ODSのカテゴリに格納したデータファイル(以降、蓄積ファイルと呼びます)の内容は、DWHサーバ上のデータベースに蓄積ファイルのテーブル(以降、蓄積テーブルと呼びます)を作成してから、SQL文を実行することによって参照できます。
注意
CREATE FOREIGN TABLE文で外部テーブルを作成するときに指定するスキーマ名、外部テーブル名、カラム名などには、半角英数字だけを使用してください。
また、外部テーブルに対するビュー名、インデックス名などには半角英数字だけを使用してください。
なお、使用可能文字の詳細は、“A.1 データベースサーバ機能”を参照してください。
Interstage Information Integratorを利用したデータ連携の場合の蓄積テーブルの作成について、説明します。
参照
Interstage Information Integratorの運用に合わせて、CREATE FOREIGN TABLE文を使用して作成してください。
CREATE FOREIGN TABLE文の詳細は、“4.4.1 CREATE FOREIGN TABLE文”を参照してください。
CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについて
CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについては、“PostgreSQL文書”の“データ型”を参照してください。
fluentdを利用したデータ連携の場合の蓄積テーブルの作成について、説明します。
fluentdを利用したデータ連携を実行すると、格納したデータのカラム名がpgxa_ods_categories_columnsシステムカタログに記録されます。
fluentdを利用したデータ連携により格納したデータの蓄積テーブルを作成する場合は、pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログを参照してください。
参照
pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログの詳細は、“J.2.4 pgxa_ods_categories_columns”を参照してください。
蓄積テーブルの作成手順は以下のとおりです。
psqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
“psql postgres”と実行します。
> psql postgres psql (9.2.8) Type "help" for help.
作成する蓄積テーブルのODSのカテゴリ名を特定します。
以下の手順により決定します。
カテゴリ一覧の確認
pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログのcategory列を参照します。
例)
postgres=# SELECT DISTINCT category_name FROM pgxa_ods_categories_columns; category_name -------------------- fluentdlogcategory category1 category2 (3 row)
カテゴリに格納されたカラム一覧の確認
検索条件にカテゴリ名を指定して、再度pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログを参照します。
例)
postgres=# SELECT * FROM pgxa_ods_categories_columns WHERE category_name='fluentdlogcategory'; category_name | column_name --------------------+----------------- fluentdlogcategory | fluentd_id_time fluentdlogcategory | fluentd_time fluentdlogcategory | fluentd_tag fluentdlogcategory | col1 fluentdlogcategory | col2 fluentdlogcategory | col3 (6 row)
参照したカラム名を使用して、蓄積テーブルを作成します。
蓄積テーブルの作成には、CREATE FOREIGN TABLE文を使用します。
CREATE FOREIGN TABLE文の指定内容を以下に示します。
種類 | 内容 |
カラム名 | pgxa_ods_categories_columnsシステムカタログで参照したカラム名を指定します。 |
各カラムのデータ型 | データ内容に応じた任意のデータ型を指定します。 データ内容が不明の場合は、以下の手順を実施してください。
|
SERVER句 | “iis_server”を指定します。 |
OPTIONS句 | resourceオプションにカテゴリ名を指定します。 |
例)
postgres=# CREATE FOREIGN TABLE odstbl ( postgres(# fluentd_id_time timestamp, postgres(# fluentd_time timestamp, postgres(# fluentd_tag varchar(1024), postgres(# col1 varchar(1024), postgres(# col2 varchar(1024), postgres(# col3 varchar(1024) postgres(# ) postgres-# SERVER iis_server OPTIONS ( resource 'fluentdlogcategory' );
参照
CREATE FOREIGN TABLE文の詳細は、“4.4.1 CREATE FOREIGN TABLE文”を参照してください。
CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについて
CREATE FOREIGN TABLE文やカラムに指定可能なデータ型やサイズについては、“PostgreSQL文書”の“データ型”を参照してください。