ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

2.1 SNMPトラップ受信

まず、装置がSNMPトラップを送信できる環境を作ります。

サーバノード

SNMPトラップ送信アドレスは、本製品で装置を登録するときにサーバノードのエージェントに自動設定されます。ただし、マネージャーのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを設定できない場合があります。そのような場合は、SNMPトラップ送信アドレスがサーバノードのエージェントに正しく設定されているかを確認し、修正が必要な場合は直接編集してください。なお、SNMPトラップ送信アドレスは、サーバノードの以下のファイルに記述されます。当ファイルの内容を反映するには、エージェントの再起動が必要です。

サーバノードのOS

ファイル格納場所

Windows

$TMP_DIR\ESC\Agent\var\sanm.ip
($TMP_DIRは、エージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

Solaris OS、
Linux、
HP-UX、
AIX

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

注意

VMware vSphere 4以降では、SNMPトラップ受信による障害監視はサポートしません。

サポートレベルAおよびB

SNMPトラップ送信アドレスは、本製品で装置を登録するときに各管理対象装置に自動設定されます。

ただし、マネージャーのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを各管理対象装置に設定できない場合があります。このような場合は、管理対象装置に正しくSNMPトラップ送信アドレスが設定されているかを確認してください。

なお、SNMPトラップ送信アドレスを自動設定した場合、SNMPトラップ送信先通信のコミュニティー名はpublic固定となります。

サポートレベルEおよびI(SNMPトラップサポート装置)

装置に対してSNMPトラップ送信アドレス を手動で運用管理サーバあてに設定します。設定方法は、装置の取扱説明書を参照してください。

サポートレベルI(SNMPトラップ未サポート装置)

装置側でSNMPトラップ機能をサポートしていないため、機構による障害監視はできません。

エージェントなしのSolaris OS、Windowsサーバノードを含むそのほかのサーバノードは、障害管理をサポートしていません。

注意

SNMPトラップ監視サービス(デーモン)を起動できているか確認してください。

起動できていない場合は起動してください。確認/起動方法は、以下を参照してください。