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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

5.2.5 SNMPトラップ送信先の自動設定機能について

装置登録時に実施されるSNMPトラップ送信先の自動設定機能とその正確性について説明します。

運用管理サーバが1つのIPアドレスだけを保持している場合

本製品は運用管理サーバの「IPアドレスA」を自動的に判断し、各管理対象装置のSNMPトラップ送信先に「IPアドレスA」を設定します。

運用管理サーバが複数のIPアドレスを保持している場合

運用管理サーバがクラスタ構成、冗長LAN構成、複数のサブネットに接続されている構成などで、複数のIPアドレスを保持している場合です。

本製品は、運用管理サーバの複数のIPアドレスの中でもできるだけ送信IPアドレスとしてふさわしいものを各装置に設定します。しかし、この論理は100%カバーできるものではありません。例えば、下図の環境で、「IPアドレスD」をSNMPトラップ送信先として管理対象装置1に設定することがあります。これは、現在のLANの特性上、自動検出できないケースが存在するためです。このような環境では、装置登録後、各装置のSNMPトラップ送信先設定を確認し、必要があれば装置側のSNMPトラップ設定を直接実施する必要があります。
下図の場合、管理対象装置1のSNMPトラップ送信先を「IPアドレスA」に、サーバノード2のSNMPトラップ送信アドレスを「論理IPアドレスF」に設定します。サーバノードのSNMPトラップ送信アドレスの手動設定は、「2.1 SNMPトラップ受信」を参照してください。

ポイント

サーバノードがSNMPトラップを送信するには、サーバノードにエージェントのインストールが必要です。