アーカイブログ出力領域が不足するとデータベースが正常に稼動しないことがありますので、不要なアーカイブログを定期的に削除する必要があります。
<不要なアーカイブログ>
バックアップ済みのアーカイブログ
前回のバックアップ以前のアーカイブログ
不要なアーカイブログを削除する方法は、以下の2通りの方法があります。
オンライン運用環境設定で、自動削除するかどうかを指定してください。
「自動削除する」と指定した場合、オンラインバックアップ機能やオンラインアーカイブログバックアップ機能で、アーカイブログのバックアップと同時にバックアップしたアーカイブログのみを自動的に削除します。
注意
自動削除では、バックアップしていないアーカイブログは削除しません。
オンラインアーカイブログ削除機能で、アーカイブログを削除します。
オンラインアーカイブログ削除機能は、オンラインバックアップ機能、または、アーカイブログバックアップ機能を実行した後にのみ実施できます。
注意
オンラインアーカイブログ削除機能では、バックアップ以前のアーカイブログも削除します。ただし、リカバリー中にRESETLOGSが実行された場合は、RESETLOGS前に出力されたアーカイブログは、オンラインアーカイブログ削除機能では削除できません。手動で削除してください。
削除対象のアーカイブログのイメージは、以下のとおりです。
<オンラインバックアップ機能(自動削除指定)>
<オンラインアーカイブログ削除機能>
ポイント
本製品の運用を行っている場合、基本は上記機能でアーカイブログを削除してください。
ただし、以下の場合は、管理者による手動での削除を検討してください。
Oracle Data Guard構成の場合
Flashback機能を併用する場合
アーカイブログ領域あふれの場合
(本製品のオンラインバックアップ後に発生した、バックアップしていないアーカイブログを削除する場合)
RESETLOGS前のアーカイブログを削除する場合
注意
バックアップしていないアーカイブログを手動削除する場合、アーカイブログの連続性が失われる可能性がありますので、オンライン復旧時の復元ポイントの指定に注意してください。
復元ポイントに「バックアップ時点」の指定は可能ですが、過去時点、および、破損直前の指定はできない可能性があります。
参照
ユーザー手動での削除手順については、「13.4.5 ユーザー操作によるアーカイブログの削除」を参照してください。