのみを対応しています。
暗号化キーを紛失しないでください。また、暗号化キーのコピーを安全な場所に保管してください。暗号化キーを失うと、暗号化したデータにアクセスできなくなります。データを修復する方法もありません。