Linkexpress Replication optionのパラメーターを設定する場合に必要な条件や手順を説明します。
Linkexpress Replication optionのパラメーター設定を行う場合の前提条件は以下のとおりです。
レプリケーションシステムとするSymfoware Serverが起動可能な状態であること。
レプリケーションシステムとするSymfoware Serverが事前に停止していること。
ローデバイスを使用する場合、ローデバイスが作成済であること。
クラスタシステムの場合、運用側の設定を完了してから待機側を設定すること。
設定済パラメーターの値を変更するためにパラメーター設定を再実行する場合、レプリケーション運用と差分ログファイルの取得がすべて終了していること。
Linkexpress Replication optionのパラメーターを設定する場合の注意事項は以下のとおりです。
1回のパラメーター設定で、1つのレプリケーションシステムを設定することができます。
RDBNAMEパラメーターでレプリケーションシステムとするSymfoware Serverを指定します。RDBNAMEパラメーターを省略した場合、RDBシステム名を使用しないレプリケーションシステムを設定します。
REPLICATIONパラメーターにONを指定し、かつ、TRF_DT_PATHパラメーターを指定した場合、動作環境ファイルとトランザクションログファイルを作成します。
REPLICATIONパラメーターにOFFを指定した場合、または、TRF_DT_PATHパラメーターを省略した場合、動作環境ファイルを作成しますが、トランザクションログファイルは作成しません。パラメーター設定後、別途トランザクションログファイルを作成する必要があります。
クラスタシステムの待機側を設定する場合、TRF_DT_PATHパラメーターを指定しないでください。指定すると、パラメーター設定スクリプトがエラー終了します。
動作環境ファイルおよびトランザクションログファイルが作成されていない場合、レプリケーションシステムを起動することができません。
抽出定義、DBサービス定義、レプリケーション業務の作成は、パラメーター設定完了後、レプリケーションシステムを起動してから別途行なってください。
DEFMNGPATH、LOGMNGPATH、TRF_DT_PATH、TRF_IX_PATHの各パラメーターの値を変更する場合、変更前の各パラメーターに指定していたディレクトリとその配下にあるファイル(※)を削除する必要があります。
※以下のファイルです。
[パラメーターDEFMNGPATHで指定したディレクトリ配下]
抽出定義管理ファイル
抽出定義番号採番用ファイル
レプリケーション内部トレースファイル
レプリケーション制御ファイル
[パラメーターLOGMNGPATHで指定したディレクトリ配下]
差分ログファイル
トランザクションログファイルの管理部
[パラメーターTRF_DT_PATHで指定したディレクトリ配下]
トランザクションログファイルのデータ部
トランザクションログファイルのインデックス部(パラメーターTRF_IX_PATH省略時)
[パラメーターTRF_IX_PATHで指定したディレクトリ配下]
トランザクションログファイルのインデックス部
パラメーター設定スクリプトでエラーが発生した場合、動作環境ファイルおよびトランザクションログファイルが作成途中の状態でもパラメーターの設定を中止し、パラメーター設定スクリプトは復帰値1で異常終了します。
パラメーター設定スクリプトが異常終了した場合、メッセージから異常の原因を取り除いた後、パラメーター設定を再実行してください。
パラメーター設定を再実行することで、動作環境ファイルおよびトランザクションログファイルを正しく作成することができます。
パラメーターの設定は、以下の順に行なってください。
Symfoware Serverを停止します。
Linkexpress Replication optionのパラメーターを設定します。
Linkexpress Replication optionのパラメーター設定後の手順を実行します。
注意
Linkexpressのパラメーター設定は、事前に行う必要はありません。
Linkexpress Replication optionのパラメーターを設定した後に、サーバーを再起動する必要はありません。
Linkexpress Replication optionのパラメーターを設定した後レプリケーション運用を実行するには、以下を作成してからレプリケーション運用を開始してください。
抽出定義
DBサービス定義
レプリケーション業務の定義