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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

7.1.8 【クラスタ構成】画面からオンライン運用環境設定を変更する

クラスタ構成の環境で、画面から本製品の機能を実行して、オンライン運用環境設定を変更する手順について説明します。

注意

RAC構成でバックアップ方法にACMレプリケーション機能を使用する場合は、複数ノード運用ができないため、シングル構成の場合を参照してください。


図7.8 【クラスタ構成】画面からのオンライン運用環境設定変更


注意

環境設定情報には、項目の値を設定すると、他の項目が自動的に変わる場合があります。詳細については、「C.1 画面からオンライン運用環境設定を作成・編集する場合の依存項目一覧」を参照してください。


  1. 事前作業の確認

    オンライン運用環境設定を行うために、事前に行うべき作業が完了していることを確認します。
    詳細については、「7.2 オンライン運用環境設定の前に」を参照してください。

  2. 【RMfO機能】オンラインバックアップ初期化(プライマリノード)

    オンラインバックアップ取得済みの場合は、変更する項目によって、オンラインバックアップの初期化が必要な場合があります。
    必要な場合は、オンラインバックアップ画面からオンラインバックアップの初期化を行ってください。
    詳細については、「9.3.5 【GUI操作】オンラインバックアップ初期化機能」を参照してください。

    ポイント

    オンラインバックアップ初期化が必要なケースについては、「C.2 画面からオンライン運用環境設定を変更する場合の条件一覧」を参照してください。

  3. 【RMfO機能】オンラインノード情報削除(すべてのリモートノード)

    4.でリカバリ・カタログ・データベースの削除を行う場合は、オンラインノード情報の削除を行います。
    リカバリ・カタログ・データベースの削除が必要ない変更の場合、この手順を行う必要はありません。

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。ノード情報セットアップ済みのすべてのリモートノードで実施してください。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      オンラインノード情報削除を実行するノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.3.5 オンライン環境設定情報の削除」を参照してください。

    すべてのリモートノードでオンラインノード情報削除を実行したら、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。

    <RAC構成の場合>

    RAC構成で、複数ノード運用を行っている場合、以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。本製品の運用を行っているすべてのリモートノードで実施してください。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.3.5 オンライン環境設定情報の削除」を参照してください。

    3. RMANバックアップ領域内の資源削除

      オンラインノード削除を実行したリモートノードの、以下の領域内のすべてのフォルダー・ファイルを削除してください。

      • データファイルバックアップ領域(RMAN)(バックアップ方法がRMANの場合のみ)

      • 制御ファイルバックアップ領域

      • アーカイブログバックアップ領域

      • SPFILEバックアップ領域

    4. RMfO管理領域の再同期

      オンラインノード情報削除を行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。

  4. 【RMfO機能】リカバリカタログデータベースの削除(プライマリノード)

    リカバリ・カタログ・データベース作成済みの場合は、変更する項目によって、リカバリ・カタログ・データベースの削除が必要な場合があります。
    必要な場合は、オンライン環境設定画面からリカバリ・カタログ・データベースの削除を行ってください。
    詳細については、「7.3.8 リカバリ・カタログ・データベースの削除」を参照してください。

    ポイント

    リカバリ・カタログ・データベースの削除が必要なケースについては、「C.2 画面からオンライン運用環境設定を変更する場合の条件一覧」を参照してください。

  5. Oracle Net Services構成ファイルの変更すべてのクラスタノード)

    4.でリカバリ・カタログ・データベースを削除した場合、すべてのクラスタノードで、listener.oraとtnsnames.oraから、リカバリ・カタログ・データベースと、リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーの定義を削除します。
    詳細については、「7.5.2 Oracle Net Services構成ファイルの変更」を参照してください。

  6. RMfO機能】オンライン環境設定情報の編集(プライマリノード)

    オンライン環境設定画面を使用して、オンライン環境設定情報の編集を行います。
    詳細については、「7.3.3 オンライン環境設定情報の編集」を参照してください。

  7. 【RMfO機能】リカバリカタログデータベースの作成またはリカバリ・カタログの更新(プライマリノード)

    リカバリ・カタログ・データベースの削除を行っている場合は、オンライン環境設定画面を使用して、リカバリ・カタログ・データベースの作成を行います。
    詳細については、「7.3.6 リカバリ・カタログ・データベースの作成」を参照してください。

    リカバリ・カタログ・データベースの削除を行っていない場合は、リカバリ・カタログの更新が必要な場合があります。
    オンライン環境設定画面を使用して、リカバリ・カタログの更新を行います。
    詳細については、「7.3.7 リカバリ・カタログの更新」を参照してください。

    ポイント

    リカバリ・カタログの更新が必要なケースについては、「C.2 画面からオンライン運用環境設定を変更する場合の条件一覧」を参照してください。

  8. 【RMfO機能】オンラインノード情報セットアップまたはオンライン環境設定情報の編集確認(すべてのリモートノード)

    4.と6.でリカバリ・カタログ・データベースの削除と作成を行った場合は、すべてのリモートノードで、オンラインノード情報セットアップを行います。

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      オンラインノード情報セットアップを実行するノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンラインノード情報セットアップの実行

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「7.3.9 オンラインノード情報セットアップ」を参照してください。

    すべてのリモートノードでオンラインノード情報セットアップを実行したら、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。

    <RAC構成の場合>

    RAC構成で、複数ノード運用を行う場合、以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンラインノード情報セットアップの実行

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「7.3.9 オンラインノード情報セットアップ」を参照してください。

    3. RMfO管理領域の再同期

      オンラインノード情報セットアップを行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。


    リカバリ・カタログ・データベースの削除と作成を行っていない場合は、オンライン環境設定情報の編集確認を実施します。

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、すべてのリモートノードで、オンライン環境設定情報の編集確認を行います。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      編集確認を行うノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンライン環境設定情報の編集確認

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンライン環境設定情報の編集確認を実施します。詳細については、「7.3.4 オンライン環境設定情報の編集確認」を参照してください。

    <RAC構成の場合>

    以下の手順で、すべてのリモートノードで、オンライン環境設定情報の編集確認を行います。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンライン環境設定情報の編集確認

      オンライン環境設定画面を使用して、リモートノードでオンライン環境設定情報の編集確認を実施します。詳細については、「7.3.4 オンライン環境設定情報の編集確認」を参照してください。

  9. 運用環境設定のバックアップを取得(すべてのクラスタノード)

    オンライン運用環境設定のバックアップを取得してください。
    オンライン運用環境設定のバックアップ方法については、「7.5.1 オンライン運用環境設定のバックアップ」を参照してください。