オンライン物理コピー状態通知機能のコマンド操作手順を説明します。
ポイント
オンライン物理コピー状態通知機能は、画面からの操作はできません。コマンドでの操作のみとなります。
バックアップ方法にRMANを選択している場合は、オンライン物理コピー状態通知コマンドは使用できません。
クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。
オンライン物理コピー状態通知機能を行う前に、「9.2 オンラインバックアップ系の前作業の操作手順」を参照して、準備作業をすべて完了してください。
rootユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。
オンライン物理コピー状態通知コマンドを実行します
オンラインバックアップの物理コピーの場合
EC同期完了待ちの場合
上記のケースで現在の物理コピー進捗状況を知りたい場合は、以下のようにオンライン物理コピー状態通知コマンドを実行してください。
物理コピー状況が表示されます。
# installdir/bin/rmfoacmstat confname -b |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
物理コピーが完了するまで待つ場合は、以下のようにオンライン物理コピー状態通知コマンドを実行してください。
コマンド処理内で物理コピー状況が定期的にチェックされ、物理コピーが完了するとコマンドが終了します。
# installdir/bin/rmfoacmstat confname -b -w s |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
s : チェック間隔(秒)。省略時は180秒
オンラインリストアの物理コピーの場合
上記のケースで現在の物理コピー進捗状況を知りたい場合は、以下のようにオンライン物理コピー状態通知コマンドを実行してください。
物理コピー状況が表示されます。
# installdir/bin/rmfoacmstat confname -r n |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
n : バックアップ世代番号
物理コピーが完了するまで待つ場合は、以下のようにオンライン物理コピー状態通知コマンドを実行してください。
コマンド処理内で物理コピー状況が定期的にチェックされ、物理コピーが完了するとコマンドが終了します。
# installdir/bin/rmfoacmstat confname -r n -w s |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
n : バックアップ世代番号
s : チェック間隔(秒)。省略時は180秒
参照
オンライン物理コピー状態通知コマンドの詳細については、「第16章 コマンド」を参照してください。
実行結果を確認します
コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。
コマンド終了ステータスについては、「第16章 コマンド」を参照してください。
処理終了メッセージについては、「第17章 メッセージ」を参照してください。
エラーの場合は、実行ログを確認して、エラーの原因調査、および、対応を行ってください。
実行ログについては、「第18章 実行ログ」を参照してください。