Symfoware Analytics Serverでは、データベースのエラーや警告などをイベントログまたはシステムログに出力します。エラー発生有無や、エラー原因を特定するために有益な情報となります。イベントログまたはシステムログを定期的に確認し、エラーが発生していないか監視してください。
メッセージを監視する製品を使用して、Symfoware Analytics Serverが出力するメッセージを監視する場合は、メッセージ本文を監視するのではなく、SQLSTATEを監視するように設定してください。メッセージ本文は、Symfoware Analytics Serverのバージョンアップに伴い変更されることがあるためです。
参照
エラーメッセージの詳細は、“付録K メッセージ”、および“Symfoware Server メッセージ集”を参照してください。
参考
本製品の運用中、イベントログまたはシステムログに「IQ 16.0」を含むメッセージが出力される場合があります。レベルに警告、または、エラーのメッセージが出力された場合、当社技術員に連絡してください。
ディスクの使用量を確認する方法を説明します。
注意
DWHサーバ管理者ユーザーで実行してください。
カラムナテーブル以外のテーブル
Linuxの場合
OSが提供するdfコマンドをDWHサーバ管理者ユーザーで実行して、カラムナテーブル以外のテーブルのディスク使用量を確認します。
例
$ df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/sda2 20642428 7525436 12068416 39% / tmpfs 4030912 0 4030912 0% /dev/shm /dev/sda1 253871 169698 71066 71% /boot
カラムナテーブル
pgxa_dbspace_usageシステムビューを使用して確認します。
以下にサーバ上からの操作例を示します。
psqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
“psql postgres”と実行します。
> psql postgres psql (9.2.8) Type "help" for help.
カラムナテーブルのディスクの使用量を確認します。
カラムナテーブルのディスクの使用量を確認するために、pgxa_dbspace_usageシステムビューを実行します。
postgres=# SELECT * FROM pgxa_dbspace_usage; dbspacename | usage | totalsize -------------+-------+----------- SYMFOAS_DBS | 35 | 29.3G (1 row)
データベースpostgresと切断します。
psqlコマンドを終了するために、“\q”を実行します。
postgres=# \q
参照
pgxa_dbspace_usageシステムビューの詳細は、“J.3.1 pgxa_dbspace_usage”を参照してください。
psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL文書”の“psql”を参照してください。
カラムナテーブルのデータベーススペースを追加する場合は、pgxa_add_dbspaceシステム関数を実行します。
以下にサーバ上からの操作例を示します。
psqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
“psql postgres”と実行します。
> psql postgres psql (9.2.8) Type "help" for help.
カラムナテーブルのデータベーススペースを追加します。
カラムナテーブルのデータベーススペースを追加するために、pgxa_add_dbspaceシステム関数を実行します。
Linuxの場合
postgres=# SELECT pgxa_add_dbspace('SYMFOAS_DBS', '/dev/raw/raw4'); pgxa_add_dbspace ------------------------ t (1 row)
データベースpostgresと切断します。
psqlコマンドを終了するために、“\q”を実行します。
postgres=# \q
参照
pgxa_add_dbspaceシステム関数の詳細は、“J.4.7 pgxa_add_dbspace”を参照してください。
psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL文書”の“psql”を参照してください。
pg_stat_activityビューを利用して、長時間、待ち状態のクライアントのコネクションを監視します。
以下の例は、クライアントの待ち状態が60分以上のコネクションを表示します。
ただし、アプリケーションの互換性を維持することを考慮し、下記のSQL文中のシステムカタログを直接参照しないようにしてください。
postgres=# select * from pg_stat_activity where state='idle in transaction' and current_timestamp > cast(query_start + interval '60 minutes' as timestamp); -[ RECORD 1 ]----+------------------------------ datid | 16384 datname | db01 pid | 16875 usesysid | 10 usename | symfo application_name | apl01 client_addr | 192.33.44.15 client_hostname | client_port | 51793 backend_start | 2013-05-31 17:40:24.161826+09 xact_start | 2013-05-31 17:40:27.636134+09 query_start | 2013-05-31 17:40:27.636134+09 state_change | 2013-05-31 17:40:27.636402+09 waiting | f state | idle in transaction query | begin;
参照
アプリケーションの互換性の維持に関する詳細は、“Symfoware Server アプリケーション開発ガイド”の“アプリケーションの互換に関する注意事項”を参照してください。
pg_stat_activityの詳細は、“PostgreSQL文書”の“統計情報コレクタ”を参照してください。