Solaris版OutputASSIST/ListCREATORでは、過去に以下の版数(バージョン)の製品をご提供しています。
ここでは、Solaris版OutputASSIST/ListCREATORの各バージョンアップにともなう機能追加、および前バージョンからの機能強化項目について記載します。
製品名 | バージョン/レベル | 参照先 |
---|---|---|
ListCREATOR | 10.2 | |
10.1 | ||
10.0 | ||
OutputASSIST | 5.1 | |
5.0 | - |
ここでは、ListCREATOR 10.1からListCREATOR 10.2への機能追加について説明します。
帳票表現力
帳票の任意の位置にパーティションを複数定義できるフリーフレーム形式をサポートしました。
フリーフレーム形式を使用することで次の出力を行うことができます。
集計表を段組み出力できます。
明細を横方向に展開して出力できます。
矩形テキスト項目内に入力データが入りきらない場合に、矩形テキスト項目とパーティションの縦幅が自動で拡張され、データがすべて出力できるようになりました(帳票形式が集計表形式およびフリーフレーム形式の場合のみ有効)。
矩形テキスト項目内にデータが入りきらない場合に、自動的に矩形テキスト項目の行の高さや文字間隔を詰めたり、フォントを小さくしたりして、データがすべて出力できるようになりました(すべての帳票形式で有効)。
数字項目、テキスト項目、および矩形テキスト項目を帳票出力する場合、帳票出力時に属性を変更するための条件と変更する以下の項目属性を指定できるようになりました。
文字属性(フォントスタイル、色、下線、および抹消線)
背景色
網がけ
以下の演算子が指定された帳票を出力できるようになりました。
TSUM(帳票の先頭に合計を出力できます)
BSUM(BREAKごとの見出しに合計を出力できます)
BTPAGE(BREAKが発生した単位で総ページ数が出力できます)
BPAGE(集計表形式で、BREAKが発生した単位でページ番号を出力できます)
以下の段落を機能拡張しました。
制御頭書き段落(CNTL-HEAD)
$EOP指定をした段落に文が指定できるようになりました。
制御脚書き段落(CNTL-FOOT)
BREAKが発生せずに改ページする場合に、明細の合計など(制御脚書きパーティション)が出力できるようになりました($EOP指定)。
集団印刷する場合に、他の項目との優先順位を付けて集団印刷できるようになりました。
帳票業務情報
任意のファイルが添付された帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
保存したPDFファイルを開く際のAdobe Readerの以下の動作が指定された帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
PDFファイルの自動印刷指定
ツールバーの表示指定
メニューバーの表示指定
全画面表示指定
EAN-128のバーコードを出力する指定がある帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
バーコードを項目のサイズに収まるように出力する指定がある帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
帳票出力
Web手元印刷機能で、Webブラウザ側でのプレビュー後の印刷を抑止する機能を追加しました。
Web手元印刷機能(Javaアプリケーション連携機能)で、外字をエンベッド(埋込み)することができるようになりました。
Web手元印刷機能で、Netscape Navigator 6およびNetscape Navigator 7が使用できるようになりました。
入力データに該当するデータが存在しない場合でもエラーとならずに出力できるようになりました。
プリンタに出力する方法として、「FNP出力」をサポートしました。
HP-UX/Linuxへのリモート帳票出力ができるようになりました。
リモート帳票出力機能で、帳票出力時にアプリケーションサーバに配置したファイルを帳票出力サーバへバイナリモードで転送できるようになりました。
ここでは、ListCREATOR 10.0からListCREATOR 10.1への機能追加について説明します。
サポートオペレーティングシステム
Solaris 9に対応しました。
XML対応
XMLファイルを帳票出力時の入力データとして使用できるようになりました。
帳票表現力
以下の演算子が指定された帳票を出力できるようになりました。
CONNECTSTR(入力データの値(文字列)や固定文字列を自由に連結できます(文字列操作))
以下の演算子を機能拡張しました。
