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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

3.5.6 サブプールの容量拡張

Tierプールを構成するサブプールの容量は、拡張可能です。

サブプール容量拡張に指定できる項目は以下のとおりです。

Tierプールの基本設定項目

項目名

指定

説明

CMを追加する

任意

TierプールのCMの指定です。

Tierプールを作成した際にCMを指定した場合だけ、CMを追加できます。

ディスク選択

任意

サブプールを構成するディスクの選択方法です。自動選択(Auto)と手動選択(Manual)があります。

サブプールの設定項目

項目名

指定

説明

FTSP名

必須

容量を拡張するサブプールの名称です。

操作対象のサブプール名がデフォルト表示されますが、サブプール名は変更可能です。変更するときは、ストレージ装置内で一意となる名前を指定する必要があります。

平準化

任意

Tierプール平準化の実施を指定します。

デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない(Tierプール平準化を実施しない)状態です。

サブプール容量拡張と同時にTierプール平準化を開始する場合は、チェックボックスをチェックします。

必要最低容量

必須

サブプールとして最小限必要な容量(拡張後のサブプール容量)です。

Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で自動選択(Auto)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。

ディスク

必須

サブプールを構成するRAIDグループのディスクです。
RAIDグループの信頼性によって、必要なディスク数が異なります。

Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]で手動選択(Manual)を指定した場合に、本項目の指定が必須です。

CMを指定する

任意

サブプールを構成するRAIDグループのCMの指定です。

サブプールの容量拡張方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールのサブプール容量拡張」を参照してください。

注意

サブプールの容量拡張を行うと、サブプール内でデータの偏りが発生し、アクセス性能に差が出ることがあります。データの偏りを解消するには、Tierプール平準化を実施してください。
Tierプール平準化は、サブプール容量拡張を行う際や、サブプール容量拡張を行ったあとに実施できます。実施方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の以下箇所を参照してください。

Tierプール平準化の実施契機

参照先

サブプール容量拡張を行うとき

「Tierプールのサブプール容量拡張」

サブプール容量拡張を行ったあと

「Tierプール平準化の開始/停止」

参照

Tierプールの平準化の詳細は、「4.7 Tierプールの平準化」を参照してください。