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ETERNUS SF Express 16.2 / Storage Cruiser 16.2 / AdvancedCopy Manager 16.2 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.1.4 バージョンアップインストール後の作業

Storage Cruiserマネージャーをバージョンアップインストールした後は、以下の作業を行います。

5.1.4.1 旧バージョンレベルのリストア

5.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

AdvancedCopy Managerの運用環境

AdvancedCopy Managerをインストールしていた場合は、「5.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

注意

運用環境のリストアは、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。

参照

運用環境のリストアは、以下を参照して実施してください。

サーバ種別

OS種別

参照先

運用管理サーバ

Windows

A.9 リポジトリデータのリストア(Windows環境)

Solaris、
Linux

A.10 リポジトリデータのリストア(Solaris/Linux環境)

運用管理サーバ兼管理対象サーバ

Windows

以下の順に作業してください。

  1. A.9 リポジトリデータのリストア(Windows環境)

  2. A.11 管理情報のリストア(Windows環境)

Solaris、
Linux

以下の順に作業してください。

  1. A.10 リポジトリデータのリストア(Solaris/Linux環境)

  2. A.12 管理情報のリストア(Solaris/Linux環境)

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleをインストールしていた場合は、「5.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

参照

リストア方法は、「A.14 環境設定ファイルのリストア」を参照してください。

5.1.4.2 構成情報インポートコマンドの実行

管理者権限でesfadm devconf importコマンドを実行して、旧バージョンレベルの構成情報を移行します。esfadm devconf importコマンドを実行する前に、管理対象の装置・サーバにアクセスできる状態であることを確認してください。

esfadm devconf importコマンドを実行したあとは、esfadm devconf importstatusコマンドで[IMPORT STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。
また、移行対象のインポート状況の[STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。"Failed"の場合、構成情報の移行に失敗しているため、「12.4 異常発生時の対処」を参照し対処してください。

ポイント

本製品とファイバーチャネルスイッチ(Fabric OS v6.3以降)間の通信方法を、telnetからSSHに変更しています。対象スイッチのSSH機能が無効になっている場合は、SSH機能を有効にしてください。設定方法の詳細は、装置に付属のマニュアルを参照してください。

注意

esfadm devconf importコマンド実行時に管理対象の装置・サーバにアクセスできない状態の場合、装置の構成情報が移行されていないため、esfadm devconf importコマンドの再実行が必要です。

5.1.4.3 ユーザーアカウントの設定

ETERNUS SF Managerの機能を使うために、ユーザーアカウントの設定をします。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ユーザーアカウントの設定」を参照してください。

5.1.4.4 Webコンソールを利用するための設定

Webコンソールを起動するPCと運用管理サーバの間にファイアーウォールを設置する場合は、ファイアーウォールを通過できるように設定をします。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Webコンソールを利用するための設定」を参照してください。

5.1.4.5 ETERNUS ディスクアレイにアクセスできるアカウント情報の設定

ETERNUS ディスクアレイにアクセスできるアカウント情報(ユーザー名とパスワード)を設定します。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「ETERNUS ディスクアレイにアクセスできるアカウント情報の設定/変更」を参照してください。

5.1.4.6 ライセンスの設定

必要なライセンスを設定します。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。

5.1.4.7 不足情報の再定義

5.1.4.8 Symfowareのアンインストール

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerでは、Symfowareを使用していません。
SymfowareがETERNUS SF Managerだけに利用されていた場合に限り、Symfowareをアンインストールしてください。

Symfowareをアンインストールする手順は、以下のとおりです。

Windows環境の場合

[プログラムの追加と削除]画面または[プログラムと機能]画面で、Symfowareをアンインストールします。
Symfoware ServerとSymfoware Clientを共にインストールしている場合は、先にSymfoware Clientをアンインストールしてください。

Solaris環境、Linux環境の場合
  1. Symfowareのアンインストーラを起動してパッケージを削除します。
    このパッケージ機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # /opt/symfoware/setup/symfo_remove
  2. Symfowareのアンインストールを実行する確認メッセージが表示されます。実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。
    "y"を入力すると、アンインストールする機能を選択するメッセージが表示されます。"all"または"削除する番号"を入力して、アンインストールする機能を選択します。
    再度アンインストールの確認メッセージが表示されます。アンインストールを実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。

    allを指定して、アンインストールする場合の例
    インストール環境のチェックを開始します。
    インストール環境のチェックが終了しました。
    
    警告:他製品が "Symfoware Server Enterprise Edition" を利用している可能性があります。
    
    アンインストールを継続しますか?
    y: アンインストールを継続します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,q]: y
    
    "Symfoware Server Enterprise Edition"をアンインストールします。
    
    アンインストールする機能を選択してください。
    1: 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
    [all:全機能,1,q]: all
    
    選択した機能
    - 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    
    上記の機能のアンインストールを開始しますか?
    y: アンインストールを開始します
    n: 再び機能を選択します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,n,q]: y
    
    アンインストールを開始します。
  3. Symfowareのアンインストールが正常に終了すると、以下のメッセージが表示されます。

    "Symfoware Server Enterprise Edition"のアンインストールが正常終了しました。
  4. FSUNiconvパッケージがインストールされている場合、FSUNiconvパッケージを削除します(Solaris環境だけ)。
    このパッケージの機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # pkgrm FSUNiconv