SET演算子
代入する定数が64バイトまで指定できるようになりました。
以下の段落を機能拡張しました。
制御頭書き段落(CNTL-HEAD)
BREAKが発生せずに改ページするときにも、明細の見出しなど(制御頭書きパーティション)が出力できるようになりました($EOP指定)。
明細段落(DETAIL)
明細を出力するときの条件に、データ項目が指定できるようになりました(明細の条件付き印字)。
以下の文を機能拡張しました。
SET文
代入する定数が64バイトまで指定できるようになりました。
項目名の長さが英数字30文字、または日本語30文字までが指定された帳票を出力できるようになりました。
PDFファイル保存時に、帳票に定義したTrueTypeフォントが使用できるようになりました。
帳票業務情報
電子保存後に印刷するときの情報が指定された帳票を出力できるようになりました。
PDFファイル保存時に、すべての文字をファイルに埋め込めるようになりました。また、ファイルに埋め込んだ文字も検索できるようになりました。
PDFファイル保存時に、JPEGファイルを圧縮するときの品質が指定できるようになりました。
出力方法
PDFファイルをメールの添付ファイルとして送信できるようになりました。
あらかじめ帳票で出力方法を指定しておかなくても、帳票出力時に出力方法が指定できるようになりました。
帳票出力
Javaインタフェースで、OWFファイルが生成できるようになりました。また、リモート帳票出力ができるようになりました。また、prprintコマンドと同等のメソッドが指定できるようになりました。
Web手元印刷機能で、Webブラウザ側でのプレビュー後の二重印刷を防止する機能を追加しました。
Web手元印刷機能で、Webブラウザ側での印刷時に、プリンタ名や印刷部数などの情報が変更できるようになりました。
帳票の出力完了を後で確認できるようになりました(イベント通知機能(Windowsへのリモート帳票出力時のみ))。
帳票出力時に、印字する原点位置が補正できるようになりました。
メディアデータの種別を拡張子により自動判別して出力できるようになりました。
組込みメディア項目に、JPEGデータを出力できるようになりました。
バーコードCODE128のデータをエンコードして指定できるようになりました。
入力データ中の改行コードのみの行を空行として扱えるようになりました。アプリケーションなどで生成したテキストファイルをそのままのイメージ(プレーンテキスト)で出力できるようになります。
入力データ中の改ページの制御コード(0x0C)に対応しました。
PDF出力時に用紙サイズに合わせた拡大/縮小の指定ができるようになりました。
マルチフォーム出力時に、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定ができるようになりました。また、実行時に、各帳票に定義した指定を有効にする指定もできます。
実行時に以下の属性が指定できるようになりました。
給紙方法切り替え指定(マルチフォーム出力時に、各帳票に定義した給紙方法)
印刷時の両面印刷指定
印刷時の両面印刷切り替え指定(マルチフォーム出力時に、各帳票に定義した両面印刷指定を有効にする指定)
リモート帳票出力機能で、帳票出力時にアプリケーションサーバに配置したファイルを帳票出力サーバへ転送できるようになりました。
他製品連携
Oracle E-Business Suiteと連携できるようになりました。
OCI連携機能で、Oracle 9iに対応しました。
Form Coordinatorの電子フォームをListCREATORでそのまま出力できるようになりました。
ここでは、OutputASSIST 5.1からListCREATOR 10.0への機能追加について説明します。
帳票表現力
用紙サイズに「はがき」を指定した場合に、「はがき」サイズで出力できるようになりました。
帳票の項目に以下の指定ができるようになりました。
抹消線
以下の項目種別で扱える項目長を拡張しました。
テキスト項目 : 2997バイトまで
矩形テキスト項目 : 9999バイトまで
非出力項目(レコードのみ項目) : 9999バイトまで
印刷時およびPDFファイル保存時に、組込みメディア項目にTIFFデータが出力できるようになりました。
数字項目の編集形式が「数値」または「通貨」の場合で、小数部桁数がある場合に、指定により、小数点の出力を抑止できるようになりました。
非出力項目(レコードのみ項目)(項目形式(レコード項目形式)が数字項目の場合)で、小数部桁数のあるデータが扱えるようになりました。
電子保存時およびPDFファイル保存時に、以下の種類のバーコードが出力できるようになりました。
QR Code(モデル1)
QR Code(モデル2)
