オンラインバックアップ運用を実行する場合、以下の条件を満たす必要があります。
ターゲットデータベースは、オープン状態である必要があります。
ターゲットデータベースは、破損状態ではなく正常状態である必要があります。
ターゲットデータベースは、ARCHIVELOGモードで動作している必要があります。
ターゲットデータベースのアーカイブログ出力先を多重化している場合、すべての多重化されたアーカイブログ出力先を実行ノードから参照できる必要があります。
注意
OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベース環境でバックアップを実行した場合は、すべての表領域がONLINE状態になります。
RAC構成の場合、実行ノードからすべてのクラスタノードのアーカイブログ領域が参照できる必要があります。
RAC構成の場合、実行ノード、および、実行ノード以外で縮退していないノードで、Oracle Clusterwareが起動されている必要があります。また、実行ノードでOracle Clusterwareのデータベースリソースやインスタンスリソースの状態がONLINEである必要があります。
実行ノードでASMインスタンスが起動されている必要があります。
バックアップ対象資源が配置されているすべてASMディスク・グループは、実行ノードではマウントされている必要があります。
実行ノード以外ではマウント状態・ディスマウント状態のどちらでも問題ありません。
ASMが再バランス中であれば、再バランスを停止する必要があります。
HA構成の場合は、WSFC/OFSが正常に動作している必要があります。
実行ノードで、必要なディスクリソースやOracleリソース、ACMリソースなどがオンラインである必要があります。
「3.8.1 クラスタリソースの制御について」に記載されているクラスタリソース制御を、機能の実行前後に行う必要があります。
ACMを使用する場合は、実行ノードでACM機能を使用できる必要があります。
オンラインバックアップ前に、同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧を行った場合、物理コピーが完了している必要があります。
参照
ACM機能の物理コピーについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
物理コピーの対応ポイントについては、「3.9 ACM使用時の注意点」を参照してください。