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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

20.2.6 オフラインバックアップ定義ファイル (rmfo_offline.ini)

オフラインバックアップに関する基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「オフラインバックアップ定義ファイル」と呼びます。

オフラインバックアップ定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir\conf\work\confname\rmfo_offline.ini

installdir : 本製品のインストールフォルダー
confname : 環境設定名

注意

環境設定名には、「20.2.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)」の「CONF_NAME」に設定する値と同じ値を使用してください。

オフラインバックアップ定義ファイルは、「基本情報ファイル」の「データベースファイル種別」および「データベースバックアップ方法」によって、記述する内容が異なります。


「データファイルバックアップ方法」が「ACM(OPC)」「ACM(QuickOPC)」の場合
「データベースファイル種別」が「1:ファイルシステム」の場合

ACM/ファイルシステムの場合」を参照してください。

「データベースファイル種別」が「3:ASM」の場合

ACM/ASMの場合」を参照してください。

「データファイルバックアップ方法」が「CCM(QuickOPC)」の場合

CCMの場合」を参照してください。


ACM/ファイルシステムの場合

オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ元先領域に関する情報を、以下のフォーマットで記述します。

|バックアップ元ボリューム||バックアップ先ボリューム

オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。

名称

設定値

バックアップ元ボリューム

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「\」、「-」、「:」、「.」、「@」です。

  • 128文字以内を推奨します。

  • 「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定する必要があります。

バックアップ先ボリューム

オフラインバックアップ先ボリュームを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「\」、「-」、「:」、「.」、「@」です。

  • 128文字以内を推奨します。

  • 「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定する必要があります。

注意

  • 以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    • データファイル(表領域)

    • 一時ファイル(一時表領域)

    • スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)

  • 設定値を区切る「|」は省略できません。

  • 「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。

  • 空行を入れないでください。

  • 最大行数は1024行です。

  • バックアップ元ボリューム、バックアップ先ボリュームは、ACMのswsrpvolinfoコマンドで表示されるOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。

参照

swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。


ACM/ASMの場合

オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ元先領域に関する情報を、以下のフォーマットで記述します。

ASMディスク・グループ|バックアップ元ボリューム||バックアップ先ボリューム

オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。

名称

設定値

ASMディスク・グループ名

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のASMディスク・グループ名を指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字と一部の記号(「_」、「#」、「$」)です。

  • 最大長は30文字です

  • ASMディスク・グループ名の先頭に「+」を指定しないでください。

バックアップ元ボリューム

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域の、物理ディスクのボリュームを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「\」、「-」、「:」、「.」、「@」です。

  • 128文字以内を推奨します。

  • 「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定する必要があります。

バックアップ先ボリューム

オフラインバックアップ先ボリュームを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「\」、「-」、「:」、「.」、「@」です。

  • 128文字以内を推奨します。

  • 「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定する必要があります。

注意

  • 以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    • データファイル(表領域)

    • 一時ファイル(一時表領域)

    • SPFILE

    • スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)

  • 設定値を区切る「|」は省略できません。

  • 「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。

  • 空行を入れないでください。

  • 最大行数は1024行です。

  • バックアップ元ボリューム、バックアップ先ボリュームは、ACMのswsrpvolinfo”コマンドで表示されるOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。

参照

swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。


CCMの場合

オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのCCMコピーペアに関する情報を、以下のフォーマットで記述します。

ASMディスク・グループ名|コピーグループ||コピーペア

オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。

名称

設定値

ASMディスク・グループ名

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のASMディスク・グループ名を指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字と一部の記号(「_」、「#」、「$」)です。

  • 最大長は30文字です

  • ASMディスク・グループ名の先頭に「+」を指定しないでください。

コピーグループ

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のASMディスク・グループに属するボリュームの、CCMコピーグループを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「-」、「#」、「.」、「+」です。

  • 半角英数字で始まる値を指定してください。

  • 最大長は64文字です。

コピーペア

ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のASMディスク・グループに属するボリュームの、CCMコピーペアを指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、以下を除く記号です。

    「~」「%」「@」「*」「?」「"」「<」「>」「/」「|」「&」「;」「^」「=」

注意

  • 以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    • データファイル(表領域)

    • 一時ファイル(一時表領域)

    • SPFILE

    • スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)

    上記のデータベースファイルが格納されているASMディスク・グループに属するボリュームをすべて指定してください。また、複数のASMディスク・グループで同一ボリューム(コピーペアのコピー元ボリューム)を使用している場合、同じコピーペアの設定で、ASMディスク・グループ数分の行を設定してください。

  • 設定値を区切る「|」は省略できません。

  • 「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。

  • 空行を入れないでください。

  • 最大行数は1024行です。

  • コピーグループは、CCMの“acgroup list”コマンドで表示されるグループ名を指定してください。

  • コピーペアは、CCMの“acgroup detail -g <コピーグループ>”コマンドで表示されるコピーペアを指定してください。

参照

acgroupコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。