ここでは、ターゲットデータベースのアーカイブログを手動で削除する場合に必要な作業について説明します。
オンラインアーカイブログ削除機能で削除できないアーカイブログを削除した場合には、削除したアーカイブログが必要となる復旧は実施できませんので注意して実施してください。
それぞれの作業内容・運用に合わせた手順を実施してください。
注意
手動でアーカイブログを削除した場合、削除されたアーカイブログを使用する復旧(例:手動でアーカイブログを削除する前に取得したバックアップから直近までのリカバリー)はできなくなりますので注意してください。
RMANコマンドを使用してアーカイブログを削除する場合、以下の手順で実施してください。
RMANコマンドでのアーカイブログ削除
OracleユーザーでRMANコマンドを使用してターゲットデータベースに接続しアーカイブログを削除します。
例:2011年1月2日3時4分5秒 以前のアーカイブログを削除する場合
% rman target / nocatalog RMAN> delete archivelog all completed before "to_date('20110102030405','YYYYMMDDHH24MISS')"; : このオブジェクトを削除しますか(YESまたはNOを入力してください)。YES : RMAN> exit
オンラインバックアップ
参照
オンラインバックアップについては、「9.3 オンラインバックアップ系の画面操作手順」を参照してください。
RMANコマンド以外のOSコマンドやasmcmdコマンドを使用してアーカイブログを削除する場合、以下の手順で実施してください。
RMANコマンド以外でのアーカイブログの削除
ファイルシステムにアーカイブログを出力している場合には、OSコマンドで削除をしてください。
ASMディスク・グループに出力している場合には、asmcmdコマンドを使用して削除をしてください。
RMANコマンド以外で削除したアーカイブログの情報をターゲットデータベースに反映
OracleユーザーでRMANコマンドを使用してターゲットデータベースに接続して、crosscheckコマンドを実行します。
例:2011年1月2日3時4分5秒 以前のアーカイブログを削除する場合
% rman target / nocatalog RMAN> crosscheck archivelog all; : RMAN> exit
オンラインバックアップ
参照
オンラインバックアップについては、「9.3 オンラインバックアップ系の画面操作手順」を参照してください。
アーカイブログはオフラインバックアップ対象外であるため、アーカイブログ削除時に必要な作業はありません。
OSコマンドまたはasmcmdコマンドを使用して手動でアーカイブログを削除してください。