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Systemwalker Software Configuration Manager パラメーターリファレンス
FUJITSU Software

1.18.3 ミドルウェア個別処理(パラメーター設定編)

Interstage Shunsaku Data Managerのパラメーターを設定する場合に必要な条件や手順を説明します。


パラメーター設定を行うことにより、対象サーバでShunsakuシステムを動作させるために必要な以下のファイルが、Interstage Shunsaku Data Managerのファイル構成にしたがって配置されます。

パラメーター設定時に、対象サーバに配置する上記ファイルのファイル名を、パラメーターの値として指定します。

対象サーバに配置する上記ファイルは、「パラメーター設定の手順」にしたがってあらかじめ作成しておき、パラメーターパッケージとして登録します。


参照

ファイル構成については、『Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド』の「ファイル構成」を参照してください。

注意

サーバ増設などにより、Interstage Shunsaku Data Managerのシステム構成を変更する場合、『Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド』にしたがってください。


1.18.3.1 パラメーター設定の動作条件

Interstage Shunsaku Data Managerのパラメーター設定を行うには、対象サーバにInterstage Shunsaku Data Managerがインストールされている必要があります。

参照

Interstage Shunsaku Data Managerのインストール手順については、『Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド』を参照してください。

1.18.3.2 パラメーター設定の手順

  1. Interstage Shunsaku Data Managerの各動作環境ファイル・動作条件ファイルの作成

    対象サーバに配置する、Interstage Shunsaku Data Managerの各動作環境ファイル・動作条件ファイルを作成してください。

    参照

    各ファイルの記述形式については、以下のマニュアルを参照してください。

    • 各動作環境ファイル

      • 『Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド』の「動作環境ファイルの実行パラメタ」

    • ダイレクトアクセスキー定義ファイル

      • 『Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド』の「ダイレクトアクセスキー環境の構築」

    ファイル名の制限については、以下のマニュアルを参照してください。

    • 各種動作環境ファイル

      • 『Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド』の「ファイル構成」

      • 『Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド』の「定量値」

    • ダイレクトアクセスキー定義ファイル

      • 『Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド』の「ダイレクトアクセスにおける定量値」

    注意

    • 各動作環境ファイル・動作条件ファイルの改行コードは、対象サーバのOSに合わせて作成してください

      【Windows】

      CR+LF(キャリッジリターン+ラインフィード)

      【Linux】

      LF(ラインフィード)

    • API用動作環境ファイル名に、マルチバイト文字、および、以下のシングルバイトの記号を指定しないでください。

      ; | & ^ $ ? * < > ( ) [ ] { } ` " ' % \ ! + -

    作成したファイルの名前が、配置されるファイルのファイル名になります。

    配置する先に、同じ名前のファイルがすでに存在する場合は、上書きします。

    ポイント

    【Linux】

    配置する先に同じ名前のファイルが存在しない場合(新規に配置する場合)は、ファイルの権限は644となります。

  2. パラメーターパッケージの作成

    手順1.で作成したファイルを、zip形式で圧縮し、パラメーターパッケージを作成してください。

    パラメーターパッケージの圧縮ファイルは、以下の構成となるように作成してください。

    shunsaku_parampkg.zip[任意のファイル名]
    ┼ system[ディレクトリ]          (注)
    |  ┼システム用動作環境ファイル
    ┼ conductor[ディレクトリ]       (注)
    |  ┼ conductor用動作環境ファイル
    ┼ director[ディレクトリ]        (注)
    |  ┼ director用動作環境ファイル
    |  ┼ 動作条件ファイル
    ┼ sorter[ディレクトリ]          (注)
    |  ┼ sorter用動作環境ファイル
    ┼ searcher[ディレクトリ]        (注)
    |  ┼ searcher用動作環境ファイル
    ┼ api[ディレクトリ]             (注)
        ┼ API用動作環境ファイル

