Symfoware Analytics Serverは、データベースの動作環境に関する各種情報を以下のファイルに保持しています。
[データベースのデータ格納先ディレクトリ]配下のファイルpostgresql.conf
業務や運用に合わせて、上記ファイル内のパラメーターをテキストエディタで直接編集してください。
注意
パラメーターの変更は、DWHサーバ管理者ユーザーが行ってください。
エラーログの設定
Linuxの場合
パラメーター名 | 設定値 | 設定を有効にする方法 |
---|---|---|
logging_collector | DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。 |
|
syslog_ident | 複数のインスタンスを利用する場合に、システムログに出力するメッセージを識別するために、メッセージにつけるラベルを指定します。 | pg_ctlコマンドのreloadオプション |
log_destination | DWHサーバが出力するメッセージを、画面とシステムログに出力するように、“stderr,syslog”を指定します。 | |
log_line_prefix | DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。 例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db = %d,remote = %r app = %a ' |
接続に関する設定
パラメーター名 | 設定値 | 設定を有効にする方法 |
---|---|---|
listen_addresses | クライアントアプリケーションからの接続をサーバが監視する TCP/IP アドレスを指定します。この値は、ホスト名をコンマで区切ったリスト、そして/もしくは、数値によるIPアドレスです。*という特別なエントリーは利用可能な全てのIPインターフェースに対応します。エントリー0.0.0.0は全てのIPv4アドレスの監視を、そしてエントリー::は全てのIPv6アドレスの監視を許容します。リストが空の場合、サーバはいかなるIPインターフェースも全く監視しないで、Unixドメインソケットのみを使用して接続が行われます。 デフォルトの値はlocalhostで、ローカルなTCP/IP "loopback"接続のみ許可します。 |
|
superuser_reserved_connections | DWHサーバを管理するために使用する接続を予約するために使用します。この値は以下の説明をもとに加算して設定します。
デフォルト値は3です。 | |
max_connections | DWHサーバへの同時接続数 + superuser_reserved_connectionsの値を指定します。 デフォルト値および最大値は100です。 |
カラムナテーブルに関する設定
パラメーター名 | 設定値 | 設定を有効にする方法 |
---|---|---|
bypass_pgexec.enable | カラムナテーブル専用のSQLエンジンを使用するか否かを指定します。 以下の値で指定します。
デフォルト値は'true'です。 |
|
参照
その他のパラメーターについては、“PostgreSQL文書”の“サーバの設定”を参照してください。
システム関数の各動作を制御するパラメーターについて説明します。
システム関数の制御パラメーターは、以下のどちらかの方法で指定します。
“データベースのデータ格納先ディレクトリ”配下のファイルpostgresql.confに指定
すべてのコネクションで有効になります。
SET文の実行時に指定
SET文を実行したコネクションでのみ有効になります。
これらのパラメーターは、システム関数pgxa_import_to_table、pgxa_export_from_table、pgxa_import_fixed_data、およびpgxa_export_fixed_dataを使用する場合に指定できます。
パラメーター名 | 説明 | 省略値 |
---|---|---|
symas_ext.logdir | ログの出力先ディレクトリを指定します。 | null |
symas_ext.workdir | 作業用ディレクトリを指定します。 | null |
symas_ext.quotation | csv形式で出力する場合の、囲み文字を指定します。以下のどちらかを指定してください。
| '(シングルクォーテーション) |
symas_ext.overwrite | 出力ファイルが存在する場合の操作を指定します。以下のどちらかを指定してください。
| false |
参照
その他のパラメーターについては、“PostgreSQL文書”の“サーバの設定”を参照してください。