帳票全体のバーコード情報として、以下の情報が指定された帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
キャラクタ間ギャップ幅
細太エレメント比
クワイエットゾーンの描画方法
以下の項目種別が出力できるようになりました。
ラジオボタン項目
チェックボックス項目
Web手元印刷機能で、DIV、CAL演算子による除算で、0での除算が発生したときにエラーとならないようにしました(コマンドはOutputASSIST 5.1で対応済み)。
帳票業務情報
実行時に以下の属性が指定できるようになりました。
電子保存時の作成時間
帳票出力
PDF変換機能を組み込みました。
文字コード変換機能を組み込みました(ただし、利用者定義文字を使用する場合は、CharsetMGRまたはCharset Managerが必要です)。
Servletや一般のJavaアプリケーションからListCREATORの帳票出力機能を使用するための「Javaインタフェース」を追加しました。
Windowsへのリモート帳票出力時、およびWeb手元印刷機能のJavaアプリケーション連携機能使用時に、入力データにUNICODE(UCS2/UTF8)のデータを使用できるようになりました。
Web手元印刷機能を使用してプレビューした画面で、印刷するプリンタを切り替えられるようになりました。
保守
Web手元印刷機能のWebブラウザ側のコンピュータでも、障害調査用情報採取ツールで情報が採取できるようになりました。
ここでは、OutputASSIST 5.0からOutputASSIST 5.1への機能追加について説明します。
帳票表現力
帳票の項目に以下が指定された帳票を出力できるようになりました。
矩形固定リテラル項目の文字列への「改行」入力
矩形テキスト項目での「ワードラップ」の指定
文字配置での「前空白データを削除しない」の指定
矩形テキスト項目の入力データに改行コードが指定された帳票を出力できるようになりました。
以下の演算子が指定された帳票を出力できるようになりました。
XMEDIA(CASEデータ出力機能を使用して条件判定して、メディアデータを出力できます)
HEADSTR(入力データの値(文字列)の前に特定の文字列を付加できます(文字列操作))
TAILSTR(入力データの値(文字列)の後に特定の文字列を付加できます(文字列操作))
CASE/DEFAULT(入力データの値を条件判定し、別の値を出力できます(「CASEデータ出力機能」))
PAGE-ALL(マルチフォーム出力時の全帳票を通してのページ番号が出力できます)
TPAGE-ALL(マルチフォーム出力時の全帳票を通しての総ページ数が出力できます)
集計表形式の帳票のレポート頭書きパーティションで、非出力項目(レコードのみ項目)を使用した帳票を出力できるようになりました。
コマンドで、DIV、CAL演算子による除算で、0での除算が発生したときにエラーとならないようにしました。
出力方法
PDFファイル保存できるようになりました。
帳票出力
複数フォーマットの帳票を1つの帳票として出力できる「マルチフォーム出力機能」を追加しました。
COBOLプログラムからOutputASSISTの各種帳票出力コマンドを簡単に呼び出せる「COBOLインタフェース」を追加しました。
InterstageなどJava対応のWebアプリケーションサーバ環境で、Webブラウザでプレビュー、手元印刷できるよう、Web手元印刷機能に「Javaアプリケーション連携機能」を追加しました。
入力データや帳票に、利用者定義文字や、JEF拡張漢字・非漢字、NEC特殊文字(や
など)などの文字が正しく出力できるように、文字コード系(EUC(U90)、EUC(S90))が選択できるようになりました。
実行時に以下の属性が指定できるようになりました。
コメント
印刷時の給紙方法
電子保存時の作成者
電子保存時の備考1~4
電子保存時の有効期限日数
電子保存時の有効期限経過後の自動削除指定
電子保存時の抜き出し検索指定
Solaris-Solaris間でリモート帳票出力ができるようになりました。
リモート帳票出力機能で、帳票出力時に使用する以下のファイルが転送できるようになりました。
ビットマップなどのメディアデータファイル
電子保存時のFAX受信者情報ファイル(Windowsへのリモート帳票出力時のみ)
スプール可能なページ数を65535ページから4,294,967,295ページまでに拡張しました。
保守
トラブル発生時にトラブル調査用資料を一度に漏れなく採取する障害調査用情報採取ツールを用意しました。
Centric Managerのシステムログ監視機能に対応し、ラベルやエラー種別によるきめ細かなフィルタリング処理ができるようになりました。