以下の手順で、CCMサーバ業務をセットアップします。
プライマリノードとセカンダリノードに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
注意
クラスタを構成するノードで運用中のAdvancedCopy Manager CCMがある場合は、以下のコマンドを使用して、実行中のすべてのアドバンスト・コピーを停止してください。
acopc cancelコマンド
acsnap cancelコマンド
acec cancelコマンド
管理サービスを実行中の場合は、-lanオプション付きでacservice stopコマンドを実行し、管理サービスを停止してください。
CCMサーバ業務を停止します。
CCMサーバ業務を既存のクラスタ業務に設定する場合、対象のクラスタ業務を停止します。
クラスタ業務を停止する手順は、使用しているクラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
共有データ用共有ディスクをマウントします。
プライマリノードから、共有データ用共有ディスクのファイルシステムにアクセスできるようにします。
「5.1.1.3 AdvancedCopy Manager CCMのカスタマイズ」を参照して、プライマリノードをカスタマイズします。
「5.1.2.3 AdvancedCopy Manager CCMのカスタマイズ」を参照して、セカンダリノードをカスタマイズします。
プライマリノードで、CCMサーバ業務にリソースを登録します。
CCMサーバ業務で必要なリソースは以下です。
共有データ用共有ディスク
詳細は、「10.1 Windows版クラスタシステムで必要なリソース」を参照してください。
AdvancedCopy Manager CCM用の汎用スクリプト
詳細は、「4.1.4 AdvancedCopy Manager CCMに必要なリソース」を参照してください。
CCMサーバ業務にリソースを登録する手順は、使用しているクラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
注意
共有データ用共有ディスクは、AdvancedCopy Manager CCM用の汎用スクリプトが実行される前にマウントされるように依存関係を設定してください。
AdvancedCopy Manager CCM用の汎用スクリプトの詳細は、「4.1.4 AdvancedCopy Manager CCMに必要なリソース」を参照してください。
プライマリノードで、CCMサーバ業務を起動します。
PATH環境変数を設定します。
AdvancedCopy Manager CCMのbinディレクトリをPATH環境変数に追加します。
詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMのセットアップ」にある「PATH環境変数の設定」を参照してください。
ネットワーク環境を設定します。
詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMのセットアップ」にある「ネットワーク環境の設定」を参照してください。
ユーザーアカウントを作成します。
AdvancedCopy Manager CCMを利用するためのユーザーを作成します。
詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「CCM利用ユーザーの作成」を参照してください。
クラスタシステムを運用するすべてのノードで、アクセスボリュームを設定します。
詳細は、「4.1.4 AdvancedCopy Manager CCMに必要なリソース」および『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「アクセスボリュームの設定」を参照してください。
ETERNUS ディスクアレイを登録します。
以下の手順に従って、ETERNUS ディスクアレイを登録してください。
ETERNUS ディスクアレイを登録済みの場合は、acarray removeコマンドを利用して登録を削除してください。そのあと、以下の手順に従って再登録してください。
acutil devsコマンドを実行して、出力結果を確認します。ETERNUS ディスクアレイのBox ID(BOX-ID)と論理ボリューム番号(LV No)から使用するアクセスボリュームを特定して、Deviceの値を確認してください。
> acutil devs Device BOX-ID LV No Size -------------- ---------------------------------------- ----- ------- PHYSICALDRIVE4 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x61 1048576 PHYSICALDRIVE5 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x62 1048576 PHYSICALDRIVE6 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x63 1048576 |
上記a.で確認したDeviceの値を使用して、acarray addコマンドでETERNUS ディスクアレイを登録します。
> acarray add -a E8000 -ip 10.124.6.251 -user root -password root -path a.のDeviceの値 Successful completion. |
例えば、使用するアクセスボリュームのBOX-IDが「00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003##」、LV Noが「0x61」の場合、以下のように指定します。
> acarray add -a E8000 -ip 10.124.6.251 -user root -password root -path PHYSICALDRIVE4 Successful completion. |
注意
クラスタを構成するすべてのノードで、同じアクセスボリュームを使用してください。
アクセスボリュームを使用する場合は、ETERNUS ディスクアレイの登録時、-pathオプション付きでacarray addコマンドを実行してください。
コピーグループを作成します。
詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーグループの作成」を参照してください。
コピーペアを追加します。
作成したコピーグループに、コピーペアを追加します。
詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーペアの追加」を参照してください。
コピーボリューム保護を設定します。
オペレーションミスなどでボリュームを破壊することを防ぐため、業務ボリュームにボリューム保護機能を設定できます。
詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーボリューム保護の設定」を参照してください。
CCMサーバ業務の環境設定ファイルをバックアップします。
不測の事態に備えて、環境設定ファイルをバックアップします。バックアップするファイルは、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。
参照
コマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。