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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

3.4.4 復元ポイント

運用方式ごとの復旧ポイントは、以下のとおりです。

オンラインリカバリー運用

利用者は指定できません。「破損直前」固定となります。

注意

  • 破損直前までのデータベース更新履歴をターゲットデータベースに反映する必要があるため、バックアップ完了時点から破損直前までの、すべてのアーカイブログのバックアップセット、アーカイブログ、オンラインREDOログが存在して、適用可能である必要があります。
    ログの消失のためにオンラインリカバリー機能に失敗した場合は、オンラインリストア機能を使用して、データベースの復旧を行ってください。


オンラインリストア運用

利用者は、オンラインリストア機能のGUI操作時に、以下の指定ができます。

復元ポイント指定方法

説明

破損直前

ターゲットデータベースを破損直前の状態に復旧します。

バックアップ履歴(世代指定)

ターゲットデータベースを、指定されたオンラインバックアップの世代のバックアップ取得時点まで復旧します。

ログ順序番号

ターゲットデータベースを、指定されたログ順序番号-1の時点まで復旧します。
RAC環境の場合は、ログ順序番号とともにスレッド番号も指定します。

時刻(時間)

ターゲットデータベースを、指定された時間まで復旧します。
復旧する時間は、秒単位まで指定できます。

注意

  • CUI操作でオンラインリストア機能を実行する場合、復元ポイントは「バックアップ履歴(世代指定)」固定で、かつ、「最新世代」固定の指定となります。

  • 指定した復元ポイントまでデータベース更新履歴をターゲットデータベースに反映する必要があるため、復元ポイント直近の過去バックアップ完了時点から復元ポイント時点までの、アーカイブログのバックアップセット、アーカイブログ、オンラインREDOログが存在して、適用可能である必要があります。

  • 復元ポイントにログ順序番号を指定してオンラインリストア機能を実行する場合は、必ず、復旧したいログ順序番号に1を足した数を指定してください。オンラインリストア機能では、指定されたログ順序番号-1の時点までしかデータベースが復旧されません。


オンラインカスタムリカバリー運用

オンラインリストア機能のGUI操作時と同じ指定を、オンラインカスタムリカバリー機能で指定できます。

復元ポイント指定方法

説明

破損直前

ターゲットデータベースを破損直前の状態に復旧します。

バックアップ履歴(世代指定)

ターゲットデータベースを、指定されたオンラインバックアップの世代のバックアップ取得時点まで復旧します。

ログ順序番号

ターゲットデータベースを、指定されたログ順序番号-1の時点まで復旧します。
RAC環境の場合は、ログ順序番号とともにスレッド番号も指定します。

時刻(時間)

ターゲットデータベースを、指定された時間まで復旧します。
復旧する時間は、秒単位まで指定できます。

注意

  • 指定した復元ポイントまでデータベース更新履歴をターゲットデータベースに反映する必要があるため、復元ポイント直近の過去バックアップ完了時点から復元ポイント時点までの、アーカイブログのバックアップセット、アーカイブログ、オンラインREDOログが存在して、適用可能である必要があります。

  • 復元ポイントにログ順序番号を指定してオンラインリストア機能を実行する場合は、必ず、復旧したいログ順序番号に1を足した数を指定してください。オンラインリストア機能では、指定されたログ順序番号-1の時点までしかデータベースが復旧されません。