本製品をインストールした後に必要な作業について説明します。
RMfO環境変数設定ファイルの設定
本製品のすべての運用環境で共通に使用する、rootユーザーの環境変数を定義するファイルを、RMfO環境変数設定ファイルと言います。
RMfO環境変数設定ファイルに定義された環境変数は、本製品を使用するときだけ有効になります。
RMfO環境変数設定ファイルは、以下のファイル名で用意されています。
installdir/conf/user/rmfo_env.sh |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
本製品を動作させるために必要な環境変数を、RMfO環境変数設定ファイルに設定してください。
以下に、RMfO環境変数設定ファイルの設定について説明します。
注意
クラスタ構成の場合は、本製品をインストール済みのすべてのクラスタ構成ノードで、環境変数の設定・確認を行ってください。
本製品をインストールしたデータベースサーバにログインし、rootユーザーでRMfO環境変数設定ファイルを編集して、以下の環境変数を定義してください。
環境変数 | 設定値 |
---|---|
RMFO_JAVAPATH | 本製品実行時に使用する、Java実行環境のパス |
例
RMfO環境変数設定ファイルの記述例
setenv RMFO_JAVAPATH /rmfojava/jdk1.7.0_65/jre/bin
ポイント
RMfO環境変数設定ファイルに定義が必要な環境変数はRMFO_JAVAPATHのみですが、そのほかに本製品を使用する場合のみ有効にしたい環境変数がある場合は、RMfO環境変数設定ファイルに環境変数の定義を追加してください。
ただし、ACMに関する環境変数(SWSTGNODE環境変数など)は、SWSTGNODE設定ファイル(rmfo_swstgnode.sh)で設定してください。SWSTGNODE設定ファイルについては、「7.2.10 SWSTGNODE設定ファイルの設定」および「8.2.10 SWSTGNODE設定ファイルの設定」を参照してください。
本製品は、以下のLANGで動作します。
ja_JP.UTF-8 (UTF-8の場合)
ja (Solaris 10 EUCの場合) / ja_JP.eucJP (Solaris 11 EUCの場合)
ja_JP.PCK (SJISの場合)
rootユーザーのLANG設定値を確認し、上記以外のLANGを設定している場合は、本製品実行時にLANGが上記の設定になるように、RMfO環境変数設定ファイルにLANGの定義を追記してください。
例
RMfO環境変数設定ファイルの記述例
setenv LANG ja_JP.UTF-8
注意
Oracleインストールユーザーに設定されたLANG環境変数の値が、rootユーザーに設定された値と異なる場合、本製品の実行ログファイルの内容が文字化けする可能性があります。文字化けを防ぐには、Oracleインストールユーザーに、rootユーザーと同じLANG環境変数を設定してください。
Webブラウザ設定ファイルの設定
Webブラウザ設定ファイルは、本製品の画面からヘルプを表示する際に使用するWebブラウザを設定するファイルです。
動作環境に合わせて、変更してください。
Webブラウザ設定ファイルは、以下のファイルです。
installdir/conf/user/rmfo_help.ini |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
デフォルトで、以下の値が設定されています。
通常は、サポート対象ブラウザがデフォルトで設定されているため、変更する必要はありません。
変更する場合は、rootユーザーで「BROWSER=」以降の太字の部分を変更してください。
BROWSER=/usr/sfw/lib/mozilla/mozilla # for Oracle Solaris 11 --> /usr/bin/firefox |
注意
上記の太字部分以外は変更しないでください。
デフォルトで、以下の値が設定されています。
BROWSER=/usr/sfw/lib/mozilla/mozilla # for Oracle Solaris 11 --> /usr/bin/firefox |
「BROWSER=」以降の太字の部分を、rootユーザーで環境に合わせて以下のように変更してください。
BROWSER=/usr/bin/firefox # for Oracle Solaris 11 --> /usr/bin/firefox |
注意
上記の太字部分以外は変更しないでください。
注意
クラスタ構成の環境でWebブラウザ設定ファイルを変更する場合は、本製品をインストール済みのすべてのクラスタノードの設定ファイルを変更してください。