    注) ディレクトリ名は全て小文字としてください。


    ファイルを配置しないディレクトリは省略可能です。

    各ディレクトリ配下には、対象とするファイルを複数配置できます。

    パラメーターパッケージの構成例を以下に示します。

    shunsaku_pkg_20130207.zip	<-- 任意のファイル名(注)
    ┼ system	
    |  ┼shunsaku.cfg        <-- システム用動作環境ファイル
    ┼ conductor
    |  ┼ shunc.cfg          <-- conductor用動作環境ファイル
    ┼ director
    |  ┼ shund1.cfg         <-- director用動作環境ファイル
    |  ┼ shund2.cfg         <-- director用動作環境ファイル
    |  ┼ DirectKey1.txt     <-- 動作条件ファイル
    |  ┼ DirectKey2.txt     <-- 動作条件ファイル
    ┼ sorter
    |  ┼ shuno1.cfg         <-- sorter用動作環境ファイル
    ┼ searcher
    |  ┼ shuns01.cfg        <-- searcher用動作環境ファイル
    |  ┼ shuns02.cfg        <-- searcher用動作環境ファイル
    |  ┼ shuns03.cfg        <-- searcher用動作環境ファイル
    |  ┼ shunsw01.cfg       <-- searcher用動作環境ファイル
    ┼ api
        ┼ api.cfg            <-- api用動作環境ファイル

    注) パラメーターパッケージのファイル名は任意です。


    参照

    • パラメーターパッケージについては、『開発ガイド』の「パッケージファイル」を参照してください。

    • パラメーターパッケージの制限については、『運用ガイド』の「事前定義のパラメーター」を参照してください。

  3. パラメーターパッケージをCFMGへ登録

    手順2.で生成したパラメーターパッケージをCFMGへ登録します。

    登録については、事前定義登録、管理コンソールからのアップロード、いずれかの方法で実施してください。

    参照

    パラメーターパッケージの登録方法については、以下を参照してください。

    • 事前定義登録によりパラメーターパッケージを登録する場合
      『リファレンスガイド』の「swcfmg_param_predef(事前定義パラメーターの管理コマンド)」

    • 管理コンソールからのアップロードによりパラメーターパッケージを登録する場合
      『操作ガイド』の「パラメーター設定ウィザード」

  4. パラメーターの設定

    手順3.で登録した、パラメーターパッケージに含まれるInterstage Shunsaku Data Managerの各動作環境ファイル・動作条件ファイルのファイル名を、各パラメーターの値に設定してください。

    注意

    キーに対応する値がパラメーターパッケージ内に存在しない場合、そのパラメーターを設定しないでください。

    参照

    パラメーターの設定については、『操作ガイド』の「パラメーター設定ウィザード」を参照してください。


1.18.3.3 パラメーター設定後の手順

Interstage Shunsaku Data Managerのパラメーターを設定した後に、製品を利用するために必要な手順を説明します。


パラメーターを設定した後、パラメーターで設定した内容をInterstage Shunsaku Data Managerの環境に反映する必要があります。

以下のいずれかの方法で、パラメーターで設定した内容を反映してください。

《反映方法1》shunsyscfgeditコマンドで反映する

以下のコマンドを実行してください。

shunsyscfgedit -n Shunsakuシステム名

注意

Interstage Shunsaku Data Managerの環境に対する変更内容によっては、本コマンドでは反映できないものがあります。

本コマンドで反映が可能な環境の変更については、『Interstage Shunsaku Data Manager コマンドリファレンス』の「shunsyscfgedit」を参照してください。

参照

コマンド詳細については『Interstage Shunsaku Data Manager コマンドリファレンス』の「shunsyscfgedit」を参照してください。


《反映方法2》Interstage Shunsaku Data Managerの再起動により反映する

以下の手順に従い、再起動してください。

  1. パラメーターを設定したShunsakuシステムが動作中である場合、Shunsakuシステムを停止してください。

    shunsysstop -n Shunsakuシステム名
  2. パラメーターを設定したShunsakuシステムを起動してください。

    shunsysstart -n Shunsakuシステム名

参照

詳細については、『Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド』の「起動と停止」を参照してください。