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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.12.2 蓄積テーブルの作成

ODSのカテゴリに格納したデータファイル(以降、蓄積ファイルと呼びます)の内容は、DWHサーバ上のデータベースに蓄積ファイルのテーブル(以降、蓄積テーブルと呼びます)を作成してから、SQL文を実行することによって参照できます。

注意

CREATE FOREIGN TABLE文で外部テーブルを作成するときに指定するスキーマ名、外部テーブル名、カラム名などには、半角英数字だけを使用してください。

また、外部テーブルに対するビュー名、インデックス名などには半角英数字だけを使用してください。

なお、使用可能文字の詳細は、“A.1 データベースサーバ機能”を参照してください。

3.12.2.1 Interstage Information Integratorを利用したデータ連携

Interstage Information Integratorを利用したデータ連携の場合の蓄積テーブルの作成について、説明します。

参照

Interstage Information Integratorの運用に合わせて、CREATE FOREIGN TABLE文を使用して作成してください。

  • CREATE FOREIGN TABLE文の詳細は、“4.4.1 CREATE FOREIGN TABLE文”を参照してください。

  • CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについて

    CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについては、“PostgreSQL文書”の“データ型”を参照してください。

3.12.2.2 fluentdを利用したデータ連携

fluentdを利用したデータ連携の場合の蓄積テーブルの作成について、説明します。

fluentdを利用したデータ連携を実行すると、格納したデータのカラム名がpgxa_ods_categories_columnsシステムカタログに記録されます。
fluentdを利用したデータ連携により格納したデータの蓄積テーブルを作成する場合は、pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログを参照してください。

参照

pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログの詳細は、“J.2.4 pgxa_ods_categories_columns”を参照してください。

蓄積テーブルの作成手順は以下のとおりです。

  1. psqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。

    “psql postgres”と実行します。

    > psql postgres
    psql (9.2.8)
    Type "help" for help.
  2. 作成する蓄積テーブルのODSのカテゴリ名を特定します。

    以下の手順により決定します。

    1. カテゴリ一覧の確認

      pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログのcategory列を参照します。

      例)
      postgres=# SELECT DISTINCT category_name FROM pgxa_ods_categories_columns;
         category_name
      --------------------
      fluentdlogcategory
      category1
      category2
      (3 row)
    2. カテゴリに格納されたカラム一覧の確認

      検索条件にカテゴリ名を指定して、再度pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログを参照します。

      例)
      postgres=# SELECT * FROM pgxa_ods_categories_columns WHERE category_name='fluentdlogcategory';
         category_name    |   column_name
       --------------------+-----------------
       fluentdlogcategory | fluentd_id_time
       fluentdlogcategory | fluentd_time
       fluentdlogcategory | fluentd_tag
       fluentdlogcategory | col1
       fluentdlogcategory | col2
       fluentdlogcategory | col3
      (6 row)
  3. 参照したカラム名を使用して、蓄積テーブルを作成します。

    蓄積テーブルの作成には、CREATE FOREIGN TABLE文を使用します。

    CREATE FOREIGN TABLE文の指定内容を以下に示します。

    種類

    内容

    カラム名

    pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログで参照したカラム名を指定します。

    各カラムのデータ型

    データ内容に応じた任意のデータ型を指定します。

    データ内容が不明の場合は、以下の手順を実施してください。

    1. すべてのカラムにvarchar型の最大サイズを指定して蓄積テーブルを作成します。

    2. SQL文で蓄積テーブルを参照して、各カラムのデータ内容を確認します。

    3. ALTER TABLE文を使用して、各カラムを適切なデータ型やサイズに変更します。

    SERVER句

    “iis_server”を指定します。

    OPTIONS句

    resourceオプションにカテゴリ名を指定します。

    例)
    postgres=# CREATE FOREIGN TABLE odstbl (
    postgres(# fluentd_id_time timestamp,
    postgres(# fluentd_time timestamp,
    postgres(# fluentd_tag varchar(1024),
    postgres(# col1 varchar(1024),
    postgres(# col2 varchar(1024),
    postgres(# col3 varchar(1024)
    postgres(# )
    postgres-# SERVER iis_server OPTIONS ( resource 'fluentdlogcategory' );

参照

  • CREATE FOREIGN TABLE文の詳細は、“4.4.1 CREATE FOREIGN TABLE文”を参照してください。

  • CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについて

    CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについては、“PostgreSQL文書”の“データ型”を参照してください。