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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

3.3.6 アーカイブログの削除

アーカイブログ出力領域が不足するとデータベースが正常に稼動しないことがありますので、不要なアーカイブログを定期的に削除する必要があります。

<不要なアーカイブログ>

不要なアーカイブログを削除する方法は、以下の2通りの方法があります。


バックアップ時にアーカイブログを自動削除する方法

オンライン運用環境設定で、自動削除するかどうかを指定してください。
「自動削除する」と指定した場合、オンラインバックアップ機能やオンラインアーカイブログバックアップ機能で、アーカイブログのバックアップと同時にバックアップしたアーカイブログのみを自動的に削除します。

注意

  • 自動削除では、バックアップしていないアーカイブログは削除しません。


バックアップとは別のタイミングで削除する方法

オンラインアーカイブログ削除機能で、アーカイブログを削除します。
オンラインアーカイブログ削除機能は、オンラインバックアップ機能、または、アーカイブログバックアップ機能を実行した後にのみ実施できます。

注意

  • オンラインアーカイブログ削除機能では、バックアップ以前のアーカイブログも削除します。ただし、リカバリー中にRESETLOGSが実行された場合は、RESETLOGS前に出力されたアーカイブログは、オンラインアーカイブログ削除機能では削除できません。手動で削除してください。


削除対象のアーカイブログのイメージは、以下のとおりです。

<オンラインバックアップ機能(自動削除指定)>

図3.11 オンラインバックアップ 初回

図3.12 オンラインバックアップ 2回目


<オンラインアーカイブログ削除機能>

図3.13 オンラインアーカイブログ削除 初回

図3.14 オンラインアーカイブログ削除 2回目

ポイント

  • 本製品の運用を行っている場合、基本は上記機能でアーカイブログを削除してください。
    ただし、以下の場合は、管理者による手動での削除を検討してください。

    • Oracle Data Guard構成の場合

    • Flashback機能を併用する場合

    • アーカイブログ領域あふれの場合
      (本製品のオンラインバックアップ後に発生した、バックアップしていないアーカイブログを削除する場合)

    • RESETLOGS前のアーカイブログを削除する場合

    注意

    • バックアップしていないアーカイブログを手動削除する場合、アーカイブログの連続性が失われる可能性がありますので、オンライン復旧時の復元ポイントの指定に注意してください。
      復元ポイントに「バックアップ時点」の指定は可能ですが、過去時点、および、破損直前の指定はできない可能性があります。

    参照