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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

5.2.1 装置の検索

本製品で装置を管理する場合、はじめに装置を検出する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。

参考

  • 以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の登録が行われます。

    • Storage Cruiserエージェント

    • VMware vSphere 4以降の、VMホストとVMゲスト

  • サーバノードを検出した場合でも、ホスト名が解決できないことがあります。
    このときは、“IP-IPアドレス”の形式でホスト名が表示されます。

  • 検索対象のサーバにIPv6アドレスが存在する場合でも、以下に示すOS上で動作するStorage CruiserエージェントはIPv4アドレスでの検索だけをサポートします。

    プラットフォーム

    OS

    Windows

    Windows Server 2003 R2, Standard Edition SP2
    Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition SP2
    Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition SP2
    Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition SP2
    Windows Server 2003, Standard Edition SP2
    Windows Server 2003, Standard x64 Edition SP2
    Windows Server 2003, Enterprise Edition SP2
    Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition SP2

    Solaris

    Solaris 9

    HP-UX

    全バージョン

    AIX

    全バージョン

サブネット内の装置の自動検出

サブネット内の装置の自動検出は、Webコンソール画面で対象のサブネットを指定します。

サブネット内の装置の検出により、マネージャーでサポートしている自動検出対応装置を画面に表示します。内部的に、SNMPによるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について自動表示します。

IPv6アドレスの装置は検出対象外です。IPv6アドレスで登録している装置が存在する場合、本機能は実施できません。IPv6アドレスの装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。

注意

  • 運用管理サーバが直接つながっているサブネット内の装置は、サブネットの指定によらず、自動検出の対象となります。

  • 内部的にSNMPによるブロードキャスト処理を実施するため、対象とするサブネットに対してブロードキャスト処理が通過する環境が必要です。

  • サブネット内の装置の自動検出ができない場合は、「1.2.9 サポートレベル」を確認してください。「1.2.9 サポートレベル」に記載されている“「サブネット内検出」に対応していない装置”は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。

  • ETERNUS ディスクアレイでSlave CM側のIPアドレスを設定している場合は、当該装置がMaster CM側のIPアドレスおよびSlave CM側のIPアドレスのどちらも検出されます。「5.2.2 装置の登録」でMaster CM側のIPアドレスの装置を指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定した場合、アクセスパスを設定できません。

IPアドレス指定による検出
  • Storage Cruiserエージェントを検出する場合

    対象装置のIPアドレスを指定してください。

  • VMware vSphere 4以降のVMホストとVMゲストを検出する場合

    VMホストのIPアドレスを指定してください。また、VMホストにログインするときに使用するユーザー名とパスワードを入力してください。

    参考

    • VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。

    • VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストを検出するには、Webコンソールで当該装置に対して[設定の再読み込み]を実行してください。

    注意

    • VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。

    • VMゲストだけを指定して登録することはできません。

  • CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を検出する場合

    ファブリック仮想代表IPおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。

  • 上記以外の装置を検出する場合

    対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。

注意

  • ETERNUS DX series, ETERNUS DX200Fの検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。

    • 装置導入後にETERNUS Web GUIからSNMP環境設定を一度も実施していない場合

      装置のSNMPエージェントが動作していません。「4.3.1 ETERNUS DX series, ETERNUS DX200F」を参照して SNMP 環境設定を実施してください。

    • ETERNUS DX60/DX80/DX90, DX S2 series, DX S3 series, ETERNUS DX200Fの場合

      装置検出ではMaster CM側のIPアドレスを指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定して検出・登録した場合、アクセスパスを設定できません。

  • Storage Cruiserエージェントの検索に失敗した場合、Storage Cruiserエージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、Storage Cruiserエージェントを起動してください。

  • ETERNUS SN200 ファイバーチャネルスイッチ、Brocadeファイバーチャネルスイッチ、およびPRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレードの検索に失敗した場合、装置側のSNMP MIBの設定を確認してください。詳細は、「4.2.1 SN200(Brocade)ファイバーチャネルスイッチ」の「SNMP-MIB設定」を参照してください。

  • AIX版エージェントを導入したサーバに関して、以下のような現象が発生する場合があります。

    • サーバを登録する際に非常に時間がかかる。

    • 設定の再読み込みに非常に時間がかかる。

    • 当該サーバに関するHBAポート情報が正しく認識されない場合がある。

    上記に該当する場合は、すべてのHBAポートについて、正しく結線されているか確認してください。結線していないHBAポートに対応するファイバーチャネルデバイスが存在する場合は、可能であれば削除してください。HBAポートとファイバーチャネルデバイスの対応の確認方法は、AIXのドキュメントを参照してください。なお、サーバを再起動すると、再度、本操作が必要となる場合があります。

    [未使用のファイバーチャネルデバイスfcs3を削除する場合の例]

    # /usr/sbin/rmdev -Rdl fcs3

    上記に該当しない場合は、「B.1 調査資料の採取」を参照して調査資料